BTSがSDGsについて話すと聞いて、調べたり話をしてみたりした会メモ

BTSが国連で「SDGs(持続可能な開発目標)」についてのスピーチをすると聞き、それならば、とスピーチの一週間程前から個人的にSDGsについて調べはじめました。…とてもゆるくですが。

2021年9月20日、ニューヨークの国連本部で行われた国連総会にて行われたBTSのスピーチ。若者世代の言葉を拾い上げ、今の10代・20代が『コロナ・ロストジェネレーション』と呼ばれている事に対し「大人たちの目に見えないからと言って、道に迷ったとは言い難いと思います。(RM)」と伝えたメッセージは、Z世代と大人世代の丁度中間にいる彼等からの「大人世代へ向けたメッセージ」のように私には感じられました。

BTSのスピーチを聞いて、「大人」の私は思いました。

「持続可能な社会にしないと」

SDGsをベースにして、何か自分にもできる事を考えられないかな?と思っていたところ、丁度同じ考えを持つARMYさんに出会い、Twitterのスペース機能で「SDGsを調べてみて感じたこと、何かできることはないかな会議(2021年9月24日開催)」をしてみました。このnoteはその会議(a.k.a. 雑談)の記録メモです。推し活でSDGsについて勉強する事になるとは思っていなかったな…。

尚、以下は勉強のための記録メモになります。スペースの内容の書き起こしではなく、スペース内で出た話題の箇条書きになりますのでご了承ください。また、私達も絶賛勉強中です。そう簡単に答えの出るものではありませんし、考えもなかなかまとまりません。それでも、私達はまず学び、考える事から始めたいと思います。本noteも、一緒に勉強をして下さる方の1つの補助線にでもなれば幸いです。


1. 事前勉強

「そもそもSDGsとは?」スピーチを聞く前に調べたり聞いたりしたものメモ。SDGsの詳細は以下ご参照ください。

SDGsは17の目標を掲げており、その目的は「世界から貧困を無くすこと」と「現在の持続不能な社会を持続可能な社会に変えること」(荻上チキ・ Session 2021年4月29日放送分、ノンフィクションライター高橋正樹さんのコメントより引用)。

ざっっっくりまとめると『17の目標は密接に繋がっていて、どれか1つを達成すれば良い、というものではなく17でひとつ。2030年までに達成するにはもう具体的な行動に起こさねばならず、これらはその指標。PRやSDGsウォッシュ的な「やってる感」の演出に使われない&騙されないよう、ひとりひとりがSDGsの本質を理解して「ここは○番の取り組みはしているけれど、ならばこちらの取り組みは?」といったように包括的に見て、考える事が必要。』というところが個人的な所感です。

また、今回のスペースはコメントノートを設けてリスナーさんに情報をもらいながら話を進めていきました。いただいたコメントもあわせてご紹介します。コメントご参加頂いた皆様、ありがとうございました。

https://liveq.page/ja/Z9yUEC7omcywTxAPZ24c

以下いただいたコメントより抜粋

こんばんは。SDGsってもうだいぶ前から始まっていたのですが、今回のBTSの活動で多くの方に興味をもってもらえることになってよかった!と思っています。私の勤務先でも企業目標として積極的に進めていますが、どこか他人事でもありました。今回のスピーチが子供向け?って言われてもいましたが、それで(自分ゴト)になるなら、それで良かったんですよね😊
自分の勤める会社でもSDGsに取り組んでいます。 今回BTSがSDGsについて発言すると聞き、最初はかなり驚きました。 あらためて、SDGsを見直して、あ、なるほどと思って、改めて考えている機会になりました。 企業側としては、深く取り組める目標群に対して、具体的な行動に落とし込もうとトライしている状態だと思います。数値目標が立てにくい部分もあるので、なんとなく広告塔のように使われているように見えるのかもしれません。 それぞれの企業の事業で実現しようとしていることにも注目してもらえるとうれしいです。
勤務している会社のSGDsでは脱炭素がキャッチーなコピーになっていますが、パームオイルを扱う企業との取引は実際に禁止になって、そこは見えやすい成果だとは思いました。SGDsのミーティングの時だけ、SGDsのピンバッジ(会社支給)をつけたり、見せかけの部分もありますね。BTSのおかげでこういうお話がARMYの中で拡がって、声を挙げる、意見を持つ、考える機会を持つ、という事が広がるのがすごくいいなと思いました。ありがとうございます。

