ダウ理論について考える
ダウ理論6つの法則
ダウ理論には6つの法則がありますが
そのうちの4つについて取り上げ深掘りしていこうと思います。
○トレンドには3種類ある
○トレンドには3段階ある
◎平均は相互に確認される
◎トレンドは明確な転換サインが出るまで続く
フラクタル構造
○トレンドには3種類あるという法則は
フラクタル構造を表した考えになります。
厳密には、
小さな(短期)トレンドのなかにも
さらに小さなトレンドが内包されていますが
重要なことは、自分がエントリーしてイグジットする際に、
続伸することを期待するべきトレンドのスケールを理解することです。
複数のトレンドの種類が
同時に入り組んでいて見分けることが難しいですが、
それぞれのトレンドに沿って動くMAがあり
対応するMA(ネックラインが触れるMA)を
知ることはもう一つの法則である
○トレンドの3つの段階の把握も容易にしてくれます。
そのMAが転換してから
どれくらいの時間が経過しているのかを確認しましょう。
一番強い通貨と一番弱い通貨
さらに特定のMAの向きとMAに対するローソク足の位置関係に注目し
他の通貨ペアとも比較をすることで
もう一つの法則である
◎平均は相互に確認される
も一目瞭然です。
この法則はつまり
最強通貨と最弱通貨を選択しよう
ということですが
MAの向きやMAに対するローソク足の位置関係が
どの通貨に対しても同じ特徴があれば、良いのです。
これが分かれば、本当にその時にトレードすべき
通貨ペアが分かり、騙しにヤられることも減らせるようになります。
明確なサインとは
反転直後にエントリーができて、
その後もトレンドが続伸してくれることが理想ではあります。
ですが一方で、
エントリーした直後に
逆指値に触れてしまうこともあります。
そんな時は、
トレンドがさらに再反転したパターンもしくは
前のトレンドが終了しておらず、続いていたということになります。
最後の法則である
◎トレンドは明確な転換サインが出るまで続く
は、利確(イグジット)に関する話でありながら
エントリーにも関係する話なのです。
例えば、
小さなトレンドは上昇で
大きなトレンドは下降だからと言って
必ずしも、小さな上昇トレンドが
大きなトレンドの調整で終わるとは限らないのです。
つまり小さなトレンドが、他の通貨にも共通するような
明確な転換のシグナル(MAの向きやエリオット波動など)
が出ない限りは
値頃感で売りのトレードをすべきではないのです。
小さなトレンドが大きなトレンドを作る
小さなトレンドから大きなトレンドを作り
大きなトレンドの反転になることも
ありますが
大きなトレンドの節目も同時に意識すべきです。
つまり、両方を尊重するバランスが大切になります。
早過ぎず遅過ぎずの最善のタイミングを掴む
最適なタイミングでエントリーできれば
含み損がなくストレスフリーなトレードになります。
そのためにはダウ理論で
複数のトレンドを把握して
自分がトレードする大きさの
一つ下のトレンドが反転することを
確認してからエントリーすべきです。
つまり、早過ぎるエントリーを回避しようということです。
そして、遅過ぎるエントリーもまた回避すべきです。
トレンドの段階が終盤なら
次の反転に巻き込まれることになりかねず
旨味がないからです。
トレードは単純に上か下を当てるゲームではない
このことを理解することが重要です。
ご愛読有難うございます。
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