【ツール・ド・フランス2023】第21ステージ現地観戦記
こんにちは、サイクルロードレースファンのアラサーOLゆるりです。前々回、前回の記事に引き続き、今回もツール・ド・フランスの現地観戦記事です。今回のテーマは「第21ステージの現地観戦」です。
第21ステージは、サンカンタン・アン・イヴリーヌからパリ・シャンゼリゼまでの115.1 kmの平坦ステージでした。総合優勝はヨナス・ヴィンゲゴー(TJV)で確定。この日のステージ優勝は、今大会平坦ステージですでに4勝を収めているヤスパー・フィリプセン(ADC)が有力ではないかと見られていました。そんな第21ステージの現地観戦について綴っていきます。
憧れのシャンゼリゼ通り
ツール・ド・フランスを現地観戦すると決めたときに、絶対に見たいと思ったのが第21ステージでした。ツール・ド・フランスの雰囲気を最も味わえるのが、シャンゼリゼ通りでの戦いだと思ったためです。「この戦いをしっかりと目に焼き付けたい!」と思った我々は、1人58,000円のチケット(これが一番安いチケットでした…)を購入し、シャンゼリゼ通り沿いのスタンド席で観戦することにしました。
いざ会場へ!
第16ステージ、第17ステージは会場に行くまでも大イベントでしたが、第21ステージに関してはホテルから徒歩15分ということで、レースまではゆったりと過ごしました。午前中はヴェルサイユ宮殿を観光し、一度ホテルで休息を取り、14:00過ぎに会場に向けて出発しました。
会場で受付を通り、スタンド席に向かいます。こちらがスタンド席の入口です。
仮設の売店で食べ物を買うことができます。飲み物はチケット代に含まれており、好きなタイミングでもらいにいくことができました。
そして、席はこちらです。野球観戦やサッカー観戦と似たような感じですね。
第16ステージや第17ステージと比較すると、選手との距離は遠くなりますが、会場のお祭り感が堪りません。
キャラバン隊の登場
選手たちがシャンゼリゼに到着するまで、我々観客はデジタルサイネージを通して観戦していました。といっても最終日なので、レースも和やかムード。ちょっとウトウトしたり(海外でウトウトは危ないですね…)、売店で買ったお菓子を楽しんだり、写真を撮ったりしながらスタンド席での時間を楽しみました。
そして、とうとうキャラバン隊の到着です。
平坦ということもあり、ロズ峠と比べると台数が多く、車体が大きいものが多かったです。
シャンゼリゼの戦い
キャラバンの到着で一気にムードが高まり、いよいよプロトンがシャンゼリゼ通りに入ってきます。観客はみんな立ち上がって大盛り上がり!
第16、17ステージと異なる点はとにかくスピードが速いということ。「プロトンで平坦を走るとこんなに速いんだ!」と思いました。選手の判別などは難しいので、とにかくそのスピード感と会場の盛り上がりを楽しみました。
周回を重ねるごとにスピードが上がっていき、いよいよ最終周回。アシストを終えた選手は次々とプロトンから脱落していき、私たちと同様にデジタルサイネージを見ながら、レースの状況を確認していました(笑)マチュー推しとしては、アルペシンのスプリントトレインを目に焼き付けたかったのですが、一瞬で何が何だか分からないまま、スプリント対決が行われました!勝者はヨルディ・メーウス(BOH)!!本当におめでとう!!
ツール•ド•フランスの余韻
第21ステージは観戦自体も楽しかったのですが、終了後にツールの余韻に浸れたのがよかったです。
レース終了後は、シャンゼリゼ通りが歩行者天国となっており、メディアが選手を取材していたり、選手がクールダウンをしたりしていました。観客も柵を越えて選手のいるエリアに行き、各々サインをもらったり、ラブコールを送ったり、写真を撮ったりしていました。
夕暮れに染まる凱旋門がエモーショナルな雰囲気を演出していました。
個人的にはマチューが出てくるのを待っていたのですが、なかなか出てこず。諦めて帰ろうと思い、シャンゼリゼ通りを戻っていると後ろから道路の脇を抜けていくアルペシンの選手たちが…!!あまりに一瞬のことで写真をお願いすることはできませんでしたが、マチューはチームメイトとふざけながら石畳の段差を越えていき、彼らしいと思いました。
コンコルド広場の脇道に行くと、そこには多くのチームバスが止まっていました。チーム関係者、家族、ファンなどが3週間の闘いを終えた選手たちを労っていました。今年も感動をありがとう!!!
おわりに
念願の第21ステージを観戦できてよかったです!お祭り感を味わえた上に、ツールの余韻に浸ることまででき、本当に満たされた気持ちになりました。
この旅で第16、17、21ステージを観戦しましたが、どのステージもそれぞれ魅力があり、楽しみ方も異なりました(サイクルロードレースって奥深いですね…)それぞれのステージで見た景色、レースの展開、触れ合った人々、食べた味…全てが忘れられない思い出になりました。最初で最後であろうツール・ド・フランスの現地観戦、たくさんお金は使ったけれど悔いはありません…!
拙い文章ではありましたが、ここまで読んでくださり本当にありがとうございました。これからも、一緒にサイクルロードレースを楽しんでいきましょう!
ゆるり
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