不妊治療を始めても体外受精とは無縁だと思っていた
今日は体外受精の前段階の不妊治療をしていたときの気持ちを話します。
不妊治療をされる方の中には、さまざまな事情で人工授精をショートカットしてすぐに体外受精をする場合もあります。
最悪、人工授精で授かるっしょ。
私の場合は「排卵障害」「多嚢胞性濫觴症候群」「橋本病」などの原因要素はありましたが、お薬でどうにかなるだろうとのことで、タイミング⇒人工授精も経験しています。
なので、私は「最悪、人工授精で授かるっしょ」と思っていたのです。
結論からお伝えすると、6回ともかすりもしなかったのですが……。
それでも当時はSNSなどを見て「体外受精って大変そうだなー」とか「お金かかるんだろうなー」とか他人事のように考えていました。
あのときの自分に言いたい。
「はやくステップアップしちゃえ!」と。
担当医は体外を勧めたのに……
実際、3回目の人工授精もうまくかなかったときに、担当医から「次はどうしますか?」「島では体外ができないので、紹介状書きますよ?」と相談があった。
それでも島から体外のために内地に通うのは勇気が出なくて「とりあえず人工授精の保険適応をすべて使います」と話した。
いや~マジであのときの自分に言いたい。
「体外でしか授からんから」と。
その後、ご存じのとおり、人工授精6回とも見事に空振り。
いよいよ、体外受精をせざるを得ない状況に追い込まれ、ようやく調べ始めます。
人工授精空振り後
旦那にも相談すると「子どもが授かるなら金なら出す」と相変わらずのありがたい協力体制。
おかげですぐに決心がつき、島から体外受精のために通院がはじまります。
不妊治療は甘くない
何が言いたいかというと、子は授かりものと言いますが、本当にそれ。
不妊治療は甘くありませんでした。
お金を出して検査をすれば、必ず授かるなんて思ってはいけませんね。
体外受精の開始を機に、ついにパートも辞めました。
私にはそのくらいの覚悟が最初から必要だったのかもしれません。
キャリアも貯金もなくなりましたが、経験という財産は必ずついてきます。
あの頃の自分に言いたいことはありますが、妊娠できたタイミングなども考えるとこれでよかったのかもしれません。
人生って本当不思議。
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