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~ TOKYO SPEAKEASY ~2020.09.08(火) TOKYO FM平手友梨奈×野田洋次郎

※9/8に放送されたTOKYO SPEAKEASY(平手友梨奈×野田洋次郎)の文字起こしです‥

今夜のお客様は平手友梨奈さんとRADWIMPSの野田洋次郎さんです‥

平手「秋元さんとはいつお知り合いに?」
野田「頻繁に会うようになったのは2年半前ぐらいかなぁ‥誕生日とかにお祝いしてもらって‥感謝感謝です」
平手「あーそうなんですね‥秋元さんの誕生日の時に一番最初の時はちゃんとした年相応のものをあげてたんですけど‥途中からあーもう違うなと思って‥それこそスノードームのオルゴール付きのをプレゼントしたりとか‥凄いそれは喜んでくれて‥」
野田「それは嬉しいよ‥だって金なんて使い切れないくらいあるだろうから‥」

---CM---

野田「こんばんは」
平手「こんばんは(笑)」
野田「小っ恥ずかしいですね‥新しい感じですね」
平手「そうですね‥なんか‥はい」
野田「本当にここで初めまして‥」
平手「はい‥初めまして‥です」
野田「いやでも‥お会いできて嬉しいです」
平手「自分も良かったです‥嬉しいです」
野田「え‥何で知ってくれてたんですか?」
平手「えっと‥それこそ‥映画の"君の名"は‥とかで‥多分ちゃんと知ったんですけど‥あの‥コールドプレイさんのオープニングアクトをされてて‥それでライブを初めて‥拝見させてもらいました‥」
平手「えっ‥自分のことは‥ご存知でしたか?」
野田「存じ上げてましたねぇ(笑)」
平手「(笑)何で‥」
野田「何だろう‥あれじゃないかな‥サイレントマジョリティーとか‥じゃないかな‥カラオケとか行くと絶対女子踊りながら歌ってましたよ‥」
平手「あ‥そうなんですか(笑)」
野田「僕と同世代くらいのね‥30何歳の女子たちが‥それこそ水川あさみとか‥キレキレの踊りで歌って‥でもすごくいい曲だなぁと‥秋元さんにも伝えたんですけど確か‥鮮烈な印象が残ってました‥あれがデビュー曲?」
平手「はい‥あれがデビュー曲でした‥」
野田「どんな気分だったんですか?」
平手「もぅ‥そうですね‥デビューしてすぐだったので‥いろいろ覚えてないですね‥なんか‥ドタバタしすぎて」
野田「あ‥わかる‥なんか記憶に残らないというか‥あっという間すぎたり必死だったりするよね」
平手「そうですね‥」
野田「なんか一足飛びに感じるよね‥」
平手「あっ‥そうですねぇ‥はい‥なんか秋元さんとも仲がいいって聞いていて‥」
野田「そうですね‥ご飯連れてってもらったり‥お家呼んでもらったりしてます‥いいパパって感じで本当に素敵な‥どんな印象なんですか?」
平手「私から見てですか?」
野田「はい‥平手さんから見て」
平手「えーっ‥すごく感謝しているし‥信頼している部分もあるんですけど‥それこそどこかお父さんというか‥という思いもあるし‥なんだろ‥少年のような方って感じですね」
野田「だから今でもあんな風に歌詞が書けるんだろうなって‥」
平手「そうだと思います‥本当に」
野田「2日前かな3日前かな‥これで平手さんと会うことになって‥秋元さんがLINEくれて‥楽しみにしてますっていう話をしてて‥これ言っていいのか分からないけど‥すごい褒め方をしてましたよ‥平手さんのことを‥」
平手「えっ‥そうなんですか?」
野田「もう‥彼女はもう二度と会えないくらいの天才なんですよって‥」
平手「いやいや‥」
野田「おぉ‥すごいこと言うじゃんと思った‥」
平手「あ‥そんなこと言ってたんですね‥」
野田「余計楽しみになりましたって話してて‥」
平手「いやいや‥ほんとに‥そんなことなくて‥」
野田「いやぁでも‥秋元さんほどあんだけ沢山の人を見てきてね‥そう思わせるってのは何かすごいあるんだなぁって思って‥」
