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無視 賞賛 非難 野村監督に学ぶ説得力のある話

野村監督の著書には「無視 賞賛 非難」ということばがある。

三流=?
二流=?
一流=?

どこに「無視」「賞賛」「非難」があてはまるのか。

さて、正解。

無視されているうちは三流。
褒められているうちは二流。
そして、非難されてやっと一流ということだ。

(以下抜粋)

【相談】
「チャンスを与えてもらえません…」
入社して3年目、仕事にも馴染み、そろそろある程度責任のある仕事をしたいと思っています。上司に相談したものの、まだまだ任せられない、と希望を受け入れてもらえません。同期とも差がついて焦ってます。活躍の場さえ与えてもらえれば、決してほかの人に負けない自信はあるのですが…。どうしたらいいのでしょうか。
【野村監督のことば】
分をわきまえなければ答えは出ない。
監督をしていると、あなたのように「試合で使ってくれたら、絶対やる自信はある」と訴えてくる選手がたくさんいる。しかし、そういう選手は、自分自身との闘いに負けているんですよ。要は努力が足りない。僕は「努力して汗を流している姿を見せろ」って言う。
自己評価と他人からの評価には、当然、食い違いがある。誰でも自分のことはかわいいから、自分への評価は甘くなるけれど、他人はそこまで高く評価していない。あなたもまだ、責任ある仕事をもらえるだけの評価はされていないということは、一番下のレベルであると自覚することです。
一番下のレベルというのは、゛無視"をされる段階。良くなってくれば、次に゛賞賛"され、仕事で活躍することが当たり前になると、期待通りにやらなければ゛非難"されるという段階にいく。あなたは、まだ゛無視"をされているレベル。それなのに高望みをするから愚痴が出てくる。「分を知り分に生きる」と言うでしょう。己の実力や立場をわきまえなければ、何をなすべきか答えは出ません。
努力を続ける者は必ず報われる。
南海にテスト生として入団した僕の場合は、契約選手と違って最初から期待されず、声もかけてもらえなかった。認めてもらうには、とにかく努力する姿を見せ続けて、這い上がるしかなかったんだ。どうすれば認めてもらえるのかを常々考えながら努力を続けていれば、必ずどこかで誰か見ていてくれるし、上の人の耳にも入るものなんです。もし、同じ実力の選手が2人いたら、努力している選手を「使ってやろう」と思うのが、人情というものでしょう。
それから、同期と差がついてると言うけれど、長い人生の中で見たら、苦労した分は必ず勝ちにつながる。何も嘆くことはない。僕は3年目に一軍に上がって初ヒットを打つまで、36打席もかかった。後輩で早くに華々しくデビューをした天才的な選手もいたけれど、その彼は今、どこで何をしているかわからない。結局、不器用な人間が強いんだよ。何かひとつのことを成し遂げた人には、コツコツと続けてきた意志力と忍耐力が必ずある。
それに、技術的能力の限界というのは、相当な努力を続けなければわからないもの。プロとしての闘いというのは、その限界から先の話なんです。能力の限界を感じるまで徹底的に努力をし尽くして、そこで初めてプロとしての土俵に立てる。
ただその時、間違った努力を続けて習慣づいてしまうと、修正するのは大変。だから、それが本当に間違っていないか、常に自問自答し、他人の意見も聞いてみること。゛正しい努力"こそ重要なんです。
(以上抜粋終わり)


「人間は無視・賞賛・非難の段階で試される」

これは、人間を育てる原理原則でもある。
見込みがない時期は「無視」。
可能性が見えてきたらとにかく「賞賛」。
そして、チームの中心、主力選手になった時点で「非難」する。

プロとは、当たり前のことを当たり前にやる人間のことをいう。
無視されたり、賞賛されているあいだはまだ半人前であり、
アマチュアなのである。
非難されるようになって、ようやく一人前。
逆にいえば、非難されるということは、それだけ期待されている
という意味なのだ。
期待されている=主力であるにもかかわらず、期待通りやっていないから
非難されるのである。

そもそも三流は無視。話す気も起こらない。褒めて賞賛するのは二流まで。
一流は徹底的に非難する。それを乗り越えることができるからこその非難だ。


同じような愚痴言ってませんか?
現状に満足していませんか?
非難されているうちこそ華なのですね。
期待されているのですね。

他人の意見に耳を貸し、自問自答をくり返す。
“正しい努力”をするために。

自問自答を繰り返す。ぐむむむ……。

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