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〇だけで感情をあらわす練習をやってみた

デザインスキル0の私が、Monstar Academia の講座をスタートして4日目(経緯は前回のnoteをどうぞ)。

1週目のラストにあたる昨日は、それまでに教わった内容を総動員しながら課題を制作する日でした。数日前まで「イラレ?触ったことない、無理!」の状態だったのに、もう制作……!独学でこのスピード感は、自分では出来なかったな。

さて、今回の課題はこちら。

< 〇だけで感情を表現してみよう >

ルール
・〇(および〇を変形したもの)だけを使うこと。
・具体的な表現(文字、顔文字など)はNG。
・時間内に終わらせること。

いくつか用意された「感情」の中から6つを選択し、70分ほどの時間で制作します。私が選んだのは、下記の6つ。

① 朝起きてすがすがしい気分
② 寝る前にリラックスしている
③ 恥ずかしがりや
④ 明るくて元気
⑤ 気分が悪く、具合が悪い
⑥ 怒りに満ちている

みなさんも、「自分だったらどう作るかな」を一緒に考えながら見ていただけると。

実際に課題に入る前に、数分間のトークタイム。一緒に講座を受けているメンバーと、雑談&課題でがんばりたいことの共有をします。

「こんな課題、人生で一度もやったことないですね」。他のメンバーが口々にそう言うのを聞いて、自分だけじゃないのかと少しほっとします。

場もあたたまったところで、いざ、課題制作。

〇の図形から考えようとすると詰まってしまいそうだったので、色から考えることにしました。それぞれの感情をイメージする色を2色ずつ決め、グラデーションにして背景に設定します。とりあえず白紙提出は免れたぞ……!

作業中もオンラインで繋がっているので、わからないところはすぐ先生に質問できます。「あれ?できない」「間違えたかも?」と思ったら即聞けるため、操作につまるストレスがなくてありがたい。ひたすら「できた!」「作れた!」の体験だけが積み上がっていくの、楽しい。

実際作業時間は70分ほど。一見長そうですが、1つあたり約12分と考えると、なかなかスピーディ。

次は全員で作品の発表です。

発表の際、「なんとなくこうしました」はNG。どうしてその表現にしたのか?を出来るだけ言葉にすること。ほかの人の発表を聞く際も、感想・疑問・気づきなどをどんどん言葉にして書き留めていくのがルール。暇な瞬間がほんとにない。

私が作った6つは、こんな感じでした。いろいろ荒いし恥ずかしいので迷ったのですが、「多くの人に見せる」が上達の近道だと信じて載せますね…!


①「朝起きてすがすがしい気分」

地平線にのぼる朝日のグラデーションの色と、太陽光のプリズムのイメージ。
ガンジス川の朝の写真をもとに色を作りたかったんだけど、
色の選び方がよくわからんくて思ったよりポップになっちゃった。
あと「透明感を出すなら透明度かな!」という単純思考でとりあえず〇を透けさせてみた。

②「寝る前にリラックスしている」

夜の濃紺のグラデーション。中央の〇は月とベッドランプをイメージ。
水色の〇はあくび、静けさを表現したかったけど難しかった。
月が具体的すぎたのと、夜のカラーがステレオタイプすぎたかなというのが反省点。

③ 恥ずかしがりや

静かなイメージの青と紫のグラデーション。
恥ずかしいといえば隅っこかな?ということで、模様を角に配置。
ピンクにしたのは、頬の紅潮を連想させたかったから。

④ 明るくて元気

元気といえばビタミンカラーかな?と思い、イエローとオレンジのグラデーションに。
カラフルにしたかったけど、うるさくなったので最終的に赤と青だけ使うことに。
「グラデーションじゃなかったらもっと印象が強くなったかも」と
先生からフィードバックをいただきました。なるほど〜!!

⑤ 気分が悪く、具合が悪い

もともとは渦巻きみたいな、漫画でよく見るぐるぐるしたやつ(わかって)を
描きたかったんだけど、ペンツールが使いこなせずバカウケ的な物体が出来上がる。
背景はなるべく毒々しそうな色を選択。
具合が悪いときに限って「今日中にこれやっといて!」って
仕事が降ってきてしんどいときを思い出しながら作りました。

⑥ 怒りが満ちている

「怒っている」じゃなくて「怒りが満ちている」っていう言葉選びがツボで選んだテーマ。
ぱっと頭に浮かんだ言葉が「闇堕ち」だったので、
「闇堕ち」で検索して出てきたアニメのシーンの色を参考にしてグラデーションに。
右の雫は、「もう無理です」の最後の一滴。
左上の雫は、闇堕ちしちゃった主人公の目です。たぶん。


はい、6種類こんな感じです。

ちょっと前までイラレ難しすぎるよ!と思っていたはずが、夢中で手を動かしているうちに形が出来ていて、自転車の補助輪をはずせたときの気持ちをちょっとだけ思い出しました。

最後は全員で発表タイムなのですが、これがとにかく面白かった。ここが本番だったんじゃないかと言ってもいいくらい。

ほかのメンバーの作ったものがどれも素晴らしくて、1コマの中にストーリー性を持たせる人、6つ全ての色のトーンを統一する人、〇を変形させることなく、正円だけで表現を完成させちゃう人……など、「ひぇ〜すごい」と驚きの連続。

人と一緒にやることで、自分の中の凝り固まった部分や、無意識のうちのクセなども炙り出されて、発見の連続。脳が喜んでいる〜〜!という感じ。これでまだ1週目って、どういうことなんだ。

思ってたのの2倍の分量になってしまった。お付き合いいただきありがとうございました。来週からも楽しみです。


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