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授業のちょっとしたコツ6 集団をふりむかせる 大村はま先生に教わったこと

今回は授業だけではなくいろんな場面で使えること。
そして、単純だがすごく効果があったこと。

教室で40人の子どもを前にして、一斉に振り向かせるときあなたはどの言葉を選ぶか。
みなさん!
ちょっと静かにしてください!
いい加減に静かにしなさい!

授業のちょっとしたコツ5にも書いたが、集団意識が働いているとき、子どもは自分のこととして話を聞かない。みんな静かにしてないから良いやなんて思いがち。で、学級委員とかが空気を読んで他の子を静かにさせ始める、なんてことがよくある光景だ。
そもそも学級委員が教師の代わりに静かにさせることができるなら、教師なんていらない。たまにクラスが静かにしないのを学級委員のせいにする先生がいるが、お門違いも甚だしい。

いろんな言葉で試してきたが、一番効果のあった言葉は……

「ねえ」

であった。「ねえねえ」と呼びかける。これが一番効果がある。呼びかけられると、子どもはハッと我に返る。
朝礼や一斉下校指導のときのような何百人といる子どもの前でも同じだった。

これは、大阪に研修に行ったとき大村はま先生に教わったことだ。特別ゲストとしてご臨席なさり、会場の質問に答えてくださった。
「『ねえねえ』と呼びかけてごらんなさい」
難しいことは一切おっしゃらない。生涯現場に寄り添ってきた先生の経験値を分けていただいた。
感謝。

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