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『映しちゃダメな顔』~ 美紗さんのここが好き!

FLOWERCHILD先生著の『映しちゃダメな顔』。
この作品にすっかりハマってまして、というか美紗さんの魅力にどんどんハマってまして(あいや、伊緒ちゃんもかわいくて好きなんだけど)、美紗さんのここが好き!ポイントを書きたいと思います。きっと同じような方多いんじゃないでしょうか。美紗さんをお慕い申し上げておりますという方と語りたい。


『映しちゃダメな顔』 過激なのはちょっと…!という方にもおすすめ

まず『映しちゃダメな顔』の紹介ですが、一迅社の百合姫コミックで2023年6月から連載されていて、既刊は1巻まで。現在も連載中です。
連載開始のお知らせを見たとき、絵が綺麗! かわいい、好き!と思いました。同じくFLOWERCHILD先生の『割り切った関係ですから』も好きだったけど、さらに絵の好みにハマりました。妖艶な雰囲気で美しいね…!

ただ、最初はね、SM要素のある作品ということで、恐る恐る読み始めた感じでした。過激なのは苦手なので、今までもこの系統の作品はほとんど序盤で離脱してきてまして。
そんな私ですが、今ではもうすっかりお話の面白さと、登場人物の魅力に心を持っていかれてます。
大人な描写はもちろんありますが、そこまで過激ではないです。むしろ大人なシーンの描き方が、さすがFLOWERCHILD先生。どのコマも一つ一つの描写が美しいし、エッ…な要素があることで、二人の心理面に変化が生まれていく様子が丁寧に描かれていくところがリアルで好き。

『映しちゃダメな顔』 あらすじ

あらすじ(ネタバレなし)

夜に始まり夜に終わる、そんな街の片隅にある雑居ビルで売り出し中の新人女優伊緒とNo.1キャバ嬢の美紗は出会ってしまった。予定調和のハプニングが起きる、女だけのワンナイトを楽しむ店で自分自身も知らなかった性癖を暴かれた伊緒。美紗が働く店の前でひらすら待ち続けたり、「命令してほしい」と頼んだり、二人の関係性はどんどん歪な方向へ――…。

https://ichijin-plus.com/comics/103086580629828

それぞれの世界で生きていたら交わるはずはなかったであろう、かけだし女優伊緒とNo,1キャバ嬢である美紗。この二人がとある夜に出会い、少しずつ関係を持つことで、自分でも気づかなかった性癖が徐々にあきらかにされていく。そして一夜限りの遊びが連続する先に、二人の関係にも変化が生まれていく、そんなお話です。

『映しちゃダメな顔』 美紗さんのここが好き!

※ここからはネタバレありです※
それではエピソードと絡めながら、美紗さんの好きなところを挙げていきます。

ビジュアル最強

・美紗さんの魅力は圧倒的。やることなすこと破壊力がやばいのですが、まずはやっぱりビジュアル。クールビューティの極み、流し目強すぎ、伏し目セクシーすぎ、立ち姿だけで色気ありすぎ、仕草がすべてフェロモン出すぎ
・なんだけど、ぽーっとしてるときはそれなりにぽーっとしたお顔になってるのも人間みがあって好きだよ
・お仕事着も普段着も部屋着もすべて似合っていてかわいい。部屋着、あんなにシンプルな服なのにスタイルよすぎでしょ…!!(逆に美紗さんの部屋着を着た伊緒ちゃんは完全に着られていてかわいかったけど)

自分を安売りしない、でも仕事はきっちり

・仕事は仕事としてきっちりやるとこも好き。アフター同伴は一切しない、お客の中にはお金持ちや地位の高いセレブ男性がゴロゴロいるんだろうけど、美紗さんは決して客に媚びない。自分なりのやり方で夜の街の頂点に立っている
・それをひけらかさない、必要なことをしてるだけというスタンス
・「女優」の伊緒に対しても、へつらわない。相手が可愛い女の子だろうと、人気上昇中の女優だろうと、忖度なしに自分の考えをハッキリ言うのかっこいい

