見出し画像

タブレットの持ち腐れ【慣】 意味:タブレットを大切に扱うあまり……

脳のスピード感の話を以前このマガジンで書いた。学校という組織はスピード感はやっぱり感じられない。コロナの感染者数が少しずつ少しずつにじみ出てきている中、学校は次の休校に備えて何か準備を始めているか(準備は整っているか)となると、ほとんどの学校はNOであろう。今、そんな暇はない。やるべきことに忙殺されている。

教員が、結局権力に従う能力の高かった人のための職業である以上は、
時代の寵児に対する教育も、同じ轍を踏ませるもの以上にはならない。
アインシュタインが教員に「将来君はろくなものにならない」と予言され、
見事に的中した(教員のようなものにならなかった)のが、あまりにも痛快というか、これは残念がるべきなのか。。。

利益を鑑みない公立校に比べ、私立は利益がかかっているから、やっぱりスピード感が求められる。公立校が定員割れしてきており、新校舎を建てますます勢いに乗る地元の私立校。まるで、ポンチ絵としか思えないか(笑)。
まもなく公立校は所謂「掃きだめ」になってしまうのか。
ピテカントロプスになる日も近づいたんだよ〜。

ローマが共和政から帝政に移り変わるときに、初代皇帝アウグストゥスは、カエサルが描いた路線を忠実に守り、庶民や元老院から大喝采を受ける形でシステムを徐々に作り変えていったそうだ。いつの世も、目の前の利権や伝統にひきずられない醒めた人が、暗殺されないようなやり方で上手に変えていかないと変わらないんだろうなぁ……と。じゃあ、変わらないのか……。

google社のようなスピード感がほしい。

「タブレットの持ち腐れ」【慣】意:タブレットを大切に扱うあまり、学校保管、YouTubeは視聴禁止など、活用を妨げる要因が大きすぎるこ
と。

ものはあっても行政がそれを活用することを妨げる。だから、現場では進まない。使えるように行政が重い腰を上げた頃には、手元にあるタブレット端末はもう旧型のものでスペック的に追いつけず、誰も手をつけずほぼ新品のまま使えないタブレットとして保管され続けるのであろう。生徒会室の隅の方のロッカーの奥の方に。


「不登校児童生徒が多いことが問題だから、不登校児童生徒を減らせ!」とお上は現場に迫りつつ、同時に「自宅やその他いろいろなところで学びを保障しますよ」と家庭には口当たりのいいことをそそのかす。
どこ向いて何喋ってんの?
従来の軍人養成的な学校の役割はその使命を終えていると思う。

このコロナはどうチャンスとして捉えプラスに変えるか。
今年なくなったもの=やってもやらんでもどうでもよいことは、なくてもOKとわかったんだからもういらない!もう二度と元に戻すべきではな
い!全部「コロナのせい」にして、思い切って抜本的に変えるべき。

どう変えるか、のグランドデザインを、誰が生み出すか。

文科省やら国主導ではだめじゃないかな。だって、スピードについていってないし、なあんか既得権益層に阻まれている感がいなめないもの。
幕末ではないが、こういう船中八策的なことを、全国の学校が枷を外して考えることが必要ではないか。

頭の回転が速い人が本気になって束になって教育界に舞い降りてくれないかな。

無理か。

アインシュタインは教員にならなかったんだもんね。

よろしければサポートをお願いいたします。いただいたサポートは、今後の治療費に使わせていただきます(^_^;)