見出し画像

はみだしたい

自分に対する第一印象の評価で最も多いのは、「真面目そう」「大人しそう」というものだ。
時々仲良くなったひとに「こんな人とは思わなかった」と言われる。

見た目地味であることは認める。
化粧っ気もないし(化粧をしても映えない顔面でもあるが)、大体パターンの決まったモノトーンコーデ。
中学生までは割と分厚めの眼鏡をかけていて、ガリ勉を絵に書いたような少女だったが、全然勉強も運動もできなかった。

そんな見た目のせいからか?昔からなぜか「しっかりもののできる人」みたいに思われることが多くて、でも仕事を任せると全然できなくて、その残念な結果に周りの人をがっかりさせてきた。(あとでなんとなく調べたら自分は「真面目系クズ」というものに当たるらしい。真面目系クズのチェックリストはほとんどチェックがついた)

すごく嫌だった。

自分は真面目じゃないと反発した。

計画を立ててもきちんと実行することはできないし、テストで30点はとるし、忘れものも多い。自分はしっかり者でも真面目でもない。なんてつまらん人間なんだろうと思った。

でも自分自身で「大人しそうで真面目そう」な枠から出ようとしなかった。怠け者だから、ただ単に出るのが面倒なだけだったのだ。面倒なことが嫌いなだけだったのだ。

「たのしい」より「らく」を選んで生きてきた。枠を出たほうがきっと楽しいことがある。でも辛いこともある。いつも辛いほうのリスクを考えて動かなかった。
積極的に何かをやることを面倒だと思っていたわたしに、ルールを外れる勇気なかった。

はみだしたい。
時々そんな衝動が自分を支配する。

枠からはみだして、思いっきり駆け抜けたい。
枠からはみだして、見たことのない景色に手探りで真剣に向き合ったとき、本当の真面目になれるだろうか。そんなことを思う。

はみだして、みよう。

#2018年にやりたいこと #日常 #日記

ありがとうございます。文章書きつづけます。