見出し画像

はじめてのビジネスコンテスト挑戦記⑥

~事業計画書ってどう書くの?~


ビジネスコンテストにエントリーしてすぐに申請書が送られてきたのだが、これを使って、「フツーの主婦」が思いついたアイディアを、審査員の方々や中小企業診断士の先生方に説明しなければならない。ビジネスコンテストなのだから、ただお金が儲かるモデルが作れれば合格という話でもない。

ビジコンの申請書の内容は「起業計画書」と「事業計画書」を合わせたものに、自分がそのビジネスをすることによって「地域に貢献できる事」や「解決できる業界の課題」などを記入するものだった。

私は「貢献できる事」と「業界の課題」に、①市場で伺った農家さんの高齢化問題  ②自分の経験から、子育て中の女性が直面している労働問題  ③地元のお土産なのに、製造も材料調達も地元外で行われることが多々あること。

について、解決方法を熱く文字に綴らせてもらった。

他に「新規性」「ターゲット」「優位性」「事業戦略」は1年間勉強してきた知識を総動員させて思いつく限り書いた。

問題は「事業展開」と「財務計画」の部分だ。

私は家計簿をつけない。計算が面倒だし、今まで何とかなってきてしまったから。商品の原価計算は得意なのに、お金の出入りとなると途端に難しく感じるのはなぜだろう???個人事業主になったら、「お金の計算」は苦手だからといって避けては通れない。

それにしても、商品の販売価格も決まっていない。仕入れ価格も決まっていない。何に経費がかかり、どのくらいかかるかもわかっていない。お客さんのニーズもつかみ切れていない

こんなに「ないない」状態で、利益計画なんて書けるはずがない(ToT)/~~~と思ったが、それでも書かなければならないので、「想像の力」だけで何とか書き終えた。

でも、「湘南ビジネスコンテスト」は、私のようなビジネス初心者にもやさしかった。

自分が書いたコンテスト申請書を提出する前に、中小企業診断士の先生に見てもらえるのだ。案の定、「なぜこのビジネスをやりたいのか?」「やりたいことがタイトルを読んでも判らない」など厳しいご指摘も頂いたが、口頭で説明をしていくうちに、私の考えていることを理解して頂けた。自分一人で頭を抱えていた問題も、具体的な解決策も教えて頂き、私の体当たりにガッツリ応えて頂いた。

自分が実現したいと思っている内容はおかしくない。ただ、「言語化できていない」、「伝える力が足りない」のだということがわかった。少しだけど自信になって、申請書の仕上げを頑張る気力が盛り返してきた。

申請書の提出まで2週間余り。ここまで精いっぱい頑張ってきて、体のあちこちがキツくなってきた。辛いのに楽しいって変な人みたいだけど、でも「楽しい」。こんな気持ちも言語化できるようになるんだろうか(^-^;

この1年で、ビジネスという未知なる世界に思い切って飛び込んで、最初に参加したビジコンが「湘南ビジネスコンテスト」で良かった。私を担当してくださった方も、本当に心を込めてご支援下さったおかげで、私は諦めることなく申請書の提出日を迎えることができたのだった。




毎日のおうちごはんのことで困っている人を減らすために毎日頑張っています。今はYoutube撮影用の機材購入の資金に宛てさせて頂きたいと思っています。