マガジンのカバー画像

エンタメのこと

3
本、漫画、映画を読んだり、美術館に行ったりしたときに考えたことを書きます。
運営しているクリエイター

記事一覧

「新解さん」に、私がnoteを書く意味を教わった。

新解さんって誰だ?そもそもなんて読むんだ?しんとき・・・?と思ったそこのあなたは、当時大学生だった私と同じ反応である。 「新解さん」は、”しんかいさん”と読む。フルネームは『新明解 国語辞典』。辞書か・・・聞いたことがあるような・・・使ってたかも・・・?(辞書さんには八割方ロッカーの中で過ごしてもらったため、よく覚えていない。) 大学生だった私がこの辞書を思い出すことになったのは、ゼミで『新解さんの謎』(赤瀬川源平,文春文庫,1999年)という本の書評をすることになったか

今週は、NHK『てくてく絶景』に癒され週

今週、毎日楽しみに観ているのが、Aぇ! groupの正門くん出演の『てくてく絶景 地元京都人が自慢する『絶景』巡り』(BSプレミアム 午前7時45分~8時 ほか)。 15分という短い中でも、正門くんの真面目さが伝わってきました。 敬語が乱れていなくて、耳触りの良い言葉を選んで話している感じがします(本当に見習おうよ…)。 インタビューする相手への謙虚な気持ちが表れていて素敵でした。 いつか取材のお仕事ができたら、こんな風に仕事したいな。 ちなみに、Aぇ! group

映画『キャラクター』と家族、宗教、無戸籍

アマプラで映画『キャラクター』を観ました。 以下、ネタバレしかない感想です。 Fukaseさんが気持ち悪い(褒め言葉)Fukaseさんが本当に気持ち悪い。仕草の一つひとつも不気味だけれど、印象的なのは声と目です。 少年っぽさの残る声が、アイデンティティが確立されていない両角にマッチしていて、唯一無二の人物になっていました。 目については完全に個人的感想というか感覚。Fukaseさんがまだ深瀬さんだった頃、曲で言うと『幻の命』とか、『虹色の戦争』の頃に近い気がしました。1