美しい彼

ドラマから入った者の、新参者の呟き

この小説を読むにあたってそもそもドラマでのイメージが自分の中で確率してしまっている部分もあり、いつかいつか読むんだと先延ばしにしていた矢先の今日。
不意に手を伸ばして
何だか新しい気持ちでまた1から触れることが出来て嬉しくて、そのままの勢いで1冊読み切ったので。
そのままの勢いで書きます。
noteというかメモ感覚、本当に何が書きたいのか分からない感情そのままで

美しい彼は、私にとって「衝撃」
これまでの自分が出会ってきたそれら全てを振り払うような、そんな感覚。
少なくとも人生の中では初めての経験で。

以前使用していたアカウントでも良く呟いていましたが、平良と清居の事を思うだけで涙が止まらなくなります。美しいから。ただただ、2人が美しくて堪らなくて。平良が清居の事を何処までも神と崇めたその先に待っているのは愛。髪の毛1本ですら誰にも見せたくない、自分の中にずっと留めて起きたくて自分のテリトリーから1歩も出したくなんてない。傍から見れば物語でも出てくるストーカーのような暗黒な空間の底にある執着ともいえる「きもい」とさえも言われる想い。それを清居はいつからか嬉しいと感じ、その熱っぽい視線が欲しいと身体が求めてる。彼等が出会ってから恋人と言う関係に辿り着くまでの過程は一見奇跡ともいえるような交わる事の無い世界線。物語が進むと共に変化する清居の想いが私は抱き締めたくなってしまうくらいに愛しい。平良の清居に向ける視線がどこまでも恋しくて胸が苦しくなる。別に2人に恋してる訳じゃない、でも恋に堕ちるかのような、抜け出せない、どんな言葉を使っても彼等を、この物語を表現する事は私には一生出来ない。信頼なんて言葉でも足りない、単純な愛の一言でも収まらない。
古家の縁側の椅子に腰掛ける清居の足元で座る平良、その情景だけでも込み上げるものがある。
吃音で1人で陰で透明人間のように誰にも気付かれないように生きてきた平良。1人が寂しかった、誰かに見て欲しかった、テレビの中のあの賑やかな人間達が羨ましかった清居。そんな2人が出会った。お前が死ぬなら俺も死ぬ。呪いのような残酷な言葉なのに、幸せそうな顔で抱き締めあいながら呟くのだろう。清居が可愛くて可愛くて仕方がない、なんでそんなに可愛いの、そんな可愛い顔をしてどうするつもりなの。そんな顔をするのは平良の前だけ、そんな事気づかなくていい、気づかれなくたっていい。俺だけの平良で居てくれればそれでいい、君は涙を流しながら言うのかな。他人が入る隙なんて微塵もない、底なし沼よりも抜けられなく深い先の先。未だ正解を見つけることも出来ない言葉の先。
他人が見たらどう思う?そんなのどうだっていい、これが彼等の幸せなのだから。
2人だけが知っていればいい。これは2人だけの世界。狂っている。本当にそうだろうか。歪んでいる、おかしい、何を言われても間違えじゃない寧ろ合っているのだろうか。苦しくてもがいて、それなのに感じるそこは孤独を感じさせない温かい楽園。
愛苦しい2人に、やはり涙が止まらない。

どこまでも美しい、平良だけの 美しい彼
どこまでも愛しい、清良だけの愛しい彼

平良がいれば、清居がいれば もう何もいらない。
甘くて痛い。溢れて止まらないこの感情はこんなにも一緒にいるのに留まることを知らない。
好きで好きで大好きで、この感情は一体。
取り留めのない欲ばかりが生まれ、一生閉じ込めてしまいたいとすら思う。
2人だけのエターナル
1秒だって離れたくない、大好きなんだ
やっと見つけた 2人だけの世界

押し付けがましい私の言葉と共に。
公の場ではもう自分の感想などはもう述べることはあまり無いと思うが、このお話だけはどうしても。節操が無い言葉の羅列ですが。
私は演じた2人に自分の理想を押し付けてしまう部分があるのかもしれない。あの映画の最後で手を繋ぎ、教室を駆け回ったシーン。目が無くなるくらいくしゃっと笑った2人の笑顔が脳裏から離れなくて。どこまでもどこまでも追い求めてしまう。こんな欲しか無い、私はただのオタクでしかない。
それでも好きだと言いたいし言わせて欲しい。

これを超えるものに今後出会える気がしない、それほどの衝撃だった。

2024.5.29

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