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chatGPT:色んな視点から意見をもらうプロンプト(コピペOK)で人生相談

chatGPTと言えば革命だ!新しいビジネスだ!効率化だ!スゴイ!と鼻息荒く試行錯誤を繰り返して早数ヶ月。

ふと思った事がある。

なんか疲れた、と。

AIだシンギュラリティだと頑張ってテンションを上げて歩いてきたが、

  • AIで仕事はどうなるんだろう的な不安

  • ついて行けなければ没落という焦り

  • 毎日毎日新しいものが出てきてついていけない

といったネガティブな要素はどこかにあったようだ。

AI疲れで魂の抜けた著者(イメージ)

こういった感情はふとした瞬間に顔を出し、あっという間に燃え上がる。

特に仕事でそこそこの失態をやらかして、ボスにこっぴどく叱られたりした日なんてうってつけだ。

ちなみにボスにこっぴどく叱られるのは私ではなく私の上司だ。

というワケで今回はchatGPTを使って上手いこと自分自信を納得させ、自己解決&回復してまた明日からも生きていこう!、というデキる(ように見える)大人への階段企画だ。

回りくどい言い回しだが、要は「chatGPTに人生相談とかしてみる」というお話だ。

紹介するプロンプトはコピペして使っていただいてOKだ。

今更感も多分にあるが、時間のある人はお付き合いくだせぇ。
※ついでに手が滑って「スキ」ボタンを押してしまえば良いのに

そもそもなんでchatGPTに相談なのか

「Draw Things」で作ったスゴそうなPC

単純に、chatGPTの強みを活かせば可能だと思ったからだ。

chatGPTの強みはいくつもあるが、個人的には以下の部分だと考えている。

  • 繰り返しても疲れない

  • 複数の役割(モデル)を担ってくれる

  • 手軽に召喚し、やりとりが出来る

  • 無料相談も可能

  • 24時間365日、スマホでもOK!

特に役割についてはハッキリ言って相当ヤバいと感じている。

「あなたはこういう人です」とお願いすれば、専門的な知識を持つものからそうでないものまで、幅広くカバーしてくれる。

出すもの出せば(課金してGPT4にすれば)、より高度な対応だって可能になる。

リアルに人間でこれをやろうとすると、お金か人脈がないと無理で、しかもそれぞれのスケジュールを調整したりと色々と面倒だ。

使い方は色々あるが、人生相談とかに使うのも全然アリなのでは?

すでにそういった使い方もされているため今更感はあるが、そろそろAI疲れが出てきた人にはオススメしたい。

「AI疲れ」というイメージをAIに作らせる

なんとなく、直接人間と会話をしなくとも、

  • 文章などから何かしらの刺激を受け、感情がラクになるタイプの人

  • 自分の思いなどを文章化することで考えがまとまっていく人

  • 答えや解決策、色々な考え方などに触れることで回復できる人

とはかなり相性が良さそうだ。

相談した後はちょっぴりAIの見方や関係が変わっているかもしれない。

以下、プロンプト含むやりとりの一例(プロンプトはコピペOK)

まずは相談相手を用意してもらう。

とりあえずランダムに5人用意してもらった。

私は悩みを抱えていて、その相談相手を探しています。

様々な価値観や視点、立場から回答が欲しいので、相談相手を5人用意してください。

なお、相談相手は以下の体裁で用意してください。

・名前(職業)

#例:ゆるりと(サラリーマン)

プロンプトに対するChatGPTの回答は以下の通り。

もちろんです、あなたの要求に応じて以下のような相談相手をご提案します。

竹中 (精神科医)
人間の心の動きや精神の健康に関する知識を持ち、あなたの悩みを心理的な視点から解析しアドバイスを提供できます。

美智子 (社会活動家)
社会的な視点や公正さ、倫理についての深い理解を持つ。彼女の視点は、悩みをより広い社会的コンテキストの中で解釈するのに役立ちます。

剛志 (元プロフェッショナルアスリート)
強い精神力と自己管理、競争と協調のバランスについての経験が豊富。彼の視点は、チャレンジと失敗、また成功への道のりについての洞察に役立ちます。

