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1999年のグランドクロスをヌーソロジー的に読んでみる(1)


1999年7の月、空から恐怖の大王が降ってくるーーこの文言を知っているいる人は私と同じ「昭和の子」でしょう。小学生だった私は「1999年に地球が滅亡するらしいで」と聴き、本当にそうなったらどうしようと思う反面、地球ごとなくなるのなら、嫌なプールの授業やマラソンや団体行動をしなくていいってことよね?もう色々な地球の狂気に従わなくていいのならそれもいいかも、なんて考えもよぎりましたw



この伝説の大元はノストラダムスの予言にあるようです。彼はルネサンス期のフランスに生きた医師・占星術師・詩人であったとされます。人類滅亡なる伝説を生んだのは、彼が見つけた「珍しい星の配置」にあるのでしょう。それは1999年の8月(グレゴリオ暦)に起こったグランドクロスです。その解説は後に譲るとして、冒頭の文言に戻ります。ノストラダムスが残した正式な四行詩とされるものは以下の通りです。



1999年7の月
天から恐怖の大王が降ってくる
アンゴルモアの大王をよみがえらせ
その前後マルスは幸福の名のもとに支配するだろう



滅亡するーなんて、どこにも書いてありませんよね。マルスは火星=男性性・能動性のことかもしれませんが、この詩の全貌はわかりません。「1999年、戦いや破壊性が頂点に達し、その後、男性性が女性性により抱き参らされる時代に入っていくであろう」と、私なりに解釈しました。



そして、一般的な解釈の誤認(レイヤーの違い)が見て取れます。恐怖の大王が降ってくるーーをどのレイヤーで捉えるかということです。占星術においてもグランドクロスは悪いもの、グランドトラインは良いものーーというような短絡的な解釈がなされることがあります。確かに、物質的な自我サイド視点から見れば、そうなります。



しかし、この世界は二元・二極で成り立ちます。相反する力の二項対立です。善と悪、霊性と物質、女性性と男性性、自己と他者はコインの裏表であり、一方向から見た価値基準や解釈というものは非常に不安定で原始的なものの見方です。(この知覚構造のままでは人類が幸せになることなどできない、それはもう誰もがわかりきったことではないでしょうか)



ヌーソロジーでいうところの「等化と中和を永遠に繰り返しながら、私たちは意識を進化させていく存在であることを理解し、すべてが双子性で成り立つという事実を自らの知覚認識の拡大を伴いながら腑に落としつつ進化していく」ということです。




等化とは異なる存在、異なる事象というあらゆる差異を認めて受け入れていく意識の作用のことであり、中和とはそれに伴う反作用・さらなる進化への負荷と言えるでしょう。(太陽と月の関係性とも同じですね)かなり噛み砕いて言うと、理解と歩み寄り、謙虚さと前向きに生きる力の重要性を受け入れていく視点のことです。



ヌーソロジー用語は難解で骨が折れますが、下記のサイトは本当にわかりやすいです!!!とりわけ、私のような物理学や数学が苦手な人間にとっては心理面と感性側から読み解くヌーソロジーとして、もやは神サイトに違いありません。一押しのサイトです。




さて、オコツトはグランドクロスについて、以下のように伝えています。
K:グランド・クロスとは?
O:覚醒の反映です。すべての交差を持ったものが生み出される時。正十二面体。



はい、お出ましになられましたw真実の人間レベルでの覚醒・交差とは何ぞや。半田さんの言葉をお借りします。≪ヌーソロジーでいう「覚醒」は、主体の位置感覚を自我極側から対象極側へと反転させてくること。「奥行き」を持続として仮定しているわけだからそう言わざるを得ない≫




ヌーソロジーで重要視される円心の概念は平面で捉えるのではなく「球体」として捉えるとイメージしやすくなります。球体が回転する時、「円周」と「中心」は入れ替えが可能ですよね。これが理解できると自己と他者の真の関係性が見えてきます。このことと「覚醒」は切っても切れない関係にあるのですね。