SDGsは2015年9月の国連サミットで加盟国の全会一致で採択されたので、もう今年は6年目なんですよね…。そして企業で進めてらっしゃる方も!「なんだか企業のいうSDGsってPRっぽい…」などと疑っていてすみません!反省です。。。疑うばかりでなく、きちんと見ることも大切ですね。いや本当に、BTSのおかげですっかり自分ごとになりましたね…

世界、国、企業って大きな単位でみると余計に遠く難しく感じてしまう問題な気がします。余談かもしれませんが···例えば「〇〇市 SDGs」で自分の住んでいる街で検索してみると、環境基本計画等でSDGsへの取り組みを考えている自治体もあるので、身近なこととして捉えたり、日常生活の中でできる事を考えるヒントが見つかったりするのかなって思います。

なるほど!自分の住んでいる街の取り組みを知ると、よりSDGsが身近に感じられますね!


2. 現状どんな問題があるのか?を考える

17の目標を見ながら雑談。スペース内で出た話題は以下の通り。

12番「つくる責任・つかう責任」の雑談

差別に加担する企業の製品は買いたくない / DHC会長の差別問題 / 新疆綿問題 / 何かを買うときに「この製品はどうなのか…」と毎回考えてしまい、買わない事も増えた /「うちは差別に加担する素材は使ってませんよ!」という企業にもっとアピールしてほしい / 「消費はアクティビズムになった」(佐久間裕美子 著『weの市民革命』より)

参考資料

以下いただいたコメントより抜粋

項目ごとに、出来ることをリスト化してみたりわかりやすい目標を立ててみたりしてみたらどうかなと1人で思っています! 項目ごととはいえど、無理に分類分けせず通ずる所があれば合体したりして、、、。 例えば12番の[作る責任、使う責任]ならファストファッションばかりでなく、素材や製作過程を重要視したり、透明化している企業や、売り上げや値段の幾らかをチャリティーにしている等の企業をリストアップするなど。 期間や数などわかりやすい目標を出せるものなら決めてみたりして可視化できるようにしてもいいなと思います。 

今回は雑談に徹してしまいましたが、リスト化良いですね…!どなたかそういったリストご存知ないですかね…

無印の新疆綿の問題は自分たちは強制労働ではなく監査をきちんと入れて労働環境を整えていると発表しています。でもそれがどこまで実行できているのかは誰も分からないです。そしてこの問題が出たのにも関わらず、うちは違うからだけで終わらせたて、これ以上その話はしたくないというシャットダウンした感がすごくモヤモヤした記憶があります。すみません質問でなくて💦

いやそうなんですよね…一度報道がされたあとの、その後の企業の対策や取り組みも調べていかねばですよね。

アパレルだとこのアプリ良いです✨見てるだけでも楽しいし💓 いろんなアパレルブランドのエシカル度を判定してくれてるアプリです
私もまだちゃんと調べたり使ったことないのですが、楽天のEARTH MALLてサイトはサステナブルな製品を販売してるお店ばかりが集まってるみたいです。

素敵な情報も共有いただきました!ありがとうございます!


3. Youthと社会活動

今回のBTSのスピーチのキーワードのひとつでもある「Youth」。

これらのツイートを見て、私が思い出したのは以下のツイート。

関連で気になっていた以下配信番組やPodcastを聞きました。


Youthと社会活動についての雑談

YouthやZ世代の活動を「Z世代はすごいね」「キラキラしている」といった言葉でまとめていないか? / (上記配信を聞いて)活動をしているYouthの皆さんも悩んでいる / 彼等に問題を任せすぎたり、なすりつけたりしてはいけないよね / 若い活動家達を揶揄することは良くないと思う / 環境活動家グレタ・トゥンベリさんについて / 若い活動家達に連帯したい / まきびし…

参考資料

以下いただいたコメントより抜粋

tictokを通して環境問題に関心を持っている若い世代が増えてるように思います ティーンエイジャーでveganが増えたのは動物保護の観点もあるけど環境問題に配慮してって話を聞いて驚きました 半年くらい前から我が家でも牛肉を食べなくなりましたが個人でできることには限界があるので企業に率先してやってもらいたいです いろんな情報ありがとうございます!

