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授業のちょっとしたコツ3 ノートを持って一列に並ばせて○をつけていきます 気をつけることは……

今回はちょっとした簡単なお話。

どの教科でもやるが、算数の授業なんかでよく、“(問題が)できた子から前にノート持ってきてください”ということをやる。その時に何に気をつけているか。

ありがちなのは、行列が長くなりそこで子ども同士のおしゃべりが始まること。列が長くなるに比例して、声も大きくなっていく。人が増えれば声も増える。静かにしなさいと注意しても、なかなかならない。そりゃそうだ。話す以外やることがない。問題は解いてしまっているのだから。
どうすれば静かになるのか。

簡単に考えよう。
行列にしなければ良いのだ。

あらかじめルールは決めておく。並ぶ方向はこちら側。ノートは○をもらうページを開いておき、教師側にむけて机に置く。

教師は、○をつけるだけ。
ペケをつけた場合は、間違いを決して消させずに、その下(あるいは次ページ)に再チャレンジさせる。
かけて良い時間は、一人につき3秒から5秒。長くても10秒以内。

やってはいけないのは、そこで個別指導を始めること。それをやり出すと行列になる。だから、それはグッと我慢する。まずは、どんどんと○かペケをつけるだけ。
○をもらえた子は前回の記事の最後に書いたように静かに何かに取り組ませれば良い。

間違えた子は再度並び直す。再チャレンジで○なら問題ない。どんどんと○かペケをつけていこう。
そのうちに、どうしても○がもらえない子だけが残っていく。そうしたら個別指導に入ろう。その個別指導も、2人とか3人とか同時にやっても良い。自分だけがわからないんじゃないって思えれば恥ずかしくないし。

もしあなたのクラスにT2とか支援員とかいれば、○をつけている段階で気になる子が現れたら目配せして個別指導にあたってもらっても良い。

もし、時間がないからできないと感じていたら一度やってみてほしい。
上手に時間を使おう。

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