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人生に迷って占いに頼ってみたらわたしの中の太宰治と沢尻エリカが大暴れしていた話

2020年8月、わたしは迷走していた。

いや、生まれてこの方27年間、いつも迷走してきた。自分のことがよくわからないし、人間関係もとにかく苦手。できることとできないことの凹凸が激しく、ずっとずっと生きづらかった。

自分の決断に自信もない。心のままに流れに身を任せるように生きていたら、気づけば会社員をやめて、全く未経験にも関わらずフリーランスのライターとして仕事をはじめていた。

年々その生きづらさが大きくなってきて、なんとなく向き合わないといけないと思い始めた2020年。このままだったらずっとこのままな気がしていた。

そこで、なんとなく自分のこれまでの答え合わせと、これからのヒントをもらいたくなり、これもまたなんとなくたどりついたのは、四柱推命を使った魅力鑑定をしているKANONAさんのところだった。1年以上前からのお付き合いで、わたしはかのちゃんと勝手に呼んでいて、勝手に好きだ。

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▲ かのちゃん ▲

とにかくかのちゃんには「わたしの武器を教えてくれえええええ」と泣きついた。そんな圧倒的メンヘラかまちょのわたしをこころよく受け止めてくれるかのちゃん。バファリンの半分が優しさで出来ているとしたら、残りの半分はかのちゃんで出来ているといっても異論はないくらいの圧倒的包容力。

かのちゃんに言われるがまま、わたしの生年月日と、生まれた時間と、出生地を伝えた。人に生まれた時間を教えるのは初めてだ。なんか恥ずかしい。どきどき。


いよいよ鑑定当日、かのちゃんからメッセージが。

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わたしはどんな星の下に生まれてしまったのだろう。そんなことより、星に大興奮するかのちゃんに興奮してきた。はあはあ。


そして、直前にこんなメッセージが届いた。

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星が面白い・・!?かのちゃんのためなら一生でも待つ。かのちゃんしか勝たん。


そして、いよいよかのちゃんの鑑定タイム(※オンライン)がはじまった。そこでわたしは衝撃の事実を知ることとなる。





1)「一生文章を書くべき人です」

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「ゆりにこさんは珍しい星をもっているんです!」と、かのちゃん。聞くところによると、魁罡(かいごう)という珍しい日に生まれているらしい。

この日に生まれている人は、エネルギーが非常に強く、なにかの分野、特に文章を書くことで突き抜けて成功をする。しかし、熱中するものがないとそのエネルギーが自分に向いてしまって苦しいこともあるとか。

著名人でいうと「安倍晋三さん」「安室奈美恵さん」「太宰治さん」も魁罡(かいごう)らしい。なかなか濃いメンツ。でも、もしこのメンツで飲み会しても誰もしゃべらなさそうだ。

「誰にもマネできないようなことを成し遂げられるので、会社員でいるのはもったいない人です」「一生文章は書いた方がいいです」と言ってくれた。


なにそれ、もう興味しかない。


でも「インターネットで調べると怖いことがいっぱい出てくるから調べない方がいいですよ」とかのちゃんが言うので、もちろん調べてみた。

そして、魁罡(かいごう)の人は良くも悪くも平凡な人生を送ることはないことを知る。それゆえ、大成功をおさめるか、自殺か他殺かでなくなる人も多いと。いとデンジャラスライフ。

太宰治さんの他にも、芥川龍之介さんや、三島由紀夫さんといった名だたる作家のみなさんも魁罡(かいごう)だと知った。どうやら文豪の星の元にわたしは生まれたらしい。




2)「ナイフ3本、隠し持ってますよ」

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そんなわたしの武器のひとつに、傷官(しょうかん)という星があることを教えてくれた。「わたしはBeautyの星って呼んでるんですけど・・・」とかのちゃん。


なにからなにまでかわいいかよ。


それで、その傷官(しょうかん)という星をもつ人は、美意識が高い完璧主義者とにかく繊細でこだわりが強く、趣味をプロレベルまで極める傾向がある。

女優やアーティストに多い星が、傷官(しょうかん)とも言われていて、たとえば、沢尻エリカさん、新垣結衣さん、綾瀬はるかさん、石田ゆり子さん、菅野美穂さん、藤原紀香さん、香里奈さん、木村佳乃さん、椎名林檎さんも、傷官(しょうかん)だ。

この面々でお察しかもしれないが、傷官(しょうかん)は表現の仕方がストレートで、ときにその鋭さが人にナイフのようにストレートに向かうことがある。誤解をされやすく、束縛されることをもっとも嫌う。


心あたりしかない。


そして、驚くことなかれ、わたしにはその傷官(しょうかん)が3つもあった。つまり、わたしの中には沢尻エリカさんが3人もいる。


わたしの中には沢尻エリカさんが3人もいるのだ(2回目)。


これは、非常に珍しいらしく「ゆりにこさんはナイフを3本隠し持ってるようなものなんです♪」とかのちゃんは優しく言った。

尾崎豊ワールドを感じた。

とにかくこだわりが強く、それが自分を苦しくさせていることは実感としてあった。同じく傷官(しょうかん)を3つ持っている人と会って、どうやって折り合いをつけて生きているのか聞いてみたい。