平手「いやいやいや‥でも‥その‥ちょうど一昨日くらいに一緒に食事をしたんですけど‥その時に‥どういう方なんですか?って聞いたらすごく優しいし‥いいお兄ちゃんだよって言ってくださって‥よくお家にも遊びに来るしって言って‥あの‥人見知りだからって伝えておくよって‥」
野田「それも伝えられました‥はい‥一行目に伝えられました‥人見知りなんですね‥」
平手「はい‥だいぶ(笑)」
野田「ようこれ‥初対面の俺に」
平手「すごい‥緊張しています‥今でも緊張してます‥」
野田「大変ですね‥この仕事もね‥」
平手「そうですね‥」
野田「初めましての人いっぱい会うでしょ?」
平手「あんまり緊張とかはされないんですか?」
野田「するけど‥ある程度年齢越えて乗りこなし方は分かってきたというか‥やっぱり難しいよね‥全員が全員に同じエネルギーで接するとどうしても気疲れしちゃうから‥配分も考えながらとか‥やっぱり自分にとって大事になりそうだなとか‥大切な何かになりそうだなとかっていう人とはちゃんと繋ぎながら話すというか‥」
平手「そうなんですね‥」
野田「夜中何やってるの?寝れない時」
平手「基本‥携帯を見てるんですけど‥だいたい動画見たりとか‥YouTubeとか‥」
野田「今どきの19歳は何を見るんですか?動画‥YouTube」
平手「あっ‥でも‥自分は今時と言えるほど‥なんか(笑)」
野田「昆虫の脱皮とかじゃないでしょ?(笑)‥どういう種類の?」
平手「なんだろう‥いろんな方々の作品だったりMVとかを見たり‥あとは裏側とか‥映画の裏側とかメイキングだったり‥あまり偏らずいろいろ見たりしてますね‥」
野田「見始めると気づいたらね4.5時間経ってたりしますよね‥」
平手「そうですね‥だから‥夜中の時間でも唯一連絡が返ってくるのが秋元さんだったりしてて(笑)」
野田「あの人基本寝てないですからね」
平手「はい‥基本寝てない(笑)」
野田「本当日本で10本の指に入るくらい忙しいはずなのに誰よりも返信が早い‥」
平手「はい‥誰よりも早いです‥」
野田「リリーさんとも話してたんですけど‥やっぱり暇な人ほど返事が遅いって言うのはなんか定説でありそうだなって‥やっぱ忙しい人ほどその場で返事をしないと次から次へ進んでいっちゃうから」
平手「たしかにそうですね‥」
野田「リリーさんも自分もめっぽう遅いんで俺ら暇なんだねって話をしてました‥」
平手「自分も遅いんで(笑)そうなのかもしれない‥」
野田「急ぎの用ならきっと電話があるだろうと思うと‥」
平手「あぁ‥そうですね‥」
野田「連絡はまめじゃない方なんですね‥じゃあ」
平手はい‥まったくマメじゃなくて」
野田「なんかそんな感じしますね」
平手「あっほんとですか(笑)」
野田「なんか‥聞きたいことありますか?」
平手「聞きたいこと‥‥曲を作る時とかって‥きっと作らなきゃ作らなきゃって思ってると‥すごい想像なんですけど‥いいものができなかったり‥納得したものができないのかなって勝手に思っていて‥だからインスピレーションというか‥パッと浮かんだ時にやっぱり書くのか‥それとも書き留めておくのか‥どういう感じでやってらっしゃるのかなって‥」
野田「あ‥でも‥書き留めているのは携帯のメモにはたくさん書き留めてるんですけど‥そこから使われることは実はあんまりなくて‥やっぱり最初はなんか‥一番最初の糸口みたいなのがこうポロッと出てきた時に‥これは絶対面白くなりそうだなぁって思ったらなんかそこからどんどんどんどんその曲の世界を広げていくというスタイルがここ最近は多いですね‥それってどうなんだろうって思って‥自分でどんどんどんどん掴みに行く感じで‥だからだいたいはそこからバァーっと作っていく‥言葉もストックはあるんだけど‥どちらかというとそこにあるものを探しに行く感じが強くなっちゃうから‥うん‥そこで生まれたものでだいたいは出来上がっていくかなぁっていう‥歌詞とか書かれたりしますか?」
平手「いや‥歌詞とかは全く‥ないです」
野田「秋元さんに一存してるんですね」
二人「笑笑」
平手「興味はあるんですけど‥」
野田「ねぇ‥なんか面白いこと書きそうな」
