ビートルズが修行したアシュラム「チャウラシ・クティア(Chaurashi Kutiya)」
滞在しているホテルから徒歩40分ほどの場所に、「Beatles Ashram」として有名なアシュラムがあります。
この場所は、1960年代から1970年代にかけて、超越瞑想法を唱えたマハリシ・マヘーシュ・ヨーギーの国際瞑想アカデミーとして建設されました。
1968年2月から4月にかけて、ドノヴァン、ミア・ファロー、マイク・ラヴなどの有名人と共にビートルズのメンバーが滞在したことで知られており、現在は「Beatles Ashram」として世界中のBeatlesファンが足を運ぶ場所となっています。
門をくぐって左側にチケット販売所があるので、そこでチケットを購入します。
外国人の入場料金は、驚きの₹1,200でした。(日本円で約2,100円)
350mlくらいたっぷり入ったラッシーがマーケットで₹40でしたので、高すぎですね。
Google mapの口コミには、2023年6月頃で₹600と記載があったので短期間に倍以上値上げしています。
コロナによる観光客減少とインドの物価高が影響しているようです。
チケットを購入し坂を上がると、門があります。
そこには施設全体の地図があるので概要を頭に入れてから歩き始めるとよいです。
この施設はマハリシによって建設されましたが、実は政府に許可を取っておらず、1990年代には廃墟となります。
しかし、2003年に政府に返還され、現在のように一般公開されています。
中には、生徒たちの居住地やドーム型の瞑想室、キッチンや大ホールがあり、当時の生活の様子が脳裏に浮かびます。
元々マハリシは超越瞑想を弟子たちに継承するためにこの施設を作ったと言われおり、各地から84人のヨギーが参加しましたが、最終的に悟りの境地に到達したものはいなかったそうです。
「チャウラシ・クティア(Chaurashi Kutiya)」という名前はヒンディー語で「84の小屋」を意味します。
また、この場所はガンジス川の沿いの山にあるため、瞑想ドームに入るとガンジス川が一望できます。
一歩足を踏み入れると、何とも言えない神秘的な空気に包まれていて、町の喧騒からは想像できないくらい静かで神秘的な場所でした。
「9」のドームにジョンレノンが宿泊していたらしいです。
リシケシという街はガンジス川に面していてヨガ発祥の地ということもあり、言葉にするのが難しいくらい、とても神秘的な雰囲気が漂っています。
先人たちが修行をする場所として、この場所を選んだのも頷けます。
日常からのリトリートを経験したい方に是非おすすめしたいです。
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