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オリオン水彩紙スターターパック使用レポ(下書き篇)

少し時間が空きました。お久しぶりです。
いつもnoteは更新する記事とは別に次に載せる記事が7,8割完成してから載せているのですが、今回は忙しかったとはいえ次に載せる記事が白紙のまま早半月経過してしまったので仕方なく放出します。続き物で次の目算が立たないまま載せるのはちょっとした恐怖ですねー。画像は撮っておるのです。画像編集と文章が全く出来てないのです。何せ12枚もあるからなー。取り掛かるのにちょっと勢いが居る。
では本文。


出戻りとは言え私はほぼ水彩初心者みたいなものなので、水彩用紙にはマルマンのスケブ(B6サイズを100均で買いました)を使っていたのですが、なんだかそろそろ良い紙を試してみたいと思えて来まして、オリオンさんの「水彩紙スターターパック(ポストカードサイズ)」を購入してみました。
オリオンさんにしたのは私が利用している通販サイトで唯一扱っていた数種類の紙がセットになった物が、これだったからです。
という訳で世界堂さん。いつもお世話になってます。

https://webshop.sekaido.co.jp/

紙の相性は本当に人それぞれみたいなので、あまり参考にならないかもしれませんが、自分の忘却予防も兼ねてますので、一意見として見て頂けたらと思います。
紙だけで12枚あるので、今回は下書きからペン入れまでの感想です(個々の画像は無し、一部他と比べて特筆すべき特徴がある物のみ載せてます)。


ついでに私の画風とか色塗り時のこだわりとかこちらで少し紹介しておりますので先にこちらに目を通してもらえてると有り難い。

こちらが試し描きの結果

ではどうぞ。

基本情報

同一条件の方が比較が容易いただろうと使用画材は、0.3のシャーペン(芯はB)、消しゴム(麻王のみ練り消し)、ミリペン(ピグマ0.1黒、ネオピコライン3-0.1セピア、ネオピコライン3-0.05グレー)、顔彩。
私はトレースが嫌いなのでイラストは全てシャーペンで下書きをしてミリペンでペン入れをしました。
その際わざと1、2度あえて描いた下書きを消して紙の表面を荒らすようにしました。(実際にイラストを描く時、下書きを何度も描き直すことはざらなので)

使用した道具たち。スケブは比較対象として参考に載せました。

使用感

今回のレポに共通した条件でもあるのですが、マルマンの図案スケブ(黄黒の表紙のオーソドックスなあれ)と比較してどうなのか?を、目安に感想を書いてます。普通、とある物はマルマンと比べて変わらないという意味です。
以下、ペン入れまでの下書き段階の個別感想です。

シリウス特厚口

(水彩画紙)
普通。特に難も無くすらすら書ける。

ワーグマン350g

(水彩画紙)
ボコボコしてシャーペンの段階で線が描きにくい。
ペンも当然描きにくい。

アクリルデネブ(中目)

(水彩画紙)
ややペン先が引っかかって線が描きにくい。

コミックデネブ

(アルコールマーカー専用紙)
描き心地は普通。
消しゴムをかけるとミリペンのインクが薄くなる。

ワーグマン、画像で写し難い。ボコボコ…
コミックデネブ、画像左上の3本線の上半分が消しゴムで消してどの程度薄くなるか実験。

アルデバラン

(版画用紙)
ボソボソして線が描きにくい。
消しゴムで下書きの線がなかなか消えない。

麻王

(水墨・日本画紙)
表面の毛羽立ちが凄い。すぐ表面が剥がれる。消しゴムが使えない。
練り消しを使用しても表面が剥がれ気味。
ペンはインクがすぐにじんでいく。ボコボコして描きにくい。

セザンヌ(細目)

(水彩画紙)
普通。

セザンヌ(中目)

(水彩画紙)
ペン先がガサガサして引っかかって描きにくい。
インクがかすれる。
インクがうまく紙に乗らないので何度も線をなぞる事になる。

麻王、とにかくサッと書かないとすぐにその場でインクがにじんでゆく
セザンヌ(中目)、イラストの輪郭線がはっきりしてるのははっきりするまで何度も上書きを繰り返したから。

セザンヌ(荒目)

(水彩画紙)
ペン先がやや引っかかる。インクがかすれる。

バンブー

(水彩画紙)
ペン先がやや引っかかる。
インクはかすれ気味。

トルション

(水彩画紙)
ボコボコして描きにくい。
インクかすれ気味。

ブリタニア

(水彩画紙)
わりと普通寄りだがほんの少しペン先が引っかかる。
インクはほんの少しかすれ気味。

評価

下書き段階での使い心地は
良い
シリウス、セザンヌ(細目)、ブリタニア
難ありでどちらかというと悪い方
他で名前が挙がらなかった残り全部
悪い
ワーグマン、麻王
という結果になりました。

そして今回一番感動したのが麻王の時使用した練り消しです。
これ実は高校時代に美術の時間に使用して残っていた物を最近発掘して、まだ使えるかなーって試しに使ってみたら全く問題無く使えたので、練り消しって凄いに尽きました。軽く見積もって20年以上前の品です。
ほんと凄い。

現物。練り消しの使用期限って有るのかしら。

では今回の記事はここまでです。
とは言えまだ下書き段階での感想なので、まだあまり重要でない結果とも言えます。いわば前哨戦。前菜。の感想ですね。
前菜だけでこんなに感想書くのかよ、って話ではありますが…。

次は本編、色塗りの感想です。
気長~に、1か月くらい待ってもらえたら多分あげられると思う。何せ12枚あるから。

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