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作品に罪はない 読んでみて良かった 悩んでいる人にも悩んでいない人にも

ひろゆき氏の知識の振れ幅の広さにはいつも驚かされるばかりだ。
今回も、彼のツイッターに紹介されていたマンガは、わかりやすくもあり、また、響く言葉がたくさん書かれていた。
そんな氏が、この作者についての今までの経歴を知らないはずはないだろう。今の時代、ちょっとググればあることないこと次から次へと情報がわいてくる。問題なのは、事実ではないことや読んでいて不快になるようなことまでヒットしてしまうところなのは自明の理。
だからこその情報の取捨選択が求められる時代でもあることは過去の記事にも書いた。
ある人が作った曲がすばらしい。でも、作った人は逮捕されてしまった。しかし、曲に罪はない。多くの人が口にした言葉であろう。
『世界にひとつだけの花』は名曲であることは間違いない。教科書に掲載されている。
私も大好きな曲のひとつだ。

さて、この作者の真実は私は知らない。情報は幾多あるが、真実かどうか知らない。
読んでみて、良かった。だから、noteに書きたいと思った。

これを読むだけで、この病気の全てが理解できるとは思ってはいない。実際に病気で苦しんでいる人の中には、こんな甘いもんじゃないんだという感想をもつ人もいらっしゃるだろう。抽象的な表現に対して、真実はもっと具体的でこんなに軽くない、と。

しかし、作中に出てくる主人公の心の動きや台詞、また、それを支える人の台詞などには、少なくとも人を前向きにさせてくれる力を感じた。
そして、ふとしたときに自分の心を見つめ、立ち止まって考え、素直に今を大切にできる心を持とうって思えるきっかけとなるマンガであると、正直に思えた。
マンガにはそういう力もあると思っているので。

しかしながら、もう3年以上も前に発表されていたこのマンガ。
マンガといえば基本は書籍だと思い込んでいる私は、まだまだ未熟者である。
先日、今さらながらYouTubeの便利さと膨大な可能性を秘めていることにようやく気づき始めたとツイートしたのだが、電子発表されているマンガもまたすばらしいものがあるのだなと教えてもらった。

アドラー心理学からの引用もわかりやすい。作者の経験談なのかどうかは作中からはわからないが、どのエピソードもわかりやすく書かれていて、一気に読んでしまった。

過去というのは思い込みであること。
「起こったこと」は事実であるのは間違いないけどそれはそれ。
「過去」が「今」に影響を与えることはない。
「今」の苦しみは「今」の自分が起こしている。
その材料に今の自分が「過去」を使っているだけ。
さらには「未来」が「今」を決定することはあり得ない。
「今」は「今」のためにあるのであって「未来」のために「今」を使っていけない。
「過去」や「未来」のために生きないで。
「今」をどれだけすばらしくできるかって話。

なるほど。
素直に自分を愛することってとてもとても大切なことなんだ。
だから、しっかりと「今」を見つめて「今」をしっかりと生きよう。「今」を楽しもう。

再びの書籍化希望です!
新刊を我が書斎の本棚に並べたい……。

作品に出てくる『あーちゃん』が素敵すぎます。

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