主体の位置感覚を自我極側から対象局側へと反転させるーーとは、自己と他者の視点を等化(内面と外面の反転)した後、他者側の視点を取り込んだ上で、新たな宇宙を創造し続けていくーーということかと思われます。ここまで砕いてみても、われら文系女子にはキツイですよねwでは、神サイト様に助けてもらいましょう。



(以下、神の解説を抜粋)
これまでの人類は、自分の人生を全うすることを通して自我を育てることが目的でしたが、2013年以降は空間認識を変えたり、自我そして魂を鍛えることによって意識を反転させ、世界そのものの捉え方を変えていく時代に入りました。霊性回帰ともいわれていますね。人間型ゲシュタルトを脱することで、対象意識を霊的対象意識へと育て、宇宙の構造を解き明かせる時代に入ったと私は思っています。



ヌーソロジーでは、2013年からはじまった最終構成によって、他者側の精神構造へと侵入するψ13(ψ*11)へのルートが開いたといいます。これは、最終構成によって、他者側の精神構造へ侵入することが可能になったということだそうです。「他者側の精神構造へ侵入する」と聞くと、とても難しく感じるのですが、意識顕在化を目指す中で、かならず他者存在が絡んできます。


自己の意識改革だけで意識の顕在化は起こらない、というのがヌーソロジーの主張です。他者存在があるからこそ、自己意識に変化が起こるのです。意識顕在化の一連の流れを通して理解していくことは、「他者とは一体何か?」。これを理解することが、2013年からはじまった覚醒期の最大の目標だと思われます。



スピリチュアルの知識を頭に詰め込んで、気持ちよくなることが進化ではなく、一足飛びに本質とつながり、その世界を覗きみることが進化ではないと思うのです。現実世界に足を着けて、他者と本気で向き合い、人生を一生懸命生きることが進化への正規ルートだと私は思っています。≫


もうただただ、納得しかありませんw

さて、お次は「交差」です。まずはこちらをご一読ください。丸投げのズボラかましてすんません。そして再び、神のお言葉をお借りします。



定質と性質の構造は、自己の思形と感性の上に、他者側の思形*と感性*がかぶさってくるイメージです。対化の交差からの交差という、二重のねじれになっています。ヌーソロジーでは二重のねじれのことを鋏差(きょうさ)と呼んでいます。



自己意識(自我意識)は自他それぞれの思形と感性がねじれあって、二重化することでようやく立ちあがってくる、ということです。このねじれは、自己と他者の間で生じる「<見る/見られる>のねじれ」を意味しています。そしてこの構造によって、自己意識は「他者から見た他者」としてはじめて立ちあがってくるということになります≫



ということは・・・ふたつの相反する力が拮抗状態となること、ふたつの方向性が均衡状態で対等性を持つことが「対化」であり、それが交差して、さらに再び交差するという二重のねじれ構造のことを「交差」とオコツトは言っていることになるのでしょう。



このことをわかりやすく理解する卑近な例は、やはりパートナーシップだと思います。男性性と女性性、男性と女性、自己と他者の縮図が夫婦です。自己と配偶者の間の差異に苦しみ、やがてそれを認める段階に至る。相反する力がお互いを打ち消し合うこの段階が「負荷」で、互いの力を相殺します。その負荷を受け入れる意識を対化と言うのでしょうか。しかし、そもそもすべては「対化」なので、それに気がついた時点のことを指すのかもしれません。



そして、異なる存在同士(夫婦という自己と他者の原型・ひな形)が、能動的に違いを認め合って共存関係に至ること、そこに理解と愛が生まれていくことが「等化」であり、一度目の交差です。そして、再び反作用が起こり、さらなる差異が生まれることを「中和」と呼び、それを再等化した時に「二度目の交差=二重のねじれの完成」が起こるということでしょうか。


そして、この段階でようやく「<他者から見た他者>として、はじめて自己意識(自我意識)が立ちあがってくる」ということになりますので、それまで分離していたお互いの宇宙が、はじめて重なり合うことができるようになる、つまり、本当のパートナーシップが実現できる次元に入っていくということ。内なる二元性の統合=地上における男女の双子化が成されるーーということになります。



