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映画 海街diary(好きなことを勝手に語るシリーズ)

めっちゃ好きです。この映画。もう多分10回以上観てる。

この映画との出会いはなんと、飛行機の中。フィンランドへ一人旅へ行く飛行機の中で、初めて観ました。

なんとなく見始めたら、じんわり感動して、めちゃくちゃ温かい気持ちになったのを覚えています。

それから、癒されたいな、とか、まったりしつつ前向きになりたいな、という時に何度も何度も観ています。Amazonプライムで観れるからめちゃくちゃありがたい…!

それでは語っていきます。あらすじなどはこちらからどうぞ↓


※ここからはネタバレしますので、ご注意ください…!


長女 さち のキャラクター

4姉妹のお話で4人とも個性あふれるキャラクターで大好きなのですが、特に響くのが長女さち姉のキャラクター。演じるのは綾瀬はるかさん。

真面目なとことか、勝手に色々背負っちゃってる感じとか、恋愛面ではなかなか上手くいっていなくて(不倫しちゃってて)、お母さんとの関係も不器用な所とか、でも芯は強くて凛としてるところとか。

もう本当にいろいろ刺さる。さち姉わかるよ…がんばれ…!ってなる。

私も長女だからかな。さち姉ほど責任感強くはありませんが、色々共感するところが多くて。

さち姉を演じる綾瀬はるかさんもめちゃくちゃ素敵です。この映画でイメージ変わった。いつでも背筋がピンと伸びて、立ち居振る舞いがきびきびしてて。

地味目な服装も絶妙でなんかいい。あと、途中浴衣のシーンがあるんだけど、和服の着こなしもとっても素敵です。


姉妹で囲むごはん

姉妹でちゃぶ台を囲んでごはんを食べるシーンがたくさんあって、どれもめちゃくちゃおいしそうなんです…

朝ごはんのお味噌汁と納豆とか、縁側で食べるお蕎麦とか、、

一番好きなのは、三女のちかちゃんが作る「ちくわカレー」(どろどろ系のカレーでめちゃくちゃ美味そうなの!!)

是枝監督いわく、作中に法事が3回も出てくるので、「生きる=食べる」ことは意識して描かれたのだそう。

その食卓で姉妹が交わす会話も、姉妹あるあるが結構詰まってて楽しい。姉妹っていいよなあ~ってなります。


古い家と、移り変わる季節

物語は、夏から始まって、秋、冬、春、そしてまた夏へと移り変わります。

その季節感が美しく描写されてるのと、そこの中心に4姉妹が住んでいる古い家があって、それがとてもとても良きなのです。

縁側とか、ちゃぶ台とか、庭にある梅の木や、古い台所、タイルのお風呂、昔ながらの立派なお仏壇もあって…

実家感がすごくて、しかもそこに若い4姉妹が暮らしていて現役で家が機能してるのがさらに良いなあと思うのです。

梅の実をとって梅酒を作ったり、浴衣で庭で花火をしたり、こたつでみかんを食べたり、、そんな様子を眺めているだけでも本当に癒される…


菅野よう子さんの音楽

劇中の音楽は、菅野よう子さんによるものです。

菅野よう子さんは、言わずと知れたカメレオン作曲家さん。「カウボーイビバップ」や「攻殻機動隊」、さらには「花は咲く」の作曲でも有名です。

菅野よう子さんは、それまではめちゃくちゃオシャな音楽のイメージだったのですが、この映画では一変、クラシックのようなみずみずしい音楽となっています。

特にメインテーマが本当に好きで。サントラもヘビロテして聴いてました。鎌倉の街並みとか、海とか、あとは家族っていうテーマにもとても合ってる、おだやかだけど感動的なテーマだなあと思います。

ちなみにメインテーマは、マーラーの交響曲第5番「アダージェット」のオマージュなんだって。聴いてみたけど確かによく似てる。


心が洗われる映画です

さあ、まだまだ語りたいポイントはあるのですが(さち姉以外の姉妹たちもめちゃくちゃ良いし、レキシの池ちゃんが出てたりもするし…笑

正直、好みは分かれるかなとは思いますが、邦画好きで、雰囲気や美しい映像や、美味しいごはんに萌える人ならめちゃくちゃオススメです。

もしよろしければご覧くださいませ~

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