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ゆるみな。独立記念日、

2017年6月

受付事務の仕事を始めて半年。

努力と試行錯誤の末、ありがたいことにこの頃にはライターとしての収入が本業と同じくらいまでになっていた。

ブログで情報発信したり、インスタで料理を載せたり、noteでは恋愛小説を書いてみたり...

とにかくジャンルや媒体は絞らずに興味の持ったものにはとりあえず色々と手を出してやった。

ブログはラインブログとはてなブログの両方を運営。長所と短所を見つけることが出来た。

料理を作ったら写真とレシピをともにインスタに載せ周囲からの反応を伺う。

noteに関しては完全な自己満足だったのだが、自分の恋愛談をもとに加工して創っていた。

その小説を書こうと思った背景には、私に関わる大きな存在が...っと、その人とのことについては慌てずおいおい書いていきたいと思う。

そして、持続的に収入を得られ最低限の生活ができるくらいまで自分の力で稼げるようになった頃、一つの疑問を抱く。

このまま受付事務をしながら副業でライターをやっていたらこれ以上の仕事の幅は増えない。そもそも固定給のシフト制労働をしている時間は私に必要なのか。自分の成長に繋がるのか。

そう思ったら、いてもたってもいられなくなってしまった。

働き方にフォーカスをあて、会いに足を運び、多種多様な立場の方の意見をたくさん収集した。

正社員として会社に勤めながら副業している人・フリーランスの人・起業家さんという働き方の全く異なる人たち。

まず初めに、正社員+副業として参考にしたのは、同世代でIT企業に勤めながらSNSを駆使してインフルエンサーとなり本の出版までした『りょかち(@ryokachii)』さん。

出版記念トークイベントに参加。

自撮りはアバター遊びであるというりょかちさん独自のSNSに対する切り口がとても面白い。

また、ネットでの情報発信を上手に行った結果、副業につながったいいお手本だと感じた。

「会社に貢献できる副業」という相乗効果を生み出す働き方は私の理想に近いものだと強く感じた。


次にフリーランスとして参考にしたのはやはり、私がライターを目指すきっかけとなったカツセマサヒコさんさえりさん

このお二人のイベントにもよく行く。

考え方がとても共感できるし、立ち止まるきっかけをくれるから。

最近連載していた、履歴書から物語を生み出すというコンテンツもとても面白かったので是非読んでみてください。

夏生さえり 第1話「なんでもやる覚悟です 〜志望動機は恋にある〜」|履歴小説

カツセマサヒコ 第1話「from2119」|履歴小説

このお二人はライターの他にも、コラムやエッセイ、それにトークイベント、ラジオのMCまで。

もはやSNSタレントと言えるような幅広く言葉を使う仕事をしている。

まさに「物語で生きる」代表と言っても過言ではない。


そして起業家として参考にしたのは「二兎を追って、二兎を得る」をモットーにしている方。

複業を推奨し、若者に夢を与える活動を惜しまない西村創一朗さん。

最近だとこの記事がとても脳裏に刺さった。

27歳 商社マンがエクセルYouTuberになったワケ —— 「お金稼ぎよりも信頼貯めたい」


ブログもよくメディアに取り上げられていて、発信する力も素晴らしい。認知したのはブログで労働問題について書かせていただいた時。

偶然目に留めてくれたことがきっかけでそこから西村さんの人間性に強く惹かれた。それ以来イベントに足を運んだり、サロンに参加させてもらったりした。

私が悩んでいるような発信をした時は、さりげなくいいねを押してくれてそれだけでいつでも影で見守ってくれているような、そんな温かい気持ちにしてもらった

活動に関してもどんどん新しいことに挑戦していて、尚且つ3児の父としての役目も全うしている姿にすごく尊敬している。

そんな方たちの考えや人生論、働き方を見て聞いて感じることが出来たことはとても貴重だったと思う。

結論を言うと、どんな働き方でも自分を輝かせる術を知ってる人はかっこいいということ。

やはり他人の体験談というのはあくまで参考でしかなく、結局自分の経験でしか判断出来ないという結論に至った。

そして、まだやったことの無い「個人の力で仕事をもらい稼ぐ」というひとつの挑戦に挑もうと誓ったのだ。

決意したその翌日。

わたしはすぐに店長に相談し、7月15日付けで退職することを決めた。

晴れて憧れだったフリーランスになれたことの喜びと、仕事の楽しさがこうじて、どんどん追加案件を増やした。

そのおかげでこの2ヵ月半は怒涛に過ぎていった気がする。

2017年7月16日。
わたしはフリーランスという肩書きを得た。

そして今現在、ライターを基板とした様々な仕事の上で『私』という人間は成り立っている。

その事をいつまでも忘れないようにしたい。

転職活動はまだはじまったばかりだ。

いただいたお金は全て息子に捧げます