平手「えぇ‥いやぁー‥でも‥そうですねぇ‥自分の想いとかかが‥なかなかさらけ出す勇気が難しくって‥だから‥作詞とか作曲をやられてる方はすごいなって毎回思うんですけど‥」
野田「うん‥そうだよね‥本当にね‥何やってるんだろうって思うもん‥」
平手「えっ?」
野田「やっぱりちょっと普通じゃないですよね‥作詞して自分で更に歌うっていうのは‥やっぱり素っ裸を見せてるような感覚はたまにあるし‥やっぱりもうそのネジが飛んじゃってるんだなと思って‥もう始めちゃった時に‥やっぱり恥ずかしくないことだけを言う歌詞ってどこか届かなったりもするし‥なんだろうね‥その人の膿っていうか‥隠したいけど‥でも出てきちゃった部分みたいなものに人って惹かれる気がして‥なんか自分にとっての歌詞ってだんだんそうなってきてはいますけどね‥」
平手「でも‥作詞とかはやったことないですけど‥それこそ今まで楽曲を通して表現してきたことっていうのは‥どこかしら歌詞が自分とリンクしてたりとか‥っていうのがないとなかなか表現が難しかったりはしてました‥」
野田「うん‥そうだよねぇ‥で逆にどこか響くものがある曲はより入れるよね‥」
平手「本当にその通り‥」
野田「あなた自身の歌になるもんね‥」
平手「そうですね‥はい‥」
野田「逆にでも難しいよね‥俺は他人の曲は歌わないから‥全部自分の歌‥当たり前になってる‥それを自分の歌にしていく作業もきっとあるわけでしょ?」
平手「はい‥そうですね‥」
野田「歌詞によっては‥これって自分とどこで響き合うかなみたいなとか‥」
平手「うんうんうん‥それも全然ありますし‥結構今までは何で自分の今思ってることがこんなに分かるんだろう‥秋元さんなんで?って思う時もあったりしてました」
野田「あーなるほど‥すごいなぁ‥それはでも絶対書く側としては聞きたくなりますよねぇ‥面白いもんなぁ」
平手「秋元さんと連絡先を交換した時に‥一番最初に‥毎日交換日記をしようって言われて‥そこから‥なんか始まりましたね」
野田「それはもう‥全ファンが気になる交換日記ですねぇ‥秋元さんが天才と呼んだ所以がそこの日記の中にある気が‥例えばどんな?もう本当にたわいもない?今日こんなことがあってとか?」
平手「本当に‥そうです‥なんか今日こんなことしたんですけどこう思いましたとか‥こんな人がいて‥自分はでもこう思いました‥とか‥だんだんだんだんそれが慣れていって‥交換日記とまでは言えないですけど‥本当に‥自分が道を歩いていて‥トカゲがいたらそれを撮って‥それを送って‥みたいな(笑)」
野田「そういうのでさえも返事早いの?秋元さんって」
平手「あ‥早いです(笑)」
野田「まじで?(笑)」
平手「笑笑(わらわら)の次に‥友梨奈と連絡してる時は小学生の男の子と連絡してるみたいだ‥みたいなのが即返ってきたりだとか‥」
野田「完全にニヤニヤしながら返してるよね」
平手(笑)
野田「想像つくなぁ(笑)」
平手「どうなんですかね(笑)」
野田「でもきっと楽しいだろうなぁ‥それでまたこう‥受けたインスピレーションで秋元さんも歌詞書いたりして」
平手「どうなんですかね‥」
野田「なんか手紙のやりとりのようでもあるんだろうな」
平手「あぁ〜」
野田「歌と踊りとお芝居と‥ね‥全部ですもんね‥今‥全部楽しいですか?」
平手「いや‥でも‥あんまり楽しいって思える瞬間がなくって‥そもそも楽しいってなんだろうって‥根本的に思ってしまうタイプなので‥」
野田「じゃ‥そこにある感情はどんな種類の?義務感的な?」
平手「あっ‥でも‥なんだろ‥もの作りをしたりとか‥それこそクリエイターの方とかいろんな方とそのひとつの作品についてディスカッションをする時間というのはすごく‥やっぱり好きだなって思える瞬間だったりもするので‥そうゆうのは‥」
野田「‥不思議‥」
平手「楽しいっていう瞬間‥ありますか?」
野田「いっぱいあるねぇ」
平手「本当ですか‥」
野田「もはや音楽を作ってる時はもう自覚的に楽しいっていうのを超越してるけどね‥もう完全にご飯食べるとか寝るとかの延長線にあるから‥音楽を作るのは‥ほぼ息をするってのとおんなじ意味ぐらいの感じで俺はもう作ってるっていう感じというか‥でも友達と飲んでても楽しいし‥えっ‥楽しくないの?(笑)友達いないの?(笑)」
