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現役家事代行が伝授「逃げ恥」から学ぶ失敗しない家事代行の頼み方

こんにちは!流行に乗りおくれてるすぎちゃんです。今さらですがAmazonプライムで星野源さんと新垣結衣ちゃん主演の「逃げるは恥だが役に立つ」を見ました。

平匡さんとみくりちゃんの距離が、少しづつ近づいていく様子にキュンキュンしちゃいますね。みくりちゃん可愛すぎです。このドラマふたりの恋愛だけでなく、専業主婦の労働、結婚してからの家事分担、年の差カップル、LGBTの恋愛といろんな要素が入って興味深かったです。

中でも現役家事代行をしている私としては、家事代行の描写が秀逸だと思いました。このドラマを見て家事代行に興味を持った人が、実際に頼む時に失敗しない方法をお伝えします。

家事代行の依頼は増えている

私は、現在ベビーシッター、家事代行のマッチングサイトに登録して仕事をしています。はじめはベビーシッターのみでしたが、登録しているマッチングサイトが家事代行をリリースしたので、2018年12月から家事代行もスタートしました。「逃げ恥」が放送されたのは2016年10月〜12月。放送された時はまだ家事代行は富裕層が頼むもの、というイメージだったのではないでしょうか。

私が家事代行をスタートした時も、当初はベビーシッターで顔見知りの家庭からのご依頼ばかりでした。初めてのご依頼でも、在宅で家事代行+ベビーシッターを頼む家庭が多かったです。

家事代行のみの依頼が初めてきたのは、2019年4月。そこから、レビューが増えたのもあり徐々に家事代行の依頼がふえてきました。

家事代行といっても両方できる人は珍しい

「逃げ恥」のみくりちゃんは掃除と料理両方ができました。けれど、家事代行の中でも両方できるのは珍しく。掃除のみ。料理のみ。という方が多いです。

ドラマの監修は「ベアーズ」という大手の家事代行会社なので、社内研修で両方ができるようになるのかもしれないです。けれど、料理は簡単なものだけという人が多い印象です。

私が所属するマッチングサイトでも、掃除のみ。料理のみ。という人が多く両方できるのは珍しい。

家事代行を頼む時に掃除、料理両方頼むのか、どちらかだけ頼むのかではマッチする人も変わってきます。掃除、料理どちらに重きをおくか考えておいた方がいいでしょう。

合わなければチェンジできる

みくりちゃんが初めて平匡さんの家に行った時に、平匡さんが今まで家事代行を頼んでいたけど何人かチェンジしたと話すシーンがあります。

「ゴミをあさる人は嫌です。むやみに扉など開けないでください」「四角いところを丸くはく人で。。。」と前の家事代行の人のことを話していました。

このシーン私的には「このお客様はこれをされると嫌がるから、ここは気をつけたらいいんだな」とお客様の大事な情報を頂いてるという印象でした。お客様の何気ない話のなかに、大事なヒントが隠されています。

平匡さんのように「頼んでみたけど、掃除の仕方が期待通りではなかった」と思えば人を変えることが可能です。マッチングサイトでも「なんか違うな」と思えば違う人に頼めばいいのです。家庭内のことは、個人の感覚が違い合う合わないは出てきます。

指示は細かく的確に

「なんか違う」と感じた時に指示は細かくしていたか、振り返りも大事です。平匡さんも「掃除はきっちりしてください。水回りは重点的に。窓拭きもお願いします」と指示しています。

私もはじめて家事代行を頼む方には、「3時間の中で一点集中で100点を目指すか、全体的に80点の仕上がりかどちらがいいですか」とお伺いしています。その上で、掃除してほしい場所の、優先順位をヒアリングするのです。

特にはじめて掃除を頼む場合、「家事代行を頼みさえすれば、夢のようにきれいになる」と思いますね。私もご依頼頂いたからには、要望にできるだけ応えたいと思います。けれど、限られた時間があるのです。

「お風呂、洗面所だけはきっちりお願いします」「このカビとここの汚れだけはとって欲しい」と具体的に伝えてもらうと助かります。後は時間内にどこまでできるか、計算しながら進めていくのがプロの技の見せ所です。

体に触れるのはアウトです

家事代行は一般的に主婦の方が多く、みくりちゃんのように若い方は珍しいです。男性で、みくりちゃんみたいな家事代行がくると夢みている人は妄想は捨ててくださいね。

ドラマでイケメンが、みくりちゃんを抱きしめるシーンがありましたが、あれはアウトです。ドラマの演出ですので、お間違えのないようにしてください。実際に、家事代行業界で事件になったケースもあります。

私は、家事代行にお伺いするのは、お子さまがいる家庭に限っています。男子の単身世帯の方には行きません。家庭という密室で、個人事業主が自分を守るための術だと考えています。

マッチングサイトでは私と同じような仲間も多いです。けれど派遣型の会社と契約すれば、男子の単身世帯でも家事代行を依頼できるでしょう。派遣会社に確認してみてくださいね。

フィードバックをもらえると喜びます

みくりちゃんが、依頼された仕事以外にも時間内に一か所掃除する。と言っていました。平匡さんが「前回網戸キレイにしてくれましたよね。土曜の朝いつもより部屋が明るいなと思ったら網戸がキレイになっているのに気がついて。。。」というセリフのように、フィードバックしてもらえるとめっちゃめっちゃ喜びます。

逆に、「ここはもう少しこうしてほしい」などあったら率直に伝えてもらえるもの次回にいかせるのでありがたいです。「ありがとう」の言葉が何より嬉しいです。

まとめ

現役家事代行が失敗しない家事代行の頼み方を書きました。ポイントは3つ「自分がなにを求めているか明確にする」「合わなかったらチェンジできると知っておく」「指示は細かく的確に」です。

家事代行というと、「お手伝いさん」というイメージがあり、命令して動いてもらうという人もいるかもしれません。けれど私が出会ったご依頼者様たちには、そんな方は一人もいませんでした。

忙しく時間がないので、家事を手伝ってもらう。サービスの提供を受けたその対価に報酬を支払う。私にとって、ご依頼者様の自宅が職場になるので、私が気持ちよく働けるように配慮していただくご家庭ばかりでした。

家事代行は家庭という船を動かしていくための、パートナーととらえて家事代行を頼んでみてはどうでしょうか。あなたの背中を押すことができれば嬉しいです。






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