消えた心霊写真
プロ野球は週に5日間試合をやるけど、Jリーグは週に1回で、ボクシングだと2~3か月に1回だ。試合間隔を長くしなければならない競技ほど、過酷な競技といえるのだろう。
とはいえ、プロ野球でも毎日はきびしいので、試合と試合のあいだに移動日というのがもうけられており、その日は少しだけ体を休めることができる。
なにがいいたいかというと、こうやってnoteに毎日書く分には、移動日はないということだ。軽く書いているから平気かというと、そういう日もあるが、そうでない日もあって、昨日の記事はボクシング並みに疲れた。
毎日ああいうことをやっていたら身が持たないので「心の中の移動日」みたいな日も必要であり、今日がその日だということ。題して「消えた心霊写真」である。
その前に一言・・
みなさんもご承知の通り、日本は戦争に負けてからの78年間、ずーっと被占領国の扱いを受けている。見かけは主権を回復したことになっているがそうでないのは誰でも知っている。
この国で一番エラいのは岸田総理ではないし、もちろん陛下でもない。日本で一番エラいのは
と言っている人たちだ。岸田総理をはじめとした閣僚から、大手製造業や主要メディアまで、みな「キシダサ~ン」の顔色をうかがっている。
現在「キシダサ~ン」は、シリアよりも、アフガニスタンよりも、イラクよりも、遠くまで出かけていって、例のごとく戦争をやっている。「例のごとく」というのは、もちろん「愛と平和と自由と民主のために悪のフォースを倒しに行く」という意味である。
こうしたジェダイの戦いについて日本のテレビ局が、「キシダサ~ン」の機嫌を損ねるようなことを言うことは絶対にできないし、そういうことを言いそうな人もキャスティングすることはできない。つまり、「御用学者」以外テレビには出られない。
ジェダイの仲間たち
御用学者などと知った風なことを言っているけど、まじまじと顔を見るのは今回が初めてである。
これまでは、「お代官様と結託している越後屋」みたいな、いかにも権力に迎合しそうなイメージをいだいていたのだが実際にはそんなことはなく、本人が本気で信じていることをそのまま口にしたら、キシダサ~ンが泣いてよろこんでくれるという、じつに都合のいい人が巧みにえらばれている。
そういうことをリアルタイムで目撃できたことがまず良い経験だったし、そのうえで、こんな風に耳に心地よいことを言われたら、人はこれほど簡単に篭絡されていくのだ、ということをつぶさに観察することができたのも得難い経験だった。
とはいえ、こんなことをつらつら書いていたら疲れるので移動日にならない。さっさと心霊写真の話にうつろう。
心霊写真は無くなる
さて、稲川淳二さんがよく言っていることだけど、本物の心霊写真って
これは本当だ。ぼくも実は心霊写真を映したことがあるのだが、それがどこかに行ってしまって、はや15年ほど出てこない。それにしても・・・やっぱりこういう話の方が書いていて楽しいな。
さて、「15年」というのがまず恥ずかしいのである。15年前というとぼくは30代後半である。30代の後半にもなって、心霊スポットに行き、写真を撮っていたということをまずここに告白せねばならない。恥ずかしいけど、事実である。
遅咲きの心霊好き
ぼくは、これまで心霊スポットに突撃している若者のことを、
などと評していたのだが、実は、自分が40歳の手前で心霊スポットに行っただけでなく、写真まで撮っている。
ただしこれには言い訳もあって、 ぼくは心霊については長いあいだ否定派だったので目覚めたのが遅かった。若い頃、友だちが居酒屋で幽霊話を始めると、
と力説して遮ったりしてウザいやつだった のだ。ふしぎなことは好きで、UFOにもネッシーにも熱心だったのにもかかわらず、心霊現象はおかしいと考えていた。
なぜなら言うことが人によってまちまちだからで、複数の「霊能者」が同じ場所に同じ時間に行っても、みな言うことが異なる。おそらく頭の中で作りあげたファンタジーなのだろうとおもっていたし、今でも、一部分はそう思っている。
しかし、警備員をやっていた時期にパトロール先でいろいろなことがあり、そのうちに興味がわいてきてしまった。
そうしたら近所に「全国的に有名な○○トンネル」というスポットがあるとわかったので、行ってみたくて仕方がなくなってしまったのだった。つまりは、性の目覚めが遅かった、みたいなことなのである。
遅咲きの心霊スポット巡り
なお、そのスポットは、オカルト・怪談界で名の知れた人はみな足を運んでいるという心霊銀座みたいな場所であり、稲川さんから始まって、そこで撮影している有名人のDVDをいま思い出せるだけで5枚持っている。
北野誠さんが「アッ、腹のあたりをつかまれた!」と言っていた場所であり、重いカメラの三脚がいきなりひっくり返った場所でもある。スカイツリーができたら、老若男女問わず行ってみたくなるでしょう。それと同じことだと思ってください。
何を感じたか
さて、そういうマジな場所にいくと、どういう感じがするのかを肌で体験してみたかったのだが、結果として
といえるだろう。細かいことは書かないが、「行く前」と「行った後」ではおおげさにいえば世界の見え方が変わったし、ヤバイ場所がどういう場所なのかがよくわかった。
とはいえ、冷やかし半分で行くとよくないといわれているのは知っていたので、線香持参で行ったし、静かに歩き回ってから、線香をあげて手を合わせ、写真を数枚とって引き上げただけだ。
当時デジカメは持っていたけど、フィルムのほうが映りやすいというつまらない知識も持っていたのでフィルムカメラをもっていき、撮った写真を現像に出した(このあたりがアホなところ)。
なぜかプリントしてくれない
そして、ある日、楽しみにカメラ屋に取りに行ったところ、前半の家族のスナップ写真などはふつうにプリントされてにもかかわらず、肝心の最後の数枚だけは1枚もプリントされていなかったのである。
そこで、思い切って
とレジのお嬢さんに言ってみたところ、すごーくイヤな顔をされたんだけど、いちおう引き受けてくれたのだった。そして再度取りに行ってみたところ、トンネルのまわりに数十個の顔が映りこんでいる写真が取れていたのである。
ただし「顔」といっても、ほんとうの顔ではない。「目のようなくぼみと口のようなくぼみ」があるというだけのものだ。火星の人面岩みいたなものであり、人はそういうくぼみを顔として認識するクセがあるといわれるので、そういわれればそれだけのことである。
ただし、
という2点のナゾは残る。
消えた心霊写真の謎
しかし、その写真をしばらく道具箱(タックルケースのようなもの)の底に入れておいたら、どこかにいって見当たらなくなってしまったのだった(ネガも行方不明です)。
だれかに見せる前に消えてしまったので、ぼくと、現像したカメラ屋さんと、受付で嫌な顔をしたお嬢さんしか見ていない。
ただし、いまでも霊能者がYouTubeで
みたいなことを言っているのを聞くと、あの写真のことを思い出すし、さっさと処分したい気持ちになるのだが、どこを探しても出てこないので捨てようがない。
いまとなっては若気の至り(=40手前)なのだが、理由があって勝手に消えてくれたのならこのまま消えていてほしいし、どこかに隠れているだけなら処分したいのでさっさとでてきてほしい。
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