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ストレスは「解消」ではなく、「そもそも発生させない」ことに全力を注ぐべき。

今年もまだ半分を過ぎただけだというのに、
今年度買って一番良かったものは「乾燥機」だという自信がある。


「冬場に濡れた洗濯物を干す作業は、手がかじかんで辛い。」
こんな理由で27歳独身1人暮らしの私は乾燥機の導入を考え出した。

現在の家に引っ越した当初だいたいの家電をレンタルで揃えたので、乾燥機も購入ではなくレンタル、と自然な流れでネット検索。
年間2万円で借りられることが分かると、あれよあれよという間に我が家に設置された。


これまでの私は、朝起き抜けの頭でその日1日の天候と干すのにかかる時間を判断して、両方をクリアして初めて洗濯機を回していた。

(洗濯が無ければ、15分遅く起きられる。)
こう思い出すとだんだんおっくうになり、最初は毎日だった朝の洗濯の回数が徐々に減っていき、一方で溜まっていく洗濯物を横目で見ることが苦痛だった。

そんな生活が、乾燥機の導入によって、変わった。

干す作業にかかる時間が消えたのはもちろん、そもそも洗濯をするか?に関する判断までも不要になった。
例え天気が悪かろうが、このあと時間が無かろうが、洗濯機は回したいときに回す。
「判断」コストが削減されることが、ここまで自分を楽にするとは思っていなかった。

私は年間2万円と引き換えに、ストレスフリーな生活を買ったのだ。



この乾燥機の経験をきっかけに、私には次の野望が生まれた。

(他にもお金で解決できる自由はないだろうか?)

例えば私は掃除をすることが苦手なのにも関わらず、人並に潔癖というワガママ極まりない性分なので、家事代行サービスの導入を検討している。


これまでの私は、「苦手なこと」に向き合ってストレスを感じたとき、買い物や食事など「楽しいこと」に投資してプラスマイナスをゼロにしようと思っていた。

でもこの乾燥機の1件をきっかけに、そもそもストレスそれ自体を無くすことに投資した方がよっぽど価値がある、そう思うようになった。

乾燥機なんて、家事代行なんて。対して稼いでもない1人暮らしには贅沢品だ。そんな呪縛をかけていたのは、他の誰でもない自分。

自分のストレスには、好きなことに対するアンテナ以上に敏感でありたい。
だからそれがお金で解決できるならば、喜んで払う。

私はこれからも、自分の人生に付きまとうストレスを1つでも多く減らせるよう、最大限努力します。



(当初は洗濯機の上に設置する予定だったが、わずかにスペースが足りず廊下に設置される運びとなった)
(下には水受け用に100均のトレイを置いています。)

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