平手「友達‥いないです(笑)」
野田「すげぇ堂々と言うじゃん(笑)」
平手「なんか‥その‥友達っていうのもどこからどこまでを友達って呼んでいいかもわからなくて‥」
野田「あぁなるほどね‥それはまぁ確かに」
平手「勝手に自分が友達って思ってたら‥相手は違うかもしれない‥とかっていうのを考えてたら‥友達‥そうですね‥」
野田「そうだね‥俺たち友達だよねっていちいち言われたらちょっと腹立つしなぁ‥」
二人(笑)
野田「俺もね‥それこそ10代終わりから20代前半25ぐらいまで友達と呼べる友達1人もいなくて‥すごく自然なことだとも思う‥その友達という言葉の意味が何だろうと考える時期があったし‥自然だなと思う‥いずれ自然とこういうもんかなと思えたらいいね」
平手「できてくるんですかね?」
野田「きっと変わると思うよ‥やっぱ1人では生きられないじゃん‥どうしても‥ってことは人との繋がりで生きてることが‥俺は自然とこう‥育まれていったのかな‥どこかで拒絶してた部分もすごいあったんだけど‥」
平手「うん‥はい‥」
野田「特に20代とかメディアにも一切出なかったし‥なるたけ避けてた部分はあったけど‥人それぞれのタイミングはきっとあるだろうけどね」
平手「うん‥」
野田「まぁ1人でいいんじゃない?1人とか2人‥な大事な人が‥お互いが言葉にしなくても大事だなって思える関係が‥あるといいですよね」
平手「はい‥そうですね‥ここで1曲私からリクエストお願いしたいんですけど‥RADWIMPSさんの正解という曲‥」
野田「はい‥知ってます知ってます」
平手(笑)
野田「ありがとうございます‥嬉しいです」
平手「私は18fes バージョンがすごく好きで‥それをお願いします」
野田「ありがとうございます」

---RADWIMPS「正解」---

野田「ラジオか何かで紹介してくださったんですよね‥」
平手「あっ‥そうです‥あのリスナーの方が是非聴いて欲しいっていうので聴かせてもらったんですけど‥そこからすごくいい曲だなって思って‥共感する部分すごくたくさんあって‥」
野田「友達いないのに?(笑)」
平手「そうですね(笑)‥でもなんか友達って言ってくださる方もいらっしゃるんですけど」
野田「そりゃいるでしょ‥笑」
平手「それはすごく嬉しいんですよ‥単純に‥こんな自分に言ってくれるんだなって‥嬉しいんですけど」
野田「でもなんかすごい不思議ですね‥19歳っていう年齢で‥どちらかというと後々その言葉の意味に慎重になたり臆病になっていったりとか‥なんか若い人たちって結構‥おじさんみたいだな‥なんか自分が10代生きてた頃はみんな言葉を安易に乱発したり乱用したりするイメージがあるけど‥逆にすごい慎重なんだね‥」
平手「なんですかね‥自分はでも‥結構昔から言葉に対して重みというか‥をすごく感じていて‥喋るのもすごく苦手なんですけど‥それも多分自分の言葉として喋るのが‥誰かを傷つけたりしないかなとかっていう不安とかもあって‥」
野田「うん‥いやぁすごく正しい姿勢というか‥正しい言葉との向き合い方だと思いますよ」
平手「でも‥これによってコミュ障だったり‥いろんな何か‥」
野田「いや‥でも嘘とか平気でつけちゃうじゃん‥やっぱり思ってないことって平気でどんどん言えちゃうんだよね‥だからそれが言葉の怖さでもあり‥でもちゃんと自分が伝えたい言葉を伝えられてるかって疑ってる人の言葉の方が絶対強いし‥相手にとってもとても重みのある言葉になってくるだろうし‥傷つけちゃうかもって思えるかどうかって‥本当に大事だなと思って今の時代に‥その想像力がない人達がいろんな言葉で‥SNSとかもそうだけど‥いろんな人を傷つけちゃう気がしていて‥そういう人が増えるといいなぁって」
平手「はい‥そうですねぇ」

---CM---

野田「あのカップリング曲だっけ?山手線‥あの曲‥すごい好きでしたね」
平手「えっ‥ご存知だったんですか‥」
