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愛が伝わる時ってどんな時なのか。複数愛の体現で気づけたこと

こんな見出しをつけたら、恋愛のことを書いているのだろうと思われるはず。
でもここに書くことはレンアイ(働き方とか恋愛の枠を越えた概念となりつつある)のことです…悪しからず!

パートナーが複数いるということ

人生を共に歩み、暮らしを共にしているパートナーが1名
はたらく時のメインパートナーが2名
(ここ最近は3名になってる感覚、ななみちゃんとの関係が強くなってきてるなと)

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最近は、恋愛よりレンアイにどっぷりハマってしまって、ドキドキよりもじんわりあったかい愛を感じることが多い。大人になったのかもしれない。笑
小学生の時も好きな人は複数だったけれど、あの頃は片想いでしかなかった。(3名に片想いで忙しかったw) 今は両想いで、しかもパートナーが複数いて、そのパートナー同士が愛情深いという関係。
1対1だと気づけなかったことが、1対1対1だから気づけたり深まったりしていて、我ながら本当に素敵な関係が築けているなと思う。

はじめての2社リトリートでわかった、複数愛だからこその気づきの記録。


パートナー:えりさん@rokuyouとのこと

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はたらくパートナーができたのは2019年の5月、株式会社rokuyouの代表である下向依梨さん(以下、えりさん)と出逢い直しのように繋がったことがキッカケで、新しく取り組もうとしていたプロジェクトに立ち上げメンバー的な位置付けで関わることに。
フリーランス1年目だったこともあり、誰とどんな仕事をするのか真っさらな状態から選べたタイミング。以下のことを大切にしたいと考え、フィットするなと感じたことだけをやるように決めた。

・継続的に関われる前提、またはその可能性があること(特に学校現場)
・0〜3のプロジェクトや事業立ち上げ期であること。すでに仕組みができていることを遂行するだけの人員にはならない。自分の思考と感覚を反映できる余白があること。
・報酬はすぐに無くても良いと思えること(お金払ってでもやってるなということ)

はじめは1つのプロジェクト(島っこエディブル)だけだった関係から、大学教職員向けの研修プログラム開発&実施、大学生向けの授業など関わるプロジェクトが増え、その過程でえりさんが大切にしている価値観のシャワーを浴びた。

「どんなことを目指して会社を立ち上げたのか?」を聞く中でも理解は深まったけれど、一番深く価値観を感じられたのは、えりさん以外のrokuyouメンバーとの時間だった気がする。えりさんが信頼して、尊敬して、魅力的だと思っている人たちが集まっている場での対話は、いつも本人が発する言葉以上の意味を生成し合っていて、すごく心地よい。自分の中にある感覚(言語化されていないこと)が、他者を通して言葉になって出てくるような現象。

(前職でも何度か味わったことがあるけれど、その時はひたすらに向き合いながらストイックに「引っ張り出した」感じで、ここでの心地よさとは違って達成感を伴うようなものだった。rokuyouでの対話では、もっと「生まれる」という感覚に近い。)

えりさんもたくさん言葉を持っているし、丁寧に言語化してくれるから受け取りやすいのだけれど、自分で言語化するよりも、えりさんが大事にしていることを真ん中に置いて、その価値観を共有している人と対話しながら出てくる声を聴く方が伝わることもたくさんある。そもそも、rokuyouが大事にしていることが「在り方」だからこそ、交わす言葉や表情、出てくるのを待つ間(誰も話さない時間があったり)、共鳴した時の空気の震えを感じられることが重要なのかもしれない。
こんなチームを紡いでいるえりさん、ほんと味わい深くって、まだまだ私の知り得ていないことが多面的にあるのだと思う。

そんな味わい深いrokuyouメンバーに加わってしまったので、一緒に歩むことが楽しくって飽きない。同じ景色を見ながら話す中で、お互いの思考や感覚が言語化されたり、見えていなかった側面に気づいたり、まだまだ魅力があるなぁ…と思うお付き合い3年目。


