鬼様のブランチ「従者の健康を保証する義務」

今回の鬼ブラ！
・ママ、パパと別れてくれ。俺のほうがいい男になるんだから！

前回の鬼ブラ！
・今年も願いを教えてくれ。願いじゃないやつも教えてくれよ。

慢性的なストレス……

桐生

オエッ……。

西帝

どうした？　食あたりか？

桐生

わからない。
最近、典雅様の顔見ると、腹が痛くなって気持ち悪くなる。

西帝

ん？
それにしたって、今、典雅様なんかいたか？

桐生

此紀様のシーツを洗濯しなきゃなと思って、連動して顔が思い浮かんだんだ。
オエッ……。何だこれ。水でも飲むか。

西帝

…………。

可哀想に

西帝

あいつ、「此紀様が典雅様とベタベタすること」のストレスが身体に来ちゃってんだけど……。

斎観

この世で一番どうしようもないことじゃねえか。
世界には思い通りにならねえこともあるんだよ。しょうがねえだろ。

西帝

まあ、そうだと俺も思うけど、此紀様ってこういうの改善してくれない方かたなの？　従者の胃に来てるのに？

斎観

お前さあ～。ママとパパがセックスしてるのなんて、子どもはそりゃ嫌がるだろ。だからって、それをすんなとは誰にも言えねえだろうが。

西帝

あまりにも完全な論破だ。細部は違っても、主旨がその通りすぎる。

意外とこういう時のための相談窓口

西帝

……というわけなんですが、何かしてやれることはないでしょうか。

刹那

ふむ。
現在の状況は、「従者の心身の健康を保証する」という師のあり方に抵触してはいる。

ただ、虐待とか不実とかにはあたらない。努力義務を説くくらいのことしかできん。説いても変わるとは思えんが、一応説くか？