野田「はい‥聴かせていただいて‥ソロだとまたグループで歌ってる時はちょっとあんまり分からなかったんだけど‥こういう声の人なんだと思って‥結構前だよね?」
平手「結構前なんで‥結構高いキーが出てた頃なんですけど‥今は‥声変わりしたのか分からないんですけど‥初期の頃に比べると凄く声が低くて‥むしろレコーディングとかしていく時にディレクションをして下さる方とかに‥低い方が出るよねって言われることが多くて‥高いのが出なくって‥女性が基本的に出るキーが出なくて‥むしろ低いキーが出たりとかもして‥」
野田「自分に1番ちょうどいいところでね‥やるのが1番いいと思うけどね‥気持ちよくないとね‥歌う時に‥」
平手「そうですね‥ソロの曲をいただいた時は半音下げて歌ったりとかしてました‥」
野田「声って生ものだからどんどん変わってくと思うし‥それで本当にいいと思ってて‥俺はやっぱり10年前の曲とはキーも違うし‥自分の出したい声も変わってきたし‥だからその時々の記録でもあるから‥自分も変わってくタイプではありますけどね‥10代の時の曲逆にすごく高く感じたりしますけどね‥」
平手「あぁ」
野田「まだまだこれからも歌っていくの?」
平手「そうですね‥でも全然歌いたくないっていうわけではないので‥」
野田「なんだその後ろ向きな言い方は(笑)‥秋元さんに歌ってくれと言われたらやぶさかではないってことですか(笑)」
平手「でも結構‥なんだろう‥周りから歌わないの?とか‥歌って欲しいとか‥言われることは多々あって‥あ‥そうなんだなぁって‍‥今はまだ‥」
野田「1人ではまだ出してはないんですか?出てから」
平手「あ‥はい‥出してないですね」
野田「じゃあ‥まだまだ気長に考えるって感じっすね」
平手「そうですね‥」
野田「歌いたい‥っけいう訳でもないってことだ‥じゃあ?」
平手「んー‥そうですねぇ」
野田「結構今がっかりしてるファンの方もいるかもしれない(笑)」
平手「いやでも‥全てに対して‥もしかしたら踊りが好きなのかなとか‥得意なのかなって思われてるかもしれないんですけど‥そんな得意とか好きって思ってるわけではなかったりするので‥どちらかと言ったら苦手意識とか‥自信がないほうが勝っちゃうので‥」
野田「うーん‥なるほどねぇ‥まぁ自分の評価は自分にしか決めらんないしね‥いくら周りにいいよって言われてもね」
平手「はい‥そうですね」
野田「自分が知るゴールがあるから‥そことの距離で考えちゃうの?それとも単純に向いてないなとか思ったりするってこと?すごい人が周りにいるからその人たちと自分を比べちゃう‥みたいなことでもないの?」
平手「でも‥それこそ‥夜中夜な夜な動画で見たりとかしてるのとかを見ると‥すごい人がたくさんいるなぁと思ったりもてるからなのか‥毎回やっぱりパフォーマンスした後は反省というか‥もっと出来たなぁっていう感情になってしまいますね」
野田「いや‥それは超アリじゃないですか?」
平手「アリなんです?」
野田「アリだと思う‥いや俺も未だに反省ばかりだよ‥でもやっぱり一生ゴールなんかないなって思う‥やっぱりこんなに歌うまい人いるんだとかこんな歌詞書くんだとか思うし‥それが逆にすごいガソリンになるし‥だから常に次の曲を1番いい曲にしたいなぁと思って作るし‥これが今最強だって思って作ってる人いたら‥あんまりすごくないんじゃないかな(笑)」
平手「でもなんか‥その感覚はすごく分かります(笑)」
野田「多分その平手さんが動画で見てるすごい人たちも絶対毎日悔しがってると思うよ(笑)それこそ平手さんの踊り見てすげぇってなってる人とか‥歌を聴いてなってる人がいるわけじゃん」
平手「いやいや‥」
野田「だからね‥もう終わりないループだよね‥もうね」
平手「そうですね‥特に自分はSNSとかをやってないので‥どういう方が見たり‥どういう感想抱いているのかも分からないので‥」
野田「でも愛されてるのは分かってんでしょ?」
平手「いや‥でも私そんなに」
野田「え?それも?それさえも?」
平手「そんな私愛されて‥」
野田「俺でも聞くよ?俺の層でさえ(笑)」