パートナー:小宮さん@ファンシップとのこと

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(ツーショットがなさすぎてこの写真。笑)

こちらも出逢い直しというか、なんというか。
2020年、コロナでいろんな当たり前がガチャガチャと変化していく中で、いろんなことを試してはうまくいかず、エネルギー切れを起こし始めたときに小宮さんの投稿が目に入ったんだったかな。

その時は「人生のパートナーを求めている人」に対して「誰か(パートナー)との出会いや関係性づくり」を諦めて欲しくなくって、自分なりに動いていた。課題解決アプローチを模索したり、関係が継続しているパートナーの秘訣を探るためにヒヤリングしまくったり。
そんな時、レンアイ型で企業と働き手の関係性を恋愛に例えて発信している小宮さんの投稿を見て、え、同じこと考えてるじゃん!となったのがはじまり。

(恋愛とか、結婚とか)人生のパートナーについて何かできることを手探りにやるよりも、通づる価値観で採用のことをやってる小宮さんの思考にどっぷり浸かる方が早いな、、、と直感しての行動。
ちょうど関心を持ったタイミングで、rokuyouの事業として行った高校の授業に小宮さんが協力してくれて対面再会。数日後にこの投稿を見て即メッセージ。

はやくみんなのストーリーを書きたいけど、小宮の身体は1つしかないので、インターンかパートナーシップか、募集してみようと思った今日この頃です。 ①レンアイ型採用のマネジメント  →2020年以降はお仕事内容がガラっと変わるので、たまに同行、...

Posted by 小宮 仁至 on Sunday, October 11, 2020


2020年の11月からお試し交際がはじまるのだけれど、その時には小宮さんへ以下のことをFacebookメッセージで伝えていた。
私たちにとっての「付き合う」とは何か?どうして惹かれているの?
そんなことを言語化したイメージ。
ここをすり合わせておかないと、後で不毛なすれ違いや遠慮やぶつかりが出てくる。

#ファンシップ #小宮さんと働く #得たいこと
・圧倒的ブランドを構築する思考とその戦略について知りたい
・小宮さんが言語化する過程で取捨選択していると思うので、他者に伝わりづらいことも含めた小宮ワールドを絵で見たい(言語化されてないところにも面白さがありそう)
・顧客との関係性構築について、小宮さんの感覚的な実践と戦略的な実践について知りたい
・小宮さんが他者(クライアント)を言語化するときの引き出しを学びたい

小宮さんはとにかく言語化が上手いし、多い。うん、めちゃ多い。
それなのに、言語化していないことはもっと多くて、非言語なことも多くて。
予想通り、同期するのには空間を共にしないとわからないことも。(クライアントとの打ち合わせに同行して、どんなテンポで話すのか掴むことも重要だったな)
最近はほとんど無いけれど、個人的には車内MTGが一番気づきが多かった気がする。打ち合わせで他者と話していた時のことをもとに、思考の裏側を聞くこと面白くて、小宮さんの戦略的な部分と感覚的な部分のバランスに感心させられた記憶がある。

お試し交際をはじめる段階では、正直自分に何ができるのか具体的なイメージは無かった。ただ、同じ価値観にアンテナが立って、タイミングがバッチリだった。おまけに、えりさんと小宮さんが仲良しだったw
今、自分がやっていることを一旦休止してでも、小宮さんのコバンザメになることが近道だと思って、2ヶ月のお試し交際後に正式なパートナーに。(ここからえりさん@rokuyou と小宮さん@ファンシップの複数愛がはじまる)

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小宮さんは一見(Facebook投稿上でも)クールに見えがちなのだけれど、ほんと人が好きであったかい。でもわかりにくいことも多くて、特に “思考と感情” のことはちゃんと問わないと聞きたいことが聞けない。

