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占星術は真実の人間の次元における科学~オコツト情報


占星術には「火地風水」の4大エレメントという分類があります。これは「善悪や優劣ではなく、すべてはバランスである」という事実を知るためにとても重要です。欠けている要素を欠点とすれば、それは反対側から見ると長所になります。多く持っている要素を長所とすれば、それは同時に欠点でもあります。悪が極まれば善になります。闇が極まれば光になります。つまり、最大の闇は最大の光であるということです。



心理占星術的視点では、四大エレメントの分布は個性や才能であると同時に「エゴそのもの」であると捉えられます。占星術家・松村潔さんは「欠けたエレメントは正常に機能しない」と記述されています。私は地のエレメントがゼロなので思わず吹き出してしまいました。思い当たることがありすぎます。



私は生来、確かに地の要素が欠けていると思います。地が示す継続性や感覚重視の性質は持っていますが、地が示す「物質性」が大きく欠けていました。欠けていると言うよりも「物質性の何たるか」を理解するためのニュートラルな感性が欠落していました。お金は汚いものだと思っていたし、精神性ばかりを重視するゆえ、物質性に傾きすぎた世の中をもはや嫌悪していました。スピリチュアルが好きな人は概ねその傾向があるかもしれません。



すべての事象や意識は精神性と物質性に分けることができます。霊性と物質と言ってもいいかもしれません。しかし、この二つは同じコインの裏表なのです。どちらかに意識の方向性の秤が大きく傾くと、それをバランス化させる出来事が起こってきます。地球人生は意識をニュートラルに戻していく旅であり、固定観念や恐怖や思い込みを外していく旅だからです。



上記はネットからお借りした画像です。「対象が一つならば、主体も一つのものとして感覚化されなければいけないと感じてくるのです。この感覚によって人間の内面性に見出されていた個我の位置、つまり身体の位置はほとんど意味を失い、自我は自然消滅していきます。」



私がヌーソロジーの元となるオコツト情報にはじめて触れたのは25年以上前です。その時は手も足も出ないお手上げ状態のチンプンカンプンでした。理解はできないものの、これはすごい情報だーーということだけは衝撃的にわかりました。それが年月を経て、いくつかの内容が「リアルな実在感」を伴って腑に落ちてきました。そのひとつが上記画像に記された内容です。



自我とは最も下位次元に存在する私たちの知覚構造なのです。自我視点を握りしめている限り、苦しみと分離は続きます。自我を解放して主体の方向へと進むためには、自分自身の意識の使い方の癖・思い込み・恐れや恨みなどを直視して、ニュートラルに戻していくことが必要となります。自我とは意識の歪みそのものであり、凝り固まった感情や固定概念そのものに過ぎないからです。実体なんてないのです。



ヌーソロジーや占星術が本当に教えようとしていることは、人生という旅の実体験を経て、知覚構造と空間認識をバージョンアップさせていくことーーですので、私たちの存在そのものの在り方を転換させていく、コペルニクス的反転なのです。短絡的に結論づけようとしたり、インスタントに答えを得ようとすることは愚の骨頂なのだと思います。(苦しみもがき、感動する、その過程自体が宝物なのです)自分の頭で考え抜き、問いを発することで、いつか必ず答えが返ってきます。



さて、上記の画像にあるシリウスファイルとは半田広宣さんと「冥王星のオコツトなる存在」とのチャネリング内容を記したものです。ご興味のある方は「シリウス・ファイル」公開所 (raimuspace.com)をご参照ください。アクエリアスのお宝情報が満載です!!!



以下引用(K=半田さん、O=オコツト)

シリウスファイル』とは、半田広宣さん提唱の宇宙論「ヌーソロジー」の元となるオコツト(OCOT)情報の原本に限りなく近いもので、恐らくコウセンさんがオコツトからの情報を受けつつ、自分の手で打ち込んでいったであろう文章です。(およそ1989年~1995年の期間)~中略~尚、オコツトは「コウセンさんのその時の理解レベルに応じて、返答を使い分ける」という特徴があるらしく、その解答の内容は固定的ではないようです。



K:古代の占星術において天王星、海王星、冥王星が含まれていないのはなぜですか。
O:的確な次元が関与されていなかったのではないですか。
K:しかし、占星術とは真実の人間の宇宙観が反映されたものではなかったのですか。
O:人間の対化としての方向がそのときには生まれていなかったということです。

K:では、われわれの次元に遺されている占星術とは。
O:方向的にはわたしたちと同じ方向にあるとは思いますが・・・・。
K:つまり、形骸化しているということですね。
O:そうですね、あなた方が占星術と呼んでいるものの本質は真実の人間の次元における科学と呼んでいいかもしれません。精神の進化を生み出す方法の体系です。


※真実の人間とは、オコツト情報によるところの「私たちが進化していく先に登場する存在形態」です。現在の人類は「人間」という位置付けをされています。

K:太陽系の精神における働きについて教えて下さい。
O:~太陽~
精神の等化を行うところ。人間の意識の方向性を作り出すところ。
無核質の内面に反映されたもの。
~水星~
精神の方因をもたらす中性の力。
進化の方向に反映された力の上次元作用。
~金星~
融和化を行う力。
進化の方向に精神を換えるところ。
~地球~
力の対化。
精神そのもの。
~火星~
精神の内面に融和をもたらすために精神を付帯化する力。
人間の意識に反映を行うところに等化されたところ。
~木星~
定質に形質をもたらす力。
進化が、見えない部分に反映された力を内面に変換させ、付帯質と等化させ交差を行うところ。
~土星~
人間に性質をもたらすために変換させている力。
精神に変換を起こさせ、進化に方向を作り出すところ。
~天王星~
人間の最終構成における付帯質。
力の等化を行う部分。
~海王星~
精神の明確化をもたらしいく力。
定質に変換させる付帯質を持ちます。
~冥王星~
無核質に反映された力。
人間が反映をもたらす力に変換を行い、精神を総体化にもっていくところ。

