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メトロノームでペース配分

どうも思考が先走ってしまったり、空回りすることがよくある。
いつでも平常心に戻れるようなできた人間ならいいのだが、残念ながらそうではない。

焦って考えたり、文字を打ったりしていると、どうも自分とというものを見失ってしまう。
気持ちが上ずり、先走ってしまうと、自分が何を書きたかったのかを忘れ、脱線。どこを走っているのかわからなくなる。

楽器はやらないので詳しくはわからないが、どうやら演奏にも『走る』ということがあるらしい。
自分だけが先走って演奏をしてしまうようだ。

文章でセッションということはないが、自分で何かしら書いているとき、自分の中で思考が走ってしまうことがある。

気持ちが乗っていると言えば聞こえはいいかもしれないが、だいたいは暴走気味であるから困る。
なんと言うか・・真夜中に書いたラブレターを、朝が来て読み返してみると悲惨。そんな感じだろうか。

十代のラブレターほど悲惨な暴走はないにせよ、若干文章に統制が取れていないようであるとか、脱線して、回収がつかなくなっていることに気づくのが遅れてしまい、もう直すのも面倒だからこのまま書いてしまえ。ということはよくある。

テンポを一定にといえば

単純に思い浮かんだのがメトロノーム。
youtubeにて、メトロノームのテンポ別にいくつも動画が上がっていたので、試しに聞いてみた。

どのテンポが良いかなどは全くわからないので、適当に遅いテンポを選んで流す。

普通なら『川のせせらぎ』とか『森の中の音』なんかを選ぶところかもしれないが、どうもそれでは具合が悪かった。どうもしっくりこない。

瞑想の上級者になると自然の音を聞いて集中できたりするらしいのだが、残念ながら私は普通の人であって、そのような高度な技術は持ち合わせていない。

だからもっとシンプルな基準となるものが欲しかった。それがメトロノーム。

ゆっくりしたテンポを刻む。カチカチカチカチ・・。
この音が気になって仕方がない人。時計の音がうるさいと感じる人にはノイズにしか聞こえないのだろうなぁ。と思いながらメトロノームの音を聞き、この文章を書いている。

いつもならとっくにペースがガタガタになっているところだが、今のところ大丈夫そうだ。マラソンのペース配分みたいなものだろうか?

変な影響は今のところ出ていない・・と思う。
カチコチの音が悪影響を及ぼすのであれば、機械式時計なんぞは悪影響の塊ということになるだろう。
― まぁ、気になる人には悪影響だろうが。

「どうも思考が先走るクセがある」ということで導入してみたメトロノーム書法(?)
ほとんど役に立たなさそうな情報だが、個人的にはペース配分ができるという、意外な発見があったが、・・ずっと使うかどうかはわからない。

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