かのちゃんに「傷官(しょうかん)3つもってる人の会があったら行きたいです」とリクエストしてみた。

「そんな人がいないので無理だと思います♪」とかのちゃんはふたたび優しく言った。

好きが増した。



3)暗黒の10年間を振り返って・・・

たくさんのヒントをもらう中で、どうしても聞いてみたいことがわいてきた。過去のことだ。

わたしは2008年頃(高校1年生)からの約10年間、本当に苦労が多かった。人生で経験するであろう一通りの困難は20代前半までの間に味わったかなと思うほど苦しかった。そんな自分の人生を変えたくて、SNSを使って仕事をつくって今日に至った。その10年間がどうだったのか、その答え合わせをしたくなった。

でも、もしそれが全く外れていたら、せっかく今日もらったいろんなポジティブなメッセージを素直に受け取れなくなってしまう。だから、確かめることはせずに、未来を見ておこう、占いというのはそういうものだ・・・と飲み込んだとき、かのちゃんはこう言った。


「2008年からの10年間はあんまり運気がよくなかったみたいです。2018年に運気が切り替わってますよ」。


・・・!!!!!


まさにそのとおりだ。わたしがある日突然思い立ち、SNSを使った仕事を0から立ち上げたのも、まさに2018年のことだ。

こんなことを聞くのは野暮かもしれないと思いながら、「その10年間以上に悪い運気はこの先ありますか?」と聞いてみた。今でも、大変なことはたくさんあるけど「あのときほどではない」と思えば何だって乗り越えてこられたから。


かのちゃんはこう言う。「ないですよ!35歳まではこのまま仕事運もいいです。35歳のときに次のステージ進むことになるので、それまでにメンタルを整えておくのが課題です」と。


よかった。それを聞いただけで、この先なにがあったって、生きていけると思った。


そしてかのちゃんはこう続ける。


「直感が優れているので自分が思ったとおりに動けば大丈夫です。今までなんとなくうまくいくことが多かったと思います。それで『自分の実力じゃない』と思われる人もいるのですが、その直感も含めて実力なので、自信をもってくださいね。ゆりにこさんは、人に助けてもらえる星ももっています。助けてもらえるのも実力です」と。


全ゆりにこが泣いた。



4)わたしの武器はコレだコレだコレだー!!!

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そして、かのちゃんは、わたしの強み・武器をこうまとめて伝えてくれた。

・分析、研究する能力
・人が気付けないところにちゃんと気づける
・人の考えていることがなんとなくわかる
・文章力
・何か1つのことを極める能力、集中力 
・直感(この人はこういう人なのでは?とか、今はこういう風に行動した方が良さそう、そんな感覚はだいたい当たる) 
・誰かの意見になびかない意志の強さ 
・他者目線を意識するセルフプロデュース力
(KANONAさん作成「魅力鑑定書」より)

とにかく何かに熱中し、分析し、それを言葉におこすことが、わたしの資質がもっとも生きる生き方なのだ。そして、なんとなく、気持ちのおもむくままにたどりついた今のこの場所がまさにそのとおりだったことに驚いた。

わたしはとにかく自分に自信がない。いっつも見えない何かと戦ってきた。天井がないからどこまでやったって満足するどころか、どんどん不安が増してくる。

どれだけまわりからすごいと言われても自分にとってはすべて「たまたま」で、「自分の力じゃない」「いまに失敗する」「運がよかっただけ」だと思ってしまう。「今がたまたまいいだけ」「明日にはだめになるかも」という自分の声が脳内にこびりついていた。

だからいつも怖かった。

目標を立てられないのも、1週間先の約束をとりつけることすらもためらうのも、その影響があったかもしれない。

でも、そんな生きづらさを抱えたままでは突き抜けられないことを察して、かのちゃんの元に駆け込み、たくさんのヒントをもらった。そして、わたしの「なんとなく」の直感もわたしの強みであることを教えてもらった。

たしかに、今このタイミングで「なんとなく」を信じてかのちゃんに泣きついたこともまた正解だった。


たかが占い、されど占い

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わたしはとにかく生きづらい。

それはすぐにどうこうなるものではないと思う。

でも変わったのは、その生きづらさを自分のせいにしなくなったこと。これまでは弱い自分がダメだと思っていたし、どこか欠陥があるかもしれないと思っていた。本当に近しい人だけが、わたしが凸凹だらけなことを知ってくれているけれど、普段はそれを隠して、それっぽくこなすことに必死だ。

でも、歴史ある四柱推命から、そのひとつひとつを説明してもらえたおかげで、それを「弱さ」ではなく、ひとつの「モノ」にとらえて、自分と切り離して俯瞰する機会を持てた。それだけでずっと生きやすくなる。

わたしは、わたしの中の太宰治さんと沢尻エリカさんとうまく付き合いながら、生きていくことにした。これまではその存在を知らなかったから、各々が大暴走をして苦しかったんだと思う。そんな自分の特性を自覚して、さらにどうすればそれぞれを生かしつつ、なだめつつ、バランスをとっていけるかも教えてもらえたから、これからは折り合いをつけてうまくやっていける気がしてきた。


そして、自分が本当は必死にもがいて手に入れたものを「たまたま」で片付けることもやめた。

少しだけ、明日が、1年後が、楽しみに思えるようになった。


「わたしはもう大丈夫だ」と、わたしのいつもの直感が言っているのが聞こえた。



KANONAさん

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※この記事はかのちゃんラブのわたしが
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