離乳食を食べさせるときに思うこと
離乳食、それは赤ちゃんだけでなく、大人も成長させられるイベントだと思った。
生まれてから、授乳して、オムツを替えて、寝かしつけをする、という行為は赤ちゃんが大きくなるために必要な行為を、「大人が」必要だと判断して、代わりにする。
でも、離乳食は違う。「赤ちゃん」自身が必要だと判断して食べるのだから。ときには食べないことも。むしろそっちの方が多いのではなかろうか。私たち大人がいくら必要だと、食べてほしい、そう願ったとしても。彼ら彼女らが必要だと思わなければ、決してうまくいかない。
いわば、初めて赤ちゃんが「する」「しない」の判断を、完全に自己主張するイベントなのだ。
諸説によると、”満腹だから”とか”舌触りが嫌い”とか、色々あるらしいけど。そんなこと、あげる側のこっちの知ったことではない。栄養なのだ!食べてくれ!笑
そんな必死さも虚しく、8割くらいの確率で口に入れたとしても、押し戻されたり、吐かれたり。
まあそんな苦労はさておき。私は彼女(私の子供は娘なので)の選択を尊重しなければならない、私の思いや願いを無理強いしてはいけない…そういつも言い聞かせている。
中学生になったとき、きっと私の好みとは違うだろう。長いスカートを履いてほしい私とは裏腹に、臍を出して、太ももが露わになったスカートを履くかもしれない。
そのとき、私はなんて言うんだろう。
でも、これだけは思うのだ。
彼女の選択を、私が否定してはいけない、と。
だって、彼女の人生は、彼女のものだから。
私の娘、私の体の一つ、私の全て、と今は思っているけれど。
いつか一人で生きていかなければならない日が来る。
でもなあ、フリフリやお花がついた可愛いお洋服、母としては是非着ていただきたい。娘が「着たい」と言えば、全力で課金をするのだろう。
ただその前に。娘よ、食べなさい!
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