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全てを書くには思い出がありすぎる。

真風涼帆さん。
宙組8代目トップスター。

明日(6/11)をもってその責務を終えられる。

彼女をちゃんと意識したのはいつだろうか。
宝塚ファンになりたての頃の大劇場おお披露目の「天は赤い河のほとり」のフライヤーを見た時か、「WEST SIDE STORY@梅芸」のフライヤーを観た時だろうか。
あの年、細かく記憶はしていない。
宝塚ファンになりたての頃は以前にも言ったが、各組観て、その中から推し…所謂ご贔屓様を見つけたらいいと思っていた。そうする前に今のご贔屓様に出逢ってしまい、今に至ってる訳だけど。笑
朧げだけど、「異人たちのルネサンス」のときのWOWOWプルミエールとかも記憶はしているので、多分その辺りかな、と。
数年後に巡りに巡って私が今のご贔屓様にハマり、そして宙組のファンとなっていった。
よく貸切公演のご挨拶の中で「明日への活力」という言葉を使われていた。
真風さんから発せられるその「明日への活力」という言葉をにすごくエネルギーをいただいていた。
その「明日への活力」が自分の中でいつしか真風さんたち宙組さんの存在になっていた。
宙組さんの観劇があるから頑張ろう、って。
あとは自粛期間中の動画とか。
この動画に何度救われただろう。

先ほど、カジノロワイヤルも最後の観劇を終え、真風さん潤花ちゃんたち退団者にお別れをしてきた。
最後の最後まで美しく、真風さんが宙組にいたから、宙組がこんなにも大好きになれて、Twitterとかの SNSの垣根を超えて実際にお会いする方も出てきた。
沢山の出会いをもらいました。

まどかちゃんから潤花ちゃんにトップ娘役が変わったとき、潤花ちゃんとのコンビはほんとに未知数だった。
ましてや、あの当時今のような未来は想像していなかった。
真風さんの包容力で潤花ちゃんが伸び伸びと過ごせたからこそ、毎公演素敵なトップコンビになって行かれたんだろうな、と。勿論2人にしか分からないことも沢山あるだろうけど、まどかちゃんと組んでいた時とはまた違う引き出しを潤花ちゃんが引っ張り出してくれていたようにも思う。

男役としての立ち居振る舞い、スーツの着こなし。
下級生たちから出てくる沢山の素敵なエピソード。
そこに真風さんの人柄も沢山溢れていた。
潤花ちゃん、全力どころか、200%ぐらいの感じで真風さんにぶつかってきてくれたお陰で、出て下さる番組であったりグラフや歌劇のトークがいつも楽しくて、楽しみにしていました。

きっとこれから、6月が来るたびに真風さんを思い出すでしょう。
今日の曇り空と、風の匂いを。
あなたをこの目で観てから3年と少し。
短くも濃い時間をありがとうございます。

明日の千穐楽、最後まで美しくカッコいい真風さんでありますように。
そして、真風さんの男役の歴史の中に観客としていられたことをとても嬉しく思います。

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