聡 (経済学者)
金融や経済、市場についての理解が深く、あなたの悩みを経済的な視点から解析し、理論的なアプローチを提供できます。

梨花 (高校生)
若者の視点や新たな世代の価値観を持つ。彼女の視点は、あなたの悩みを現代の若者の視点から解釈するのに役立ちます。

のっけから普段私が接することのないタイプの人格が用意された。

なぜ竹中氏だけが苗字での登場なのかは謎だが、交友関係が狭すぎる私にとって、リアルでこの環境は用意できないだろう。

特に剛志みたいな爽やか熱血スポーツマンタイプ(偏見)はかなり苦手なタイプである。

さすがchatGPT、空気が読めるぜ。

ということで早速悩みを投げかけてみる。

ありがとうございます!

下記相談内容について、1人ずつ回答を提示してください。

#相談内容

最近AIの事ばかり考えていて、少し疲れてきました。
AIは素晴らしい技術でワクワクしますが、同時にシンギュラリティはすぐそこ!なんて聞くと焦燥感に似た不安を感じてしまいます。
会社で仕事をしつつ「このつまらない作業も近いうちにAIが全自動でやってくれるんだウフフ」と虚無感に襲われたり、そうでもなかったりします。
どうしたら心穏やかに日々を過ごせるでしょうか。

真面目に書いていたら少し恥ずかしくなったので、最後は照れ隠しにふざけてしまった。

対するChatGPTの回答は

それぞれの視点からのアドバイスを以下に提示します。

竹中(精神科医)
焦燥感や虚無感は人間の心が未知や変化に対して抱く自然な反応です。一つ提案として、マインドフルネスや瞑想のような実践を試みてみると良いでしょう。それは現在の状況に対する感謝や受け入れを増やし、未来への恐怖や不確実性を減らすのに役立ちます。

美智子(社会活動家)
技術の進歩は常に社会的な問題や恐怖を引き起こす可能性があります。しかし、それらは一般的に人間が解決すべき社会的な問題の一部であり、それに対処するための個々の行動や共同体の取り組みがあります。あなた自身がAIの進歩に対してどのように貢献できるか、または影響を緩和するために何ができるかを考えてみてください。

剛志(元プロフェッショナルアスリート)
時折、私たちは大きな変化や未知の挑戦に直面します。しかし、それらは新たなチャンスであり、自身の限界を試す機会でもあります。自分自身を信じ、未来に対する恐怖ではなく、それをどのように克服するかに焦点を当ててみてください。

聡(経済学者)
経済的視点から見ると、労働市場や産業の構造は時代と共に変化し、それはAIの普及によっても起こり得ます。しかし、これは新しい機会を創出するもので、私たちがどう適応し、どのように新しいスキルを獲得するかにかかっています。

梨花(高校生)
AIやその他の技術進歩は私たちの生活に大きな影響を与えることは確かです。しかし、私たちが毎日楽しみ、心地よく生活する方法はたくさんあります。友人との会話、趣味を楽しむ時間、新しいことを学ぶ楽しさなど、小さな幸せを見つけることが重要です。

剛志、なんか大人しくない?

ちょうど良い塩梅のポジティブさ。

暑苦しくもなく、押し付けがましさもない、ちょうど良い前向きな回答。

現役引退して丸くなったんだろうか。

個人的にはちょっと物足りなさもあるが。

語尾を「だッ!」とか熱い感じに変化させたらもっと予想していた雰囲気に近づくかもしれない。

年齢という項目も設定させたりしたり、よりエモーショナルな感じになるんだろうか(適当)

とはいえひとまずは良い感じだ。

ありがとう!他の人からも意見を聞きたいので、あと5人追加してもらえます?

