見出し画像

第十三稿 じゃがいもの花

典座教訓は「てんぞきょうくん」と読みます。造詣が深すぎる男が本領を発揮し始めました。
この男、アクセルふかすとすごいスピードで走れるくせに、ブレーキが何個も付いていてなかなか前に進みません。

*      *      *

件名「傑作。文章が冴え渡り澄み切っている。鋭い優しさ。笑えて泣けました。」
「浮草やあなたは何をしにきたの のあなたは俺の道場を破りにきたやつのことね だからお前のことではない」
先輩はそう言ってくださるけれど、先輩の良さは(失礼)親しかろうが親しくなかろうが、偉かろうが偉くなかろうが、あかんもんはあかんやろ。という是非の弁別だと思います(それだけではありませんけど!)。
そこが抜き身の真剣なのであって、チェッカーズ的な安い意味では全然ありません。

ここから先は

2,696字
文学者と批評家。だが、互いにその作品を干渉し合うことはなかった。ただ、書簡を交わし合うのみ。 あるとき、二人にとって共通の恩師がこの書簡に触れる。詩人であり文学者であり思想家であるY氏。 初めての出会いから20年が経っているのに、それぞれがお互いのことを何も知らなかったような気がする。 書簡を介して、本当の自分を見つけていく。

往復書簡

20,000円

大学時代の先輩にあたる教師――仮にO氏と記しておく――との、事務的なやりとりから発展した往復書簡の一部始終である。ただのメールのやりとりと…

よろしければサポートをお願いいたします。いただいたサポートは、今後の治療費に使わせていただきます(^_^;)