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月の現れ方~水サインの衝動的恐れと疑念

月星座の性質がドンピシャに現れる場合とそうでもない場合があります。それは、その方の太陽の獲得度合と大いに関係すると言えます。しかし、それを抜きにして「月星座による差異」が見られます。


例えば、牡羊座、牡牛座、獅子座、乙女座、天秤座、山羊座の月などは、わりとステレオタイプな現れ方をするようです。マドモアゼル愛先生の月理論で言われる「月星座の特徴」が、そのままわかりやすく出てくるわけです。


しかし、現れ方が複雑で、個人差があり、バラエティに富むケースがあります。例えば、蠍座、魚座の月などがそれに当たります。(あくまで、ユリシス調べデス)私は月蠍座です。他の月蠍座の方と話していても、「そうそう~!そうなのよ~!!」と、お互いに共感する点は勿論ありますが、どうも「まとまり」がなく、非常に個人差のある出方をするのです。



恐らくですが、地サインの月星座(牡牛座・乙女座・山羊座)が最もわかりやすく(共通性が高くてシンプル)、水サインの月星座(蟹座・蠍座・魚座)が最も複雑な現れ方をします。それは水が「情緒・感情」であるからです。感情とは最もパーソナルなものであり、どこに拘り(恐れ)を持っているかで、現れ方が違ってきます。


ユリシスの場合、セオリー通り、特定の存在や価値観(今は愛猫)に限定される形で「月が反応」します。先日、初めて、ペットシッターを依頼しました。事前に、スタッフの方が打ち合わせに来て下さるのですが、実のところ、私は「疑念」に捉われていました。


もしも、スタッフの方の不注意で猫が脱走したり、怪我をしたらどうしよう。何か取り返しのつかないことになるのではないだろうかーーという恐れと疑念に捉われてしまい、説明を聴いている最中も、内心、心配で仕方がないのです。とても感じのよい、誠実な方であったのにも関わらず、です。



月の反応は衝動的で実体がないという特徴があります。れっきとした理由は何ひとつない。それなのに、血の気がひいて心拍数が上がり、得体の知れない冷や汗が出るような「非常に乱暴な反応」が起こります。そのパワーは凄まじく、瞬時に月の意識に乗っ取られます。来ていただいたスタッフの方が信頼できない人柄であったとか、言動に違和感があったとか、現実的な理由は何ひとつないのです。



それなのに、悪い想像が暴走して、妄想の世界に突入します。あれ、あれあれ?これ、おかしいよね・・・久々に来たよ、ヤツがさ・・・と、無性に自分がおかしくなりました。「あぁ、これよ。これ!!!」と思いました。これぞ月の反射・反応です。そう気がついた時、その理由なき恐れと疑いがすーーっと消えていきました。



「あのね、もしも、スタッフの方が精神的に問題のある方で、うちの猫に何かされたらどうしよう~怖いよ怖いよ~」と夫に話すと・・・吹いてました。「そんなことはまずない。それよりも、お互いのため、現金や通帳は家に置いておくなよ」と、いかにも山羊座的発言で諭されましたw



私は多少の現金や物質が失われることへの恐怖はないですが(単に不注意者とも言う)、愛猫に対する恐れが異常です。いつもそうであるーーというわけではないのが「月」です。特定の恐れに反応し、大切なものが脅かされるかもしれないーーそう感じた時に沸き起こる衝動と恐怖と疑念。それが蠍座の月の共通点であろうと思います。

各エレメントの第二星座(獅子座・乙女座・天秤座・蠍座)は「特定の相手や存在」に対する反射であり反応です。それが大元にありますので、注意深く観察していると、必ず「これ」という反応が見つかると思います。



ご両親やご家族、配偶者やパートナー、お子さんや大切なペットなどーーそこに深い恐れが隠れていると思います。その恐れに気がついたならば、そこを掘り下げていくことで「月の正体」が見えてきます。

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