平手「いやいや‥」
野田「平手友梨奈だよ‥っていう」
平手「いやいやいや‥自分は‥」
野田「だってあの大所帯でど真ん中立ってたんでしょ(笑)あれって人気なくてできるもんなんすか?(笑)」
平手「いや‥でも‥私は人気とかそういうのじゃないなって自覚はしてたので(笑)なんかそれこそアイドルさんって顔とか‥可愛いとかっていう‥愛されキャラとか‥分かんないですけど‥詳しくないんで‥そういうのがきっとある方がセンターに立つべきだと思うんですけど‥自分はそうじゃないって分かってもいたし‥秋元さんから直接言われたこともあったので‥」
野田「センターらしい人ではないよみたいな?」
平手「えっ‥なんか‥センターらしい人とかではなくて‥なんか‥可愛いとか関係ないよねみたいな(笑)」
野田「いや‥可愛いですよ‥ちょっとまって(笑)これ絶対俺が言わなきゃいけない大変なやつじゃん(笑)」
平手「いやいやいや‥全然全然‥わかっている‥」
野田「この部屋に俺一人しかいない(笑)」
平手「いやいやいやっ、あのほんとにっ(笑)」
野田「これちょっと秋元さんに次会ったらちょっと‥」
平手「本当に私はそれで納得をしていたし‥自分も‥だったら絶対センターに選ばれてないし‥まぁ‥なんか‥」
野田「でも圧倒的な何かが間違いなくあったよね‥俺なんか世の中に出てきた時にみんなびっくりした感じがすごいあったし‥新しいアイドル像を作ってる感じがすごいありましたけどね‥でもなんて言うんだろう‥そういうものってカリスマ性って言うとすごい軽いけど‥人を惹き付ける何かって‥培おうと思ってもなかなかできるものではなかったりするだろうし‥本人が自覚ないぐらいがちょうどいいのかもしれないなぁとも思うけどなぁ」
平手「いや‥全然‥」
野田「まぁなにしろ成功したじゃん?(笑)したしね(笑)」
平手「いや‥なんか成功と言っていいのかも自分では分からないというか‥評価をつけていい立場ではないと思うし‥」
野田「うーん‥なるほどね‥すごいなぁ面白いなぁこの人は(笑)どんな人かさっぱりわからなかったから‥今日来るまで‥いやでもなんかほんとに不思議ですね‥秋元さんが気が合うと思うって言ってくれてたから大丈夫なんだろうなぁと俺も思ったので‥」
平手「はい‥なんか‥友梨奈と似てるところがあるって言われてたので」
野田「あぁそうなんだ」
平手「なんかその‥正直なところ?嘘をつけないところ?って言われてて」
野田「その性格だとやっぱ大人数のグループはしんどい時はしんどそうだね?」
平手「そうですね(笑)」
野田「同じように会話をしたり同じようなハートでみんながみんないるわけでもないし‥それはすごい大変だろうな‥俺はやっぱりまだ1人‥バンドだけど‥作る時は1人でとかすごい狭いこう空間でずっと音楽をやってきたから‥それには救われてたなぁっていうは気はするけど‥常にグループで何かを表現するってのは大変だろうなって‥」
平手「うん‥はい‥大人数の大変さはあったんですけど‥でも」
野田「もちろん協力しあえたのはあるかも知れない」
平手「そうですね‥バンドの皆さんと意見交換とかはもちろんするんですか?」
野田「するねぇ‥めっちゃするねぇ‥20代はもっと頑固だったからぁもっとギスギスもしたし‥喧嘩とかもしょっちゅうあったし‥なんか俺が怒ったりみたいななのもすごい多かったけど‥今はもう家族というか同志として‥歳のせいにしたくないけど‥やっぱりあのメンバーにも家族がどんどん出来ていって‥子供が出来てってなると自分の子供のように感じたりもするし‥だから逆に家族として預けていく部分もすごい増えてったしね‥ライブのセットリスト決める時とか‥桑原が言うならじゃあ次それでいこうかとか‥あとなんかすごい任せるものが多くなった」
平手「そうなんですね‥」
野田「そうですね‥すごい信頼してますね‥やめなくて良かったなぁと思って」
平手「でもなんか‥そういう気持ちはあったんですか?」
