有栖川誉という男

はい、誉さんのバースデーカード引けてない貧民です。60連はやったのに…。

推して三年、有栖川誉生誕祭2021にあたり、つらつらと愛を書きなぐっていこうと思うの。

飽きたらやめたらいいからと友人に強制インストールされ、ぽちぽちとゲームをやっていたところ、当時付き合っていた人に語感が似てるキャラがおんなあ。でもなんかポエム狂だし見てるこっちが恥ずかしいわぁ、、、

これがスタートだった。

その後、付き合っていた人とは別れ、虚無を過ごしているなかでもゲームはなんとなく続けていた。ちなみに一番最初は至さん推しだった。よく分からんまま引いたゼンマイガチャが完凸したのもあったかもしれない。

記憶が曖昧だが、四章を見たときだと思う。念のためネタバレ注意になってしまうが、冬組が恋ばなをするシーンで、誉さんは、彼女に、人の気持ちがわからない壊れたサイボーグ、と言われフラれている。という事実を知る。


わたしの当時付き合っていた人は、天才タイプだと肌で感じていた。育ちがよく、穏やかで、頭もよく、手先も器用。いつもワクワクすることを考えていて、気づいたらそつなく障壁を乗り越えている。そんな恋人に、わたしは、あなたとの将来は考えられない、もうあなたが思うがままに好きにやったらいい、そう告げて連絡を絶っていた。


この人、名前が似ているだけじゃないんだな、ゲームのキャラという外側から、するりとわたしの内側に入り込んできた。

その頃がちょうど3年前。2月のバースデーガチャと一番最初のリングの発売の時期だった。なんとなく引いたガチャに誉さんは微笑み、次の瞬間わたしのスマホのページはグッズ購入ページへ飛んでいた。

その後、誉さんを注視していくとどんどんと惹かれていった。合理的に考える頭の回転の早さ、好奇心旺盛なところ、人の好きなものを否定することなく興味を示したり受け入れたりするところ。

一番は、主ミスのイベストを見たのは実はまあまあ後だったが、相手に身を置き換えて考えるという言葉を大切にしているところ。この言葉やストーリー展開を引き出すのは無い話ではないと思うむしろありがち、だけど、心に刺さるのは失敗してもがいて、また人の心を大切にしようと努力しているところ。

わたしも、そんな人になりたい。

二次元における、容姿の美醜や、萌え、表面における憧れ、などといった次元からひとつ飛び越えた存在になった。

これが、わたしの推しが推したる所以なのだ。

恋人の亡霊を追いかけるのではなく、二次元のキャラに恋人の面影を重ねるでもなく、わたしが未来へ進むための推し活だ。


それからというもの、3年間というのはゆるりと過ぎていったように思う。イメージアクセサリーの自作や、たまにグッズを買ったりもらったり、無課金が死ぬ気でイベント走った挙げ句燃え尽き症候群になってアプリを開かなくなったり、その間にも公式の情報を見かけてはにっこりしたり。

そしていつも心の隅には、他者の心の機微を見逃さないでいたい、という気持ちがあった。

以前、同じく沼に腰まで使っている(正しくは浸からせてしまった)先輩に、誉さんに似てるねって言われたときはとても嬉しかった。これからもそうでありたい。あれ、もしかしてdisか…

最近はまたアプリの方にも戻ってきていて無事にガチャ爆死などをしているが、確か戻ってくるきっかけに、二次創作がしたいがあったと思う。公式の情報を頭にいれて創作するにあたり齟齬の無いようにという気持ちがあった。

ここは各々意見があると思うが、いまは半分以上諦めている。無課金でできる範囲はたかが知れているし、全てを知ろうとするなんて例えば生身の人間で考えたら無理に決まっている。わかる範囲でわたしの創作をしていこうと思う。人生も同じだよね。全部を知ることはできない、でも知る努力をすることはできるから。

金銭的に余裕が出来てからは、誕生日にはバラの花を活け、すこしでも誉さんを身近に感じられるようにしています。非ヲタには受け入れられないみたいだけどね…!!そんなの知らん。


結びにはなりますが、A3!の製作運営様にはたびたびの感謝を申し上げますとともにこれからのご活躍をお祈りしております。

ひとつのゲームかも知れないけれど、誰かの人生をちょっと変えたり、豊かにしていくんだよ。

初夏に誉さんのフレグランス届くの楽しみっー!

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