泣いてしまうこと

私は子供の頃から自分の話をすると泣いてしまう。

別に悲しいわけじゃない。

辛いわけでもない。

なんか鼻の奥が、くぅーーてなって涙がぽろぽろ落ちてくる。

だから自分の話をするのは苦手だ。

ホントは自分の話をして、相手に理解してもらいたい。

何を感じて、考えているのか。知ってほしい。

でも泣いてしまうから話したくない。

喋りづらくなるから話したくない。

そんなこと考えてたらよけい話せなくなってしまっていた。

泣くって重いことだよね。

そんなに思い悩んでるんだ、て思うよね。

涙、てそう捉えられるよね。

でも私は自分のことと涙が直結している。

理由はわからない。

だから涙は勝手に出るもんだと思ってた。

なんだか脳とは関係ないどっかから来るんだと思ってた。

でも、やっぱり感情が揺さぶられてるから流れるんじゃないだろうか、と最近思うようになった。

私の中で色んな感情が渦巻いて、ストレスのようなものを感じて、涙となって解消としようとしてるんじゃないだろうか。

今までずっとそんなこと思ったこともなかった。

だって、ずっと泣いてしまう自分が嫌だったから。

泣きたくもないのに泣いてしまう自分が嫌で嫌でしょうがなかった。

でも辞め方もわかんないし、止めることもできない。

ダメな自分。で終わらせていた。マイナスはいつまでもマイナスなまま。別な角度から見るという思考を止めていた。

自分の内側を感じるのは鈍感すぎる。

体の外を傷つけると痛いし、目に見えるからわかりやすいのに。

どの部分がひっかかったのか、とか自分の感情に気づければ違う方向にむかわせることだってできる。

ずっと同じところにとどまらなくてすむ。