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レクティファイ~出生時間がわからない場合

出生時刻が不明のまま、ホロスコープをリーディングするのが、どうも苦手な私です。クライアント様のご意向に関わらず、どうにかして出生時刻を特定しようとしますw(めんどくさい占い師だこと)だって、出生時刻が不明だと、まずハウスがわからない。そして、約2.5日でサインを変える月もあやふや。(自己分析ツールとして極めて優れている出生図リーディングにおいて、月はめちゃんこ重要だもん)



アセンダント、月、太陽のハウスがわからないのに、一体何がわかるというのだろうwまぁ、それは言いすぎとしても、私は特定したいのです。出生時刻がわからない時、それを割り出していく方法を、占星術用語でレクティファイと呼びます。



その際、私が重要視しているものが3つあり、アセンダント、4ハウスカスプ、太陽のハウスです。これらが一致する出生時刻を探し出していきます。アセンダントは肉体的特徴と第一印象などを示していて、ここは客観的に明らかなものなので、ある程度は判断がつくはずです。



たとえば、アセンダント乙女座、獅子座、射手座は大柄(長身)であることが多く、アセンダント蟹座、魚座は小柄な傾向が強い。アセンダント天秤座は平均的身長であることが多い。(しかし、中には当てはまらないケースもあります)また、顔の造形そのもので判断するよりも、雰囲気の方が合っていたりもします。



アセンダント蟹座の人はたとえ迫力ある系の顔であれ、笑うと目がなくなるとか、どこか親しみやすさ、近づきやすさを放っています。アセンダント天秤座の人は顔の造形自体が整っているわけではなくても、どこか愛らしさや万人に好かれる癖のない雰囲気を醸し出していることが多い。アセンダント獅子座は、なぜだか、髪の毛が鋼のように強そうだったりしますw(髪が黒々としていて存在感があります)



4ハウスカスプは生まれ育った家庭環境から判断できるので、誰にでも適応できて、そして、主観が入っても邪魔にならないので使えます。(4ハウスカスプは、ある意味、ご本人様から見たご家庭の雰囲気でもあるからです)同じ家で育った兄弟姉妹であれ、それぞれに4ハウスカスプが違うのは、そのご本人様から見た事実(あるいはそう感じる家庭像)が現れているからです。



そして、最後が太陽のハウス。太陽のあるハウスは百発百中と言ってもいいように思います。それがその方の生きる喜び、生命力を湧き上らせる事柄を示しているからです。ただし、それを放棄している場合があるので、注意も必要です。1ハウス太陽なのに、自分ワールドを築くことを諦めていたり、7ハウス太陽なのに、彼氏も友達もいりませーんと仰っていたり、3ハウス太陽なのに、伝えること(自己発信や言語表現)から逃げていたり。



だから、ここは聞き取り能力・全体把握能力・心理学的直観力が要ります。いわばハウスは現場です。地球は行動してナンボ、体験してナンボなので、やっぱりハウスは特定したいですよね!それに、太陽のハウスを知れば、「自分は何がしたいのかわからない」という方にも、大きな枠組みとしての方向性をお伝えできますから、どうしても割り出したいものです。



では、また~☆

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