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僕たちは、ニジェールに新しい村をつくることにした。

僕は、ハウサ族の人たちと共にアフリカで新しい村をつくる。


場所はニジェールとナイジェリアの国境付近。きっかけは、ニジェールの村へ、たった一人出向き、そのまま12年住み続けている恩人・三木夏樹さん。

三木さんは、現地のオマルさんと共にNGOを立ち上げた。

村では、道徳観が育まれる前に、便利な道具が流入し、若者が荒れ狂いはじめ、自己中心的な豪農が増え、人が人を破壊してどんどんと荒廃し続けたという。そんな中、生きづらさを感じている村人たちが手を上げて、土地を購入し(土地が誰かのものになり値段が付いているのは近年のこと!)、これから移住をして、彼らが運営するNGOの活動村である200村から20家族が移住することになった。

もしかしたら武装勢力に潰されるかもしれないし、途中で頓挫してしまうかもしれない。だけど彼らは、関係資本をベースにし、ハウサ族、トゥアレグ族、フラニ族という異なる民族が共存することに挑戦する。


この村を1つのモデルとして、近隣の村に道徳観を育み、一人一人の生きづらさを解消していくことが目標。この話を聞いて、周辺地域から「自分たちもやってみたい」という声が続出しているそう。

元々は、三木さんから受け取った「村をつくりたいんだけど知恵を貸して」というSOSに、これまでの恩を返すつもりで渡航した。だけど、彼ら村人の想いと行動力に、僕の方がエネルギーをもらったみたいだ。

僕とのゴザの上での対話がきっかけで、伝統産業を復活させて(日本で売る仕組みを作りたい)という動きがはじまったり、コーラナッツを育ててみようとなったり、日本に道徳面を学習させに行かせたいという話も出た(これはいいのか悪いのか分からないけど)。

この村づくりが、立ち上げた会社bonaの最初のプロジェクトであり、何があっても根気強く取り組みたいことだ。



ということで、日本へ帰国しました。
とても寒い。いろんな意味で。

#ニジェール
#アフリカ

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