野田「あったね‥2回くらいあったね‥メンバーからもやっぱ辞めたいって時もあったし‥洋次郎の期待に応えられないって‥その悔しさみたいのもあったみたいで‥でもバンドの美しさでもあるじゃん‥その一瞬の煌めきというか‥俺もそういうバンドがすごい好きだったし‥十何年もやっていくなんて思ってなかったから‥でもやっぱり続けていく美しさが今は好きだなっていうか‥続けていくことの大変さもやっぱりあるしね‥続けてって良かったなぁとは思いますけどね」
平手「うんうん‥同志というか‥意見交換ができるというか‥っていうのもすごく憧れでもあったし‥それこそ期待に応えられないっていうのも自分もすごくその感情は今でもありますけど‥思ったり‥それこそ秋元さんだったり曲を書いてくださった方に対して思ったりとか‥うーんそういう気持ちはすごく‥」
野田「今までのそのアイドルさんとかとは一番違ったのは何か‥平手さんがもがいてる姿さえもドキュメントとしてみんなの目に響いてたんだろうね‥そんなイメージがなんかあるというか‥そこのもがきだったりのたうち回ってる姿というか‥なんかその‥苦しんでる姿をやっぱ今までのアイドル像ってそこが全く見えないところで行われてた気がして‥はいボーン表出ました‥はいはけました‥あとは分かりません‥そこにどんな有象無象があるのか‥どんな感情が渦巻いてるかわからないけど‥ステージに立つ覚悟とか‥その出来なかったもどかしさとか悔しさみたいなのさえもなんかひとつの作品の一部としてみんなが受け取ってたようなイメージがなんかありますけどね‥その物語含めてみんな好きだったんじゃない?とか思ったりもしますけど」
平手「うん‥はい‥全然そこまでは計算というか‥」
野田「計算は全くしてないでしょ(笑)」
平手「してないんですけど‥」
野田「してたらバレるからね(笑)」
平手「そっそうですね(笑)」
野田「特に平手さんはもう、 ゆるゆるにバレちゃうタイプ(笑)」
平手「なんか隠せなかった部分ももちろんありますし」
野田「でもファンの人もきっと知らないよりは知れる方が嬉しいだろうし‥そこにいる姿‥の感情とかね」
平手「でも‥どうなんですかね?よくそれでこの世界でよく使われるプロ意識というものがないとか‥すごく言われたりすることはあって‥」
野田「そういう声は耳に届いては来るんだね‥」
平手「はい‥なんか聞きたくなくてもやっぱり届いてきたりはしちゃったので‥その時はやっぱりすごく悩んではいたんですけど‥でも途中らへんからプロ意識ってなんなんだろう?っていうのから人それぞれ違うんじゃないかなとも思ったりもして‥そこからそういうのをあまり気にしないようにっていう風にはしてきたんですけど」
野田「プロ意識と言われるとなんかものすごいもう既にそこに存在するなにか箱みたいな響きがあるけどね‥多分単純に平手さんなりの責任の取り方とか‥そういうことなのかもしれないしね‥自分が嘘なく正直にその場にどういるかっていうことのやり方なのかもしれないし‥そういう意味ではそれぞれのプロ意識が確かにあるよね‥多分その言ってくる人達ってのはアイドルっていう言葉が‥例えば偶像っていう意味があったりするけど‥あなたたちは偶像なんだからっていう意味でもし言ってるんだとしたら‥そういう側面もあるかもしれないけど‥そういう意味でもほんとに新しかったんだろうね」
平手「でも自分でもアイドルって検索して‥偶像って出てきた時にちょっとぞっとしました‥鳥肌立って‥怖いなぁって思って‥そこから色々考えたりもしたし‥なんかこのまま秋元さん頼りというか‥っていうのもどうなんだろうっていうのも考えたりもしていて‥とある時に‥もし秋元さんが亡くなられたらあなたたちどうするの?って言われたことがあって‥それで結構グサッときた部分があって」
野田「まぁでも秋元さんとりあえずあと80年くらい生きるから‥笑」
平手「うん‥私もそう思います(笑)」
野田「下手したらトントンだよ(笑)」

---RADWIMP「夏のせい」---

野田「今聞いてもらったのはRADWIMPの"夏のせい"という曲です」
平手「はい」
野田「なんかすいません‥2曲連続で俺の曲なのが申し訳ない(笑)」
平手「いえいえいえ‥全然全然(笑)」