K:地球の地軸が傾いているのはなぜですか。
O:人間の意識を等化するための一つの負荷です。
地球の人間に対する力としては、地球は人間の内面性。
人間は地球の内面性の外面性。

K:グランド・クロスとは。
O:覚醒の反映です。すべての交差を持ったものが生み出されるとき。正12面体。

(引用ここまで)
 
 
どれもこれもすぐに理解できるようなものではありませんよね。太陽・天王星・冥王星については、ぼんやりとわかります。明確に言語化はできないですが、感覚としてわかります。ヌーソロジーは占星術と構造は同じです。星の言葉を論理的に理解すること(基本概念を深めていくこと)と実体験を結びつける感覚を磨いていくことで、その本質を掴むことができます。ここで4大エレメントを取り上げたのは、その点において、最も基本的でわかりやすいからです。



私は10天体、アセンダント、MCのエレメントで全体のバランスを見ています。全体的に偏りが少なく、バランスが取れている場合、特に大きな欠落がないのですが、その分、個性としては平凡な感じになるかもしれません。どんなこともそつなくこなせるジェネラリストであり、何事も極端な捉え方をしないという傾向がでてくるでしょう。反対に、偏りが大きいほど個性が突出してきて、何かのスペシャリストや周囲に迎合しない生き方になる傾向があると思います。



エレメントがアンバランスであればあるほど、それを補おうとする力(ニュートラルに戻そうとする力)が働きますので、その分、ダイナミックな体験と成長がもたらされると言えるでしょう。すべては良い悪いではなく「気づきと中庸」なのです。極から極へと揺れ動く体験こそが「中庸点・ゼロポイント」に至る道だからです。



火=牡羊座・獅子座・射手座で、情熱・始まりのエネルギー・精神性
地=牡牛座・乙女座・山羊座で、安定・固定化するエネルギー・物質性
風=双子座・天秤座・水瓶座で、知性・均一化するエネルギー・柔軟性
水=蟹座・蠍座・魚座で、感情・溶け込むエネルギー・受容性



たとえば、私の場合、火と風が強く、水が少ない。そして、地がゼロで欠落しています。
火 5つ 17スコア 
地 0
風 5つ 12スコア 
水 2つ 7スコア  



この場合、感情に振り回されない論理的で能動的な性質を持っていることになります。元々持ち合わせている火と風の性質(能動性・精神性・論理的思考・柔軟性)を上手く活かしつつ、水の性質(感情の昇華・感情の扱い方)を成熟させて、地の何たるかを学ぶという体験において、自我の凹凸をニュートラルに戻していくことが読み取れます。



ここで多くの人がやってしまいがちなことは、強く安定したエレメントにしがみ付くということです。大抵、弱いエレメントの本質や重要性が見えないため、それを否定するか歪曲します。その頑なな自我の囚われを、如何に素直になって、手放すことができるかどうかが分かれ目です。



たとえば、地が弱い場合、お金や物質性を否定するあまり、他者を否定したり、闇雲に世の中に怒りを感じたりします。反対に、地が突出している場合、どんな手段をとっても物質的安定を手にいれようとしたり、精神性を軽く扱うことがあります。水が強すぎる場合、感情を重要視するあまり、現実を生きる力がとても弱くなったりします。



水のアンバランスさは独特の苦しみを生み出します。水の星座のはじまりは蟹座で、そのルーラーは月です。月は過去からの膨大な感情を記憶している貯蔵庫です。感情と事実はリンクしていないのですが、水がアンバランスだと月に捉われやすくなり、事実を感情を通して見るというクセが付いているので、矯正が難しいことがあります。



ホロスコープに描かれていることは個性・才能・魅力・可能性です。どのホロスコープも輝いています。しかし、それを引き出すためには、同時に「自らの欠落・アンバランスさ」を認めないといけないのです。それはとても痛いことです。自分をなくしていく作業に等しいからです。



今、多くの人が「自分の嘘や矛盾」に敏感になり、嘘をつき続けていることに耐えられなくなってきています。それは海王星の働き(炙り出し)でもあります。私たちは痛いことや苦しいことから逃げたいのです。自分の綺麗な部分だけを見ていたいのです。インスタントに答えが欲しいのです・・・人情として痛いほどわかります。



でも、今が堪え処です。自分を綺麗に見せること、外側をコントロールすることで内側を見ないこと、他者や世の中のせいにすることを、勇気を持って止めなくはいけません。奥底の感情をなかったことにしたまま、次に進むことはできません。海王星は冥王星よりももっと冷徹です。冥王星のように残骸を残したりしません。本当の私たちでないものの一切を跡形もなく水に流してしまうでしょう。



占星術が真実の人間の次元の科学であるーーとするならば、なおさら、私たちは意識を進化させていくことに集中しなくてはなりません。それはとても痛いことです。自我が捉えることができない自己の半身(潜在意識・無意識・闇・傲慢さ・拘り・死角・意識のくせ)を直視して、ニュートラルに戻していくことだけが、それを可能にしてくれる唯一の方向性です。

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