「Youthの皆さんはこういった情報をどこから得ているのか?」という話題に衝撃のコメント。tictokすごい。。。そして畜産と環境問題の話題はあまりにも知識が足りないので勉強してきます…!「個人でできることには限界があるので企業に率先してやってもらいたいです」は、本当にその通りだと思います。


4.  やっぱり最終的には「選挙に行こう」、になる

現在の持続不可能な社会のままにしたくない / 個人の頑張りもしたいけれど、それと同時にもっと企業や社会から大きく動いたらもっといいはず / 環境問題にもっと取り組んでくれる人、差別をなくそうと言い対策をしてくれる人に投票しよう / 投票権を持てない人も居る / 投票は「よりマシな人」を選ぶ / 投票はトライ&エラー / 署名活動等も社会活動 / こうゆう話ができる空気をつくっていきたい / 身近な人と話をしてみよう / 情報を共有しよう

以下いただいたコメントより抜粋

「選挙に行こう」がゴールという意見、まさにそうだと思います。ARMYの皆さんが、自分で感じ自分で考え、最終的に選挙に行くような活動ができるといいですよね!
職場で選挙の話を前よりする様にしています。まず、行こうよ!って言ってみたり、期日前投票を勧めてみたり。誰を選ぶとか、深く掘り下げなくても話題に上がるだけでも良いかなと。 誰を選んでいいか分からないと言う場合、自分の理想とするものと合致しなくとも、よりマシな方を選ぶって言うスタンスでも良いのかな…って思います。
日本での全ての問題は「いやほんとさぁ、選挙に行こうね。。」というのに帰結するのすごくわかります。そしてそれは、自分が避けてきたような選挙に行ったことない人/政治に関心のない人に届くような、アクションが大事だと思っているところです。選挙割をしてる個人店も、書店やジュエリー店などいくつもあり、それにならって選挙に行った人だけが読める/見られるコンテンツとか作ろうか、と最近友人と作戦会議をしています。本当はリターンがなくっても選挙は当たり前に行くべきですが…まずは物で釣ってみるのもありかもって😂

職場や友達と話したり、選挙割をしているお店の情報のシェアなんかもいいですよね!

スペース聴かせていただいて有難うございました。(BTSを共通項に)何かしたいと思っている人が沢山いること、それ自体に普段暮らしていると感じられないような希望が感じられてワクワクして寝付けずにいます。 今日の内容に関連するかな?と思ったオススメしたい本を二つ挙げます。 「アングリー ヤング ボーターズ 韓国 若者たちの戦略的選択」イ ヨンチェ著 梨の木舎 少し前の書籍ですが…2016年の韓国の総選挙に対し、当時20代30代の戦略的な投票参加について書かれた本です。韓国と日本ではデモや運動、民主主義や愛国心などの言葉の意味合いが異なる点もありますが、じゃあ日本でどうしていこう?と考える手立てになるかもしれません。 「差別はたいてい悪意のない人がする」キムジヘ著 大月書店 マイノリティ、女性、肌の色、色々な場面での具体的な事例を法律面も含めて書かれていて、差別が生まれる構造、差別を見たり自分の中に感じた時自分がどう振る舞っていきたいかが立体的になる本です。ページを行ったり来たりして、例えば考えをまとめたい時に家にあるといいなと思います。

『差別はたいてい悪意のない人がする』は話題になっていたので購入してみました。『アングリーヤングボーターズ』は知らなかったのですが物凄く気になります…!情報共有ありがとうございます!


以上、「SDGsを調べてみて感じたこと、何かできることはないかな会議(2021年9月24日開催)」の記録メモでした。参加いただいたリスナーの皆様の情報共有をまとめておきたく、noteにしました。これからもゆるゆると「SDGsを調べてみて感じたこと、何かできることはないかな会議」を続けていけたら…と思っています。ありがとうございました。

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