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チャリ釣行の限界 〜雨と坂と根性編〜

段々暑くなるこの頃、皆さん元気にお過ごしでしょうか?

春なんかあったんか?というくらいめちゃくちゃ暑いけどナイトのシーバス釣り師にとってはあんまり関係ないような気もする。

渋い冬を乗り越えるためにH氏の車に乗せてもらい泉南和歌山に週2〜3回、時には串本まで行ったりしてたのに釣れたシーバスは0本。

大阪市内では釣れるイメージが湧かなかったため遠いとこまで毎回運転してもらい感謝し足りないくらいなんですが、ようやく厳しい冬が終わりバチ抜けパターンで市内で釣れるようになってからは苦手意識が克服され、車がない中1人でも市内の釣りに通えるようになり楽しめております。

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こんな風にチャリに竿を固定して無理やり通ってます。

チャリでの釣行は一番近いポイントまで4km、車で行くには楽やけどちょっとチャリでもめんどい距離感。

贅沢は言ってられないんで通ってると1ポイントの傾向を知る効果もあってか下手くそでも1週間で10本釣ることに成功しました。

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チャリと大阪、相性が悪すぎる

実績もあるので今回も通うことに。
チャリで4kmの道のりを行くんですがクロスバイクなので楽々・・・
といいたいところですが僕が住んでる地域は大阪で一番治安が悪く、というか日本で一番治安が悪いといわれている「西成」です。

こんな地域をチャリで走ろうもんならノールック飛び出し女は当たり前、車道逆走チャリ女は当たり前。
路上にはうんこだらけ(たまに人糞)。
一通逆走不動産ヤ〇ザなんかもいたり、クソガキは平気でエアガンを撃ち込んできます。

今回も幹線道路で赤信号見切り発車プリウスに轢き殺されかけました。
普段なら次の赤信号まで追いかけて窓ノックするくらいブチ切れてますが、シーバスが待っている。

怒りもそこそこにナンバーだけ控え、ポイントに向かいます。

20分弱の道中でなぜこんなに疲れるのか、これが淀川など河川敷をランガンできるような場所だといいんでしょうけど、あいにく歩いて探れる規模しかないので所謂「自転車ランガン」といった感じにはならないのが辛いです。

なんとか19時前にポイントイン。もうすでに気力が虫の息。
おまけに全く気配が無いもよう…

気配がない時はテクトロ!テクトロなんか釣れるかぁ〜と思ってたのに前の記事で釣れたこともあって「何やったらええかわからん」→「とりあえずテクトロ」になりつつあります。

開始早々根がかり…ん?いやなんか動いてね?
やたら重いけど明らかに生命体なのを確信して15分くらいやり取りしてました。

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キッッッッッショ!
初赤エイでした。ほんとやめてほしい。
バチ用にリーダーがフロロ2号だったんですがよく上げれたものです。

とりあえず初エイだったので記念に毒針には刺されときました。これでコロナ対策も安心。

その後キャストを続けるも無反応…ボイルもなく2時間ほどやってました。

「もう釣れる気せーへん!」
こういう日はポイント移動したくなるもんで、そうなるとチャリでは厳しい。

ただポイント移動すると帰りが自宅まで遠くなるし、近くの実績ポイントまでは5kmの上にメガネ橋という馬鹿みたいに距離と高低差のある橋を渡らないといけないのです。

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「こんなん死ぬやろ。やめとけやめとけ。大体こんなん渡って良かったとしても次からポイント移動が選択に入ったら毎回しんどいで?」

「釣りたいんやろ?ほな行け、根性でやるんが釣りちゃうんか?(違う)」

頭の中の天使と悪魔が囁いてきます。どっちが天使で悪魔かは分からんけど。多分両方悪魔。

一服しながら悩むこと数分…「よし、今日だけ行くか!」

↓数分後

「あかん!これじゃ死ぬぅ!」
ガ○ジかな?

高低差30m、3ループ、全長1.2㎞は伊達じゃないです。

明らかに埋立地に住む人間を本土と隔絶しようとしてます。
ホンマにこの橋さえなけりゃ正直移動は苦じゃないのに、憎い。

車道逆走してチャリ漕いでる女とすれ違う時に、逆走してる癖に歩道側に避けようとするチャリ女より憎い。

あいつらはぶつかる覚悟で突っ込んだら車道側に避けるけどメガネ橋はどう足掻いても低くならない。

死に物狂いで半ばまで漕いで折角なんで上からパシャリ。

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2枚目の無料渡船を使えば楽なんだけど、どうせ帰る頃にはもう動いてないのでアテに出来ません。

そして人糞やらあたおかやらを避けながらなんとか感動のゴール!
もう釣りとかどうでもいい!休憩や休憩!!!

・・・気配ないなぁ。

とりあえず1時間ほどやってみるもボラ先生が1本、もうバーブレスにしようかと考えている今日この頃。

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「…元ポイント戻るか」
それからは死ぬ気で漕ぎました。3ループ30mのメガネ橋inナイト雨☔️。
釣りのためにここまでしないといけないのか、くっさいくっさい大阪のドブにいる魚なんか釣って何が楽しいのか。

体力が奪われる一方で、釣りに対しての哲学や姿勢を自問自答。
そういう時間をメガネ橋は僕達に与えてくれます。(いらん)
弱虫ペダルなら多分30巻間近くらいの激アツ展開です。(読んだことないけど)

頂上間近で足が止まり、一服。
「喫煙してるから体力衰えてるのでは…?」
メガネ橋は禁煙についても勧めてくれます。

ポイント移動の運要素

なんとか元のポイントに帰ってくる頃にはクタクタ、ボイルもないし数投して帰ろうと思いとりあえずkomomoスリムを投入。

ランガンしたいので高活性の浮いてるやつだけ取ろうと早めに巻いてると

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まさかの1投目で来ました。
こんな細いルアーをハーモニカ食い。

もう精神的に限界に達してたのか、1人しかいないのに変な声で笑ってました。
ずっとピチピチ跳ねるシーバスを見ながら変な笑い方をしている精神異常者。
10分近く放心してました。(シーバスは蘇生して帰って行きました)

たとえ釣り場で僕を見かけてもドブからドブへ移動するためにメガネ橋を往復してるくらいのあたおかなので大目に見てほしいです。

そのあとも護岸沿いをランガンしていると奥でピシャピシャ音。

komomoをスローに巻くも無反応、一度ショートバイトあるも続かず。
半ば諦めかけてちょい早めに巻くとゴン!

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サイズアップしてもう1本追加しました。
口の中にはバチだらけ。

この日は夕まずめも、2回目インした時間もバチは見えてなかったのですが食ってるもよう。
そういえばこの前もバチいなかったのに対岸際だけでボイルしてて1本取れたのを思い出しました。

対岸まで50mないくらいの距離なんですが狭い同じポイントでも局所的に沸いたりしてる可能性があるんですかね?
もしくは潮の当たり方的に外から来たバチが対岸に流れ着いてるとか。

まだまだ学ぶことは多いけどそろそろバチのシーズンも終わりらしいので来年に持ち越しの課題として置いておきます。

ともかく、チャリで死に物狂いのポイント移動の末に2本取れたのは良かったです。

ただ1箇所目が全く釣れなかったのにもう一度来ると釣れたり、みんなどういう基準でポイント移動してんすかね。

これはもう運ゲーになるんすかね?

いつも車で同行の際はしらみつぶしに移動してる感じがあるのでこれも何かチャートを組みたいところです。

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