野田「平手さんの曲を全く‥」
平手「いやいやいや‥全く全く」
野田「8月も終わっちゃいましたね‥」
平手「もう9月ですものね」
野田「どんな夏でした?」
平手「映画の作品に入っていたので‥ずっと撮影でしたね」
野田「この時期の撮影大変だよねぇ」
平手「大変でした(笑)あと梅雨がなかなか明けてくれなくて(笑)」
野田「あぁそうだ‥どんよりしてたね‥ずっとじめじめして」
平手「それも大変でした」
野田「僕もずっと基本作ってて‥制作しながら‥でも撮影ものもいくつかあって‥この時期の撮影ほんとにスタッフさん含めてね‥みんなが本当にこう必死な思いで‥閉塞してる世の中にエンターテインメントをちゃんと届けたいっていう想いの元にやってって感じがなんかグッときちゃいましたね‥」
平手「そうですね‥それでも届けたいっていう想いがこっちにも伝わってくると‥やっぱり自分も精一杯届けたいって思えるので‥」
野田「一時期テレビとかがもうほぼ停滞状態みたいなね‥時期になって‥あの時のなんかちょっと世紀末感がすごかったもんね‥何とかしてみんなに届けるんだっていうね‥気概がが今あるよね‥」

---CM---

野田「あっという間の閉店時間らしいですよ」
平手「はい‥あっという間でした‥もう閉店なんですね‥」
野田「いやぁ楽しかったなぁ」
平手「はい‥こちらこそ」
野田「想像以上に想像通りの不思議な人‥笑」
平手「笑‥そんなに‥笑」
野田「いやでもすごく芯があって‥ぶっとい人ですね」
平手「いや‥全然全然‥でも本当に聞いていた通りのすごくお優しい方だなぁって(笑)」
野田「ほんとに思ってる?(笑)」
平手「思ってます‥思ってます(笑)思ってるし‥曲作りというか‥曲に対してだったり‥グループ活動‥大人数ではないですけど‥グループ活動のこととかもちょっと聞けて‥やっぱり野田さんでもそう思うことってあるんだなって思えたりもしたので‥すごくありがたい時間でした」
野田「ほとんど一緒だと思うよ‥やっぱり何かを作って表現して人の前に立って‥ってやっぱり多くの人と関わってものを作ってくのってやっぱりね‥楽ではないしね‥だからこそ‥その先にたまにすごい景色が見えたり成果が出たりして‥わぁーってなっていく感じ‥きっとこれからもものすごいたくさん経験すると思いますけど」
平手「いえいえ‥(笑)全然全然‥」
野田「何か一緒にコラボレーションする作品を‥って書いてありますね(笑)」
平手「そうですね(笑)いやぁそんな‥それは恐れ多いです(笑)」
野田「とんでもない‥何かあったら面白そうですけどねぇ」
平手「いやいや‥是非‥」
野田「その前に俺秋元さんに怒られるんじゃない?(笑)」
平手「いやっ‥全く‥秋元さんからむしろ一緒にやれたらっていうのは言われてて‥いやでもそんな‥」
野田「えっ‥秋元さんってそんなことさせる人なんですか?」
平手「あっ‥あのむしろ‥そうですね‥僕じゃなくて‥それこそ仲の良い野田さんにもう全部一旦預ける‥って言ってました」
野田「へぇーすごいこと言うな」
平手「あの‥預けるから‥もうそれを好きなように友梨奈を料理してもらってどんなものが返ってくるか僕は楽しみだっていう風に‥」
野田「とんでもないこと言い出すなぁ‥あの人(笑)へぇ〜そんな話してたんですか」
平手「はい‥一昨日言ってました」
野田「いつか‥でもここでオンエア乗ったらもう既定路線になりそう(笑)」
平手(笑)
野田「いやぁでもなんかいつかできたら楽しそうですね‥はい」
平手「是非‥はい‥その時はよろしくお願いします‥」
野田「いやぁすげぇ‥なんか秋元康のプロデュースになってないですか?今この場‥放送自体が(笑)」
平手「はい‥笑」
野田「まんまと‥でも面白かったです」
平手「あ‥はい‥面白かった」
野田「また‥なんか‥どっかでお願いします」
平手「ぜひ‥よろしくお願いします」
野田「ありがとうございました」
平手「ありがとうございました」

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