なんだかんだ面倒みがいい

『なんだかんだ面倒みがいい』ここが全編を通して一番好きなところかも!
・特に序盤、まだお互いの素性が全然わからない中でも、伊緒が酔いつぶれた時には、そこまでする?というレベルで介抱をしてあげる。基本優しい
・伊緒からストーカーまがいのことをされても、伊緒を危険な場所にひとり残すようなことはしない、困っていたら助けてあげる、自宅にかくまってあげる。「迷惑」「お前イラつく」と言いながら、質問されたらなんだかんだ応えてあげる
・ぶつぶつ言いながらシャワー室でもお世話してあげる、伊緒が求めていたらその場で手当て()もしてあげる
・個人LINEを教えてもらえて喜んでいる伊緒に対して「きも」と思いながらも多分なんだかんだ可愛いと思っている(たぶん)
・こんな感じで、お顔も行動もクール系のキャバ嬢のお姉さまが、「迷惑だ」って言いながら完全には突き放さずにお世話してくれるんですよね…。このギャップは伊緒ちゃんそりゃ好きになっちゃうよね
・もちろんいろいろな行動の原理は、美紗自身も伊緒に興味が沸いてたからだとは思うけど、でも普段の様子を見ていると、ある程度親しい友人や後輩に対しては同じような対応をしてるんだろうな、となんとなく想像します
・嫉妬心から絡んでくる後輩に対しても、話を聞きつつ自分を貫きつつ、でも結局優しいもの。美紗さんほんと素敵すぎる…!
・仕事後はレズビアン向けハプニングバーの常連で、特定の相手はつくらず、一夜限りの関係を楽しむけれど、その時々の相手は最低限大事にしている模様
・界隈の友だちも多そう。やっかむ人も多そうだけど、人望は厚そう

「自分はSじゃない」と言いながらも応えてあげる美紗さん

・電車でうかつに開けない頻度で大人なシーンがある本作ですが、どの展開もそれぞれに意味があって、二人の変化が少しずつ描かれていてとてもいいです
・「自分はSじゃない」と言いながら、伊緒が求めていそうな行為はとりあえずやってみてあげる。それも美紗さん自身も楽しみながら。
・でもエスカレートしそうになったら、伊緒の様子を見ながらちゃんと止めてあげる
どの夜も伊緒的には刺激的すぎる初めての行為だけど、美紗さんが「なんだかんだ優しい」のはエッ…なシーンも一緒。とにかく優しいんですよね。二人が初めてゆっくりエッ…できた後のコマで伊緒ちゃんがツヤツヤしてたのも笑った

応えていくうちに美紗さんにも変化があるのがいい

・これは作品を通して好きなところだけど、相手はどんな行為が好きなのか、自分はどんな行為が好きなのか、それをお互いに探っていくと同時に、どうして自分は相手に対してこんな気持ちになるのか、自分は相手にとってどんな存在なのか、といったことがエッ…な描写を通して、またそれ以外の時間も通して描かれている感じ
・どちらかというと、伊緒のMの性癖が明かされていく面が強調されているけど、美紗さんも同じように伊緒との関係を通して自分でも気づかなかった性癖に気づいていくのもいいですよね。(美紗さんの場合、Sっ気が発揮されるのは対伊緒だけかもしれないけど?どうだろう)

伊緒と会うのを楽しみにしている美紗さん

伊緒と一緒にいないときに無意識に伊緒のことを考えている美紗さん、いいですよねーー。その頻度が上がっていきます
・もともとは求めてくる伊緒に対して、「しょーがねーな」という感じで応えていたけれど、次第に美紗さんの方から連絡したり、「こうもしないと会えない」とマネージャーの存在を疎ましく思ったり、美紗さん側の心が動いている様子が描かれます。美紗さん側が少しずつズブズブと脱け出せなくなっていく感じがめっちゃいいです
・一緒にいないときにも伊緒のことを心配しているとか、次は何をしようと楽しみになっているとか、電話口で素直に赤裸々なことを言っちゃう伊緒をかわいいと思うとか、伊緒を大人の世界に導くパーフェクトウーマンではなく、美紗さん自身も伊緒との出会いによって変化がある人間らしさが好きです

『映しちゃダメな顔』 第2巻はいつ頃発売? どんな展開になる?

美紗さんのいいところ、まだまだまだまだ出てきそうなんですが、いったんここまでで。
『映しちゃダメな顔』は、現時点では最新9話まで公開中です。2023年11月に第1巻が発売済み、第2巻の発売は未定のようですが、今年中にはくるのかな。
2巻も絶対紙で買います!発売が楽しみです。
最後までお読みいただきありがとうございました♪

↓更新お知らせのサムネイルがどの回も好きすぎて

【#7話】すごい1日になっちゃった

【#8話】素の私


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