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男性も「産休」〜改正法成立

 厚労省によると、19年の育休取得率は、母親83.0%に対し、父親は7.48%と1割に満たない。職場や上司の、育休制度の無理解などが取得しにくい理由に挙げられている。
 今回の法改正では22年秋から、子の誕生直後に父親が最大4週間の産休を取得できるようになる。
 歓迎すべき法改正と言えよう。ただ、いくら法が整備されても父親、母親のジェンダーバイアスがあっては意味のない休みになりかねない。


 「家事育児は夫婦で担う」という意識を持ち、実行することは言うまでもない。産むことは母親しかできないけれど、それ以外は父親もできるし、産後の肥立を考えたら出産直後から父親の出番とも言える。
 そこで私が提案したいのは「里帰り出産しない出産」である。里帰り出産はどうしても母親とその母が新生児や産婦の世話をしがちになるからだ。
 妻が里に帰っててしまうと父親は、むしろ独身気分に戻ったりもする。里が遠い場合は下手したら1ヶ月以上も生まれた赤ちゃんと妻に会わないかもしれない。
 近くても、ウィークデーは会社に行っていたら週末だけ妻の実家に行ってお客様気分で過ごすかもしれない。そんな事をしていると家事・育児の当事者間は薄れていくし、我が子の日々成長する瞬間を逃し、子育てに対する熱量も母親のそれに劣っていくだろう。そして無意識のうちに、母親やその母など女性が子育てや家事をするというジェンダーバイアスが強化されるかもしれない。
 せっかく「産休」が取れるなら、妻の出産の退院とともに取得!身体を休めた方がいい妻に代わり、赤ちゃんのお世話、買い物や食事の支度、掃除・洗濯などの家事に勤しもう。
 アホウドリの雛は卵から孵ると最初に動いたものを母親と思う。父親もこの臨界期ともいうべき我が子の出産直後に父親として自分に刷り込みをしてしまおう。おむつ替えも最初こそぎこちなくおっかなびっくりかもしれないけれど、毎日何度もするうちにベテランになる事だろう。
 そして何より、家事・育児を夫婦でシェアすると言うより、夫婦で共有する事が大切。我が子の成長を共に喜び合う事ができる。
 子育てが終わった人たちはみんな口を揃えて言う、「今だけよ。こんな可愛いのは。すぐに大きくなっちゃうのよ」と。
 赤ちゃんは3歳までに親に一生分の恩返しすると言う。本当にそうかもしれない。こんな可愛い時期を母親だけに味合わせる手はない。父親もぜひ当事者感を持って参加しよう。せっかく法律ができたのだから。子どもが小さい時のこの時間は成長してからの親子関係にもきっと良い形で機能する事だろう。
#男性産休 #改正育児・介護休業法#夫婦でシェア#パパの育児

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