やっぱり、本人に聞くだけでなく関わっているまわりの方々が小宮さんのことについて気づきをくれることがたくさんある。
採用のお手伝いをしているクライアントさんとの関係だったり、1on1でお仕事相談に乗っている方との対話だったり、熱が出ててもできる!と楽しんでやっているBUKATSUメンバーとのマイビジネスに関するしくじり先生的な共有だったり…。小宮さんの心地よく脱がすパワーもすごいけど、傷を負った場所を脱いで見せるところが本当にリスペクト。(脱ぐのは服じゃなくて、心というか経験というか、これまでの気づきや価値観を作ってきた背景のことです)

最近小宮さんとの同期率が上がってきたな、と思えるのは「聞けてないことがわかる」という感覚があるから。お付き合いはじめの方が、わかった気になりやすかった。今はほんと毎回わからないことがあって、そのちょっとのことに色んな思考と感情が紐づいていたりするから、一緒にいて楽しい。

実はとっても “感覚” を信じているところも、一緒にいられるパートナーとしてのフィットポイントなんだろうな。


当人同士だけでは受け取れない愛がある

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前置きでのろけが溢れてしまったけれど、ここが本題。

大学生の時に「浮気は嫌だな」という感覚を持ったことがある。
結局その感覚の正体は「自分とパートナーとの関係性の弱さ」で、その原因は自分にあった。
話したいのに、時間をとって一緒に過ごしたいと言わず、他の誰かと一緒にいる時間が増えていくことをボーッと見ていて、勝手に不安になっていた。
結局、「自分とパートナーの1対1」でしっかり向き合えていれば、そこにある信頼関係は他者に侵食されるものではないと気づいて、そっからは他に何名恋愛対象がいようが、不安になることはなくなった。むしろお互いの新たな一面が見えるキッカケになるなと肯定的に捉えている。

・・・とここまでは恋愛の話で、ここからはレンアイ型パートナーシップ(働き方)のこと。

2社でのリトリート、美味しい夕食を食べながらのゆったり時間に、小宮さんからの問い。
私とえりさんの関係性について、
「お互いがどんな存在だと思っているの?」
という質問だった気がする。

えりさんから
「ゆりりんは仕事のパートナーでもあるし、友達的な関係でもあるよね」と。

プライベートなこともかなり深く話して、心の支えになっていると感じていたからこそ、とっても嬉しい答え合わせだった。仕事相手という存在を越えた近さを感じてくれていることがとっても嬉しかったし、その言葉を小宮さんが聞いてくれたことも嬉しかった。

もっと嬉しかったのは、ふたりがそれぞれ捉えている私の魅力を語ってくれたこと。こんな贅沢なことあるか、、、?という時間。(浮気が許せない人はここで激怒して出ていくね、絶対)
同じく rokuyou×ファンシップ で複数愛な働き方を実践するななみちゃんも、馴れ初めの裏側にあった相手からの想いを知る時間になっていて、1対1のパートナー関係では辿り着けないような空間。

人生のパートナーとの関係でも同じな気がしていて。
やっぱり、わたし⇄あなたの関係だけでは見えないお互いの側面があって、人の魅力は多面的に感じとることで深まるよなぁと。
たぶん、“ふたりだけの世界” だったらすぐ飽きてしまうのだと思う。
“同じ世界を一緒に生きるパートナー” だからこそ、そこに起きていることをお互いの視点で見て、共感も違和感もあって、なのに一緒にいることに心地よくて楽しくて。ふたりだから生まれてしまったものに「すご!」「まじか!」「なにそれ」と未知の窓が開かれるのは、そこに他者の存在があるから。

そしてその他者が、リスペクトできて信頼できて、互いに寄り添える安心感のある対象だった場合には、表面的なものでなく、深部から脱いでしまえるから、満たされ感がすごい。この世で生きてきて27年の私の感覚では、この満たされる感覚を「愛」と呼んで受け取ってもいい気がしている。


つづく・・・




サポートしていただくと、やる気が爆発します!(笑)甘いものを食べながら、言語化頑張りますので、応援してもらえると大喜びです✌︎('ω'✌︎ )