そして、最後の「正十二面体」とは何でしょうか?なんと正多面体は5つしかないそうです。正四面体=火、正六面体=地(土)、正八面体=風、正十二面体=空、正二十面体=水です。これに球体=虚空・無を加えて6つの元素と考える説もあるようです。すべての面が同じ形になる多面体はこれだけしか存在し得ないなんて、神秘すぎませんか。



占星術でもおなじみの「火地風水」に「空」という要素が加わりました。正十二面体が「空」を示しているということは「すべてのバランスが保たれた上での虚無空間」を示しているのではないでしょうか?無であり無限である空間そのもの、四大元素を超えた次元です。

上記のサイト様が素晴らしい解説をされていましたので、引用させていただきます。


アリストテレスは、「四元素からなる地上は時間とともに変化・腐敗するが、第五元素から成る天上界は不変である」とし、宇宙創造の原物質であるプリマ・マテリア(第一質料)を第五元素と同一視したそうです。(出典:Wikipedia『四元素』)≫


正十二面体:
構成:12の五角形の面
状態:宇宙、すべてなるものとのつながり
もたらす性質・機能:
・自分の魂、高次の自己とつながる
・上の如く、下もまた然り
・自分や周囲の波動を上げる
・次元上昇、一体性、全体性
・自他との平和的関係

この12の面は黄道十二宮に対応し、五角形は、宇宙に五大元素すべてのフォースが存在することを表しています。頂点を結んでいくと五芒星ができるのですが、五芒星は、完全性や進化を続ける連続性・永遠性を表すといわれています。驚くべきは、宇宙は無限ではなく有限であり、12の五角形からなる正12面体でできていることを示唆する研究結果が2003年に発表されていたこと≫

まあ!なんということでしょう。変化していく肉体・物質を構成する四元素(地・水・火・風)に対して、永遠に存在し続ける意識領域を司る第五元素(空)が正十二面体ということですね。また、正十二面体は第五チャクラに対応しているそうで、それは天王星と関わりがあることになりませんか。第五チャクラは水星であり、天王星は水星のハイオクターブだからです。



正十二面体は女性性に対応しており、イエスを守る女性性の力=マリアの力=真の母性を示しているという説もありました。古代、イエス(キリスト教)の象徴は十字架ではなく魚であり、それは魚座時代をも象徴していると思われます。現在、春分点が魚座(魚)から水瓶座(天の聖水)に移動した(あるいは間もなく移行するという説も)ということは「魚→水=海」へと時代象徴の変化を示しているとも考えられます。魚とは個々人、海は全体です。そして、第五チャクラから見えてくる天王星。



海の中を泳ぐ魚から海そのものへ。自我から主体へ。そして、「覚醒」の時代が始まるということですよね。正十二面体ーーこれはまさに水瓶座時代の象徴ではないでしょうか。半田さんいわく、「空間は対化として活動しているから一人でも多くの他者と協働しながら次元観察子を開いていかないと、次元観察子は真の意味での次元観察子には成りえない。抜け駆けはできない」


こりゃ大変w「ほんまもんの覚醒」なんてものは個人レベルでは起こりえないということです。覚醒とは個人に起こるものではなく、時代(空間)が起こすもの、そして人間サイドの努力あるのみ・・・私たちがやるべきことは自己と他者の最小単位である夫婦関係(あるいはパートナー、家族)にガッツリ向き合うこと。目の前の他者と全力で愛を育むことですよね。



そして、できるだけ同じ方向性を持つ仲間を見つけて、ゴリゴリに引きずり込んで、いや共鳴し合って、共に意識の拡大を求めていくしかないということですね。求む、進化を求めるお仲間たち~♡とか言っている間に、長くなりましたので、1999・グランドクロスの解読は次回に・・・なんじゃそれ。長い考察をお読みくださり、ありがとうございました♡


メタトロンキューブ、美しい~


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