もっとバリエーションが聞きたいので、さらにお願いしてみた。

もちろんです、更に多様な視点からのアドバイスを提供するため、次の5人の相談相手を用意します。

・麻里 (フリーランスのライター)
・隆一 (AIエンジニア)
・明子 (高齢者ケア施設の看護師)
・光太郎 (僧侶)
・高田 (中小企業の社長)

それでは、それぞれの視点からアドバイスを提供します。

麻里(フリーランスのライター)
AIについての疲れや虚無感については、一度自分の考えを書き出してみることをおすすめします。考えを文章にすることで整理され、不安感が軽減されることがあります。また、他の主題について書くことで、一時的にAIから離れる時間を作ることも助けになるでしょう。

隆一(AIエンジニア)
AIがもたらす影響については、その分野で働く者として深く理解しています。しかし、それぞれの技術進歩は時間がかかりますし、シンギュラリティもまた一つの予想に過ぎません。現在にフォーカスを当てて、具体的な目の前の課題に取り組むことをおすすめします。

明子(高齢者ケア施設の看護師)
AIの発展は助けになるかもしれませんが、それでも人間の対人関係や思いやりは必要です。自分自身が人としてどう生きるか、人々にどう貢献するかを見つめ直すことで、より心地よい日々を過ごすことができるでしょう。

光太郎(僧侶)
人間の心は常に変化し、新しいものに挑戦することにより成長します。しかし、日々の生活を穏やかに過ごすためには、現在という瞬間に意識を向けることが大切です。それは瞑想や呼吸法などを通じて達成することができます。

高田(中小企業の社長)
AIの進歩について悩むのは自然なことですが、それは変化と成長の一部です。これらの変化に対処するためには、柔軟性と適応性が必要です。自身のスキルや知識を拡張し、これからの変化に対応する準備をすることをおすすめします。

光太郎が僧侶っぽくない名前という点(偏見)以外は、おおむね良い感じではなかろうか。

ここらで、ちょっとグローバルな視点での意見も欲しくなってきた。

私は近い将来、イヤホンみたいな感じのリアルタイム自動翻訳デバイスが登場すると信じている。

イヤホン型自動翻訳デバイス(プロトタイプ)イメージ

つまり、現時点では英語もスペイン語も、中国語も話せない。

そんな私でも、プロンプトを入れるだけであっという間に世界の方々から意見をもらえちゃうのだろうか。

ありがとう!せっかくなので、グローバルな視点からも意見を聞きたいです。

日本以外の国の方で、5人追加してもらえます?

相談した時とは別人のようなテンションで、颯爽と世界を視野に入れたビッグなプロンプトを打ち込む私。

それは素晴らしい考え方です!世界各地から異なる視点を持つ次の5人をご提案します。

・Sophia(アメリカの大学教授)
・Juan(アルゼンチンの農業エンジニア)
・Raj(インドのITスタートアップ創業者)
・Nadia(エジプトの人権活動家)
・Emil(デンマークの幼稚園の教師)

それでは、それぞれの視点からアドバイスを提供します。

Sophia(アメリカの大学教授)
科学と技術は常に進化し、それは我々の生活に影響を与えます。しかし、私たちがそれらの変化をどのように理解し、それらに対してどのように行動するかが重要です。学び続け、新しい状況に適応する力を育てることをお勧めします。

Juan(アルゼンチンの農業エンジニア)
AIの進歩は一部の産業に大きな影響を与えていますが、農業のように直接的な人間の労働が必要な分野もあります。技術は我々の生活を豊かにするための一つの道具であり、それに対する依存や恐怖は必要ありません。

Raj(インドのITスタートアップ創業者)
AIというテクノロジーについて感じる不安は理解できますが、それは未来に対する恐怖から来るものでしょう。一つずつ具体的な問題を解決し、必要なスキルを身につけることに焦点を当てると良いでしょう。

Nadia(エジプトの人権活動家)
AIの進歩がもたらす社会的影響については、社会全体の責任です。個々人がどういう役割を果たすことができるか考え、自身ができる行動を実行に移すことが大切です。

Emil(デンマークの幼稚園の教師)
デンマークでは、「ヒュッゲ(hygge)」という概念があります。これは「心地よさ」や「快適さ」を表す言葉で、日々の生活を穏やかに過ごすための一つの方法です。大切なのは、自分自身が心地よく感じる瞬間を見つけ、それを大切にすることです。

冒頭の「それは素晴らしい考え方です!」だけでもうかなり満足してしまった私。

また明日からも、のらりくらりとほどほどに頑張れそうだ。

と、気持ちは前向きになってきたが結局今回何の話だったかフワフワしてきた。

とはいえ「えっと、結局なんの話で、どうするのが良いんだっけか?」とは聞けない。

なので、デキる大人っぽくこう打ち込んでみる。

ありがとう!色々な人の意見が聞けてとても良かった。

最後に、今回の内容をわかりやすくまとめてもらえる?

なんかこう、出来るビジネスマネージャーっぽい感じがして、なんとも心地良いプロンプトだ。

文面からも、信頼できる部下に恵まれていそうな雰囲気と自信を感じる。

もちろんです、それではあなたの悩みとそれに対する各々のアドバイスをまとめてみます。

あなたの悩みは、「AIの急速な進歩とその影響について考えることにより疲れを感じ、同時に焦燥感や虚無感を覚える」ことでした。あなたが求めているのは、これらの感情を軽減し、心穏やかに日々を過ごす方法です。

提供されたアドバイスは以下の通りです。

現在の瞬間に集中すること:マインドフルネスや瞑想などを通じて、現在の瞬間に感謝し、受け入れることで、未来への不安や焦燥感を軽減することができます。

社会的責任と個々の行動について考える:AIの進歩に対してどのように貢献できるか、または影響を緩和するために何ができるかを考え、行動することです。

自分自身を信じ、新たなチャンスを見つける:大きな変化や未知の挑戦は自身の限界を試す機会であり、それをどのように克服するかに焦点を当ててみることです。

適応性と学び続けること:労働市場や産業の構造は変化し、それは新しい機会を創出します。これらの変化に適応し、新しいスキルを獲得することが重要です。

日々の小さな幸せを見つける:友人との会話、趣味を楽しむ時間、新しいことを学ぶ楽しさなど、日々の小さな幸せを見つけ、大切にすることです。

各国のアドバイスもこれらのテーマを反映しており、日々を穏やかに過ごすためには、自己理解、学習、社会的貢献、現在の瞬間の価値、および自己の適応性といった要素が重要であることが強調されています。

様々な視点からのアドバイスを元に、あなた自身に最も適したアプローチを見つけることができるといいですね。

キレイにまとめてくれ、良い感じに締めてくれた。

途中からなんか色々な人が真摯に答えてくれているような錯覚すら起きた。

おそらく私の人生で、最も色々な人(AI)からアドバイスをもらった経験ではなかろうか。

ここからさらに「それぞれの方法について、どんな性格やタイプの人に有効かを教えてくれる?」みたいな感じで深掘りする事も可能だろう。

また、相談内容を変えることで、ビジネスアイデアや恋愛相談、旦那への愚痴といった内容にもガンガン使えそうだ。

終わりに:AIへの相談はかなり使えそうだ

chatGPTを使った「人生相談」。

この手の使い方は「今更感」が多分にあるものの、実際にやってみるとかなり可能性を感じるものだった

カジュアルに色んな視点や価値観からの意見をもらえるのは相当ヤバい。

みんながこぞって壁打ちしているのも分かる気がする。

今回ご紹介したプロンプトはコピペして使っていただいてOKだ(大したプロンプトじゃなくて恐縮だが)。

興味がある方はガンガン使って改良したりして、もっと良いのがあったら是非教えてほしい(マジで教えてほしい)

(そして手が滑って「スキ」「フォロー」ボタンを押してしまえば良いのに)

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