わたしたちは自分で食べたものでできている

ヨガへの愛に脳内を占拠されつつある今日この頃、今回は肌のことを考えてみようと思う。最近、読んだ本の感想と実体験とのミックス的なミックス。

わたしの肌から思う色々

今まで投稿したもののリンクをひとつ…

昔々、某FCサロン経営の頃から薄々と感じていた、そして知らんぷりしようとしていた違和感がありました。「化粧品で本当に肌がキレイになるのだろうか?」化粧品の存在を糾弾するつもりはありません。ただ “流通している化粧品が美しい肌の為だけに存在しているはずだ…よね?” という不安が年々募っていったと言った方がいいのかもしれません。実際、わたしの肌は高級化粧品使用6年目で見事に崩壊。基幹商品のリニューアルがきっかけだったのか、原因不明のプツプツが止まらなくなった。従来品ではすこぶる良好だったのに。新しく配合された何かが合わなかったのは間違いないと思っている。あまりの肌の汚さに通院を開始、増殖するプツプツを除去する炭酸レーザーの治療を担当した知人の美容皮膚科医には「エイジング作用のある成分高配合の化粧品とファンデーション、日焼け止めをすぐにやめること!」と強く言われたものの、当時やめられるものなんてファンデーションぐらい。販売員が自社製品を使用しないなんて、お客様への背徳行為な気がしちゃうでしょ。仕事柄、そんなことは無理。それに、わたしには合わなくなった化粧品達、それらを長年長年使い続けて超キレイなお肌を維持しているお客様はたくさんいるわけだから。単純にわたしには合わなくなっただけ。一個人の都合。なので、結局サロン閉店後の少し月日が経つまで、高級化粧品の使用をやめることはできなかったし、積極的に販売することもできなかった。それは、わたしに残された少しばかりの愛社精神だったと思う。昨年、FC所属をやめて8ヶ月、今もプツプツは止まらない。増える数こそかなり減ったものの、これは11年かけて肌にしみついた不要な何かを排出してくれているんだって思うことにしている。だから、わたしは自分のレーザー痕が汚い顔を見るたび、化粧品の在り方をついつい考えてしまうのです。

見直すべき肌ケア

今回、肌の見直しとして出会った本、行列のできる皮膚科医さんが出版したもののまえがき的な部分を引用しますね。

 では、どんなときにこの循環が壊れるのでしょう?
 驚かないでください。いちばん危険なのは、皆さんが毎晩せっせとお化粧を落とすためにやっているクレンジングです。クレンジングは肌の表面を無理やり削り取るような行為ですから、非常に危険なのです。
 もうひとつ理解していただきたいのは、肌の外側から細胞の中へ「うるおい成分」などを入れることはできないということです。がっかりさせてしまうかもしれませんが、どんなに高価な化粧水をぴちゃぴちゃと塗りたくったところで、細胞の中に成分が染み込むことはありません。後で詳しく説明しますが、むしろ高価な化粧水は肌に悪影響を及ぼします。
 美しい肌を作るのに必要なのは、外から塗る化粧品ではなく、健康な細胞を形成する栄養を十分に摂ることです。詳しくは第7章で述べますが、たんぱく質やミネラル、ビタミンなどをバランスよくしっかり摂ることです。
 肌というものはすべて、最初の細胞を材料にしてできていて、その細胞の出来が最終的な肌の性能を決めてしまうのです。つまり摂取した細胞の材料=食物に左右されることが大きいということです。まさに You are what you eat. (あなたはあなたの食べたものでできている) なのです。
〈参考文献〉
松村重典. "はじめに 毎晩のクレンジングが、あなたの肌を壊しています". 郡司聡発行.やってはいけない肌のケア “行列ができる皮膚科” の目からウロコの新常識. 株式会社KADOKAWA, 2017, p.7-8

な、わけなんです。“循環” というのは新陳代謝、肌のターンオーバーのこと。形成する “健康な細胞” が前回の note に書いたお肌の赤ちゃん細胞。赤ちゃんを形成する細胞が、お母さん細胞。わたしの不摂生が肌に影響しているとしても、栄養たっぷり効果抜群な高級化粧品があったとしたら、こうもひどくはならないはず。だって、衰えた肌に不足した成分を補ってくれるものが高級化粧品なんでしょ?え?違うの?わ、マジですか?…原因はそこなのかい? (………やっぱり、か) ぽっきりパキンと心が折れた瞬間。なんてこった。ごめんなさい。

食べ物への拘り過ぎるこだわり

わたしのお肌はじめ、マイボディがお口に入れた食べ物で構成されるなら、こだわらなきゃ損よね。と言うより、昔からめちゃくちゃこだわっています。我が子に食べさせるものから始まったこだわりだけど。できるときに、できることを。我が家でNG なもの、加工食品・加工肉の食べ過ぎ・うまみ調味料・インスタント調味料・市販ドレッシング・インスタントや冷凍食品は控えめに。出汁は昆布他、天然のもので。だし入り味噌はいらない。マーガリンはNO!顆粒ドリンク、顆粒出汁もなるべくやめておこうね。塩は岩塩が美味しい。サラダ油もいらない。炒め物はお肉から出る脂で十分。植物油はなるべく摂らない。白米よりは玄米、白なら雑穀混ぜましょ。鶏肉はむね肉か、ささみ。モモはクリスマスぐらいかな。全て、毎日できることじゃないからこそ、不要だと言われているケミカル的な何かをなるべく減らしてみようかな、ぐらい。おうちで頑張っておけば、たまの外食や癖になるファストフードだって怖くない。たんぱく質とビタミンをバランス良く。足りないものはサプリメントで、頼り過ぎず。なので、ビタミンB群サプリメントは毎朝飲んでいます。

そして新しい実験、絶賛お試し中

前回1月の肌断食実験から、ついでに試してみたいお手入れが数種類ございまして。リーズナブルな化粧水使用時の肌の変化や、リーズナブルなクリーム使用時の変化等々。そのうちのひとつ。肌断捨離と言いますかね、化粧品断捨離。このままアイテム数を減らしてみたならどうなることやら?を絶賛お試し中。以前は、クレンジング・ポイントメイクリムーバー・洗顔料・ローション・日中用クリーム・日焼け止め・エイジングクリーム・マッサージクリーム・ナイトクリームの9アイテム。新商品が出れば追加の追加、12を超えている時期もあったかな。わ、えらいこっちゃ、ね。今は激変めちゃくちゃシンプル、簡素化も簡素化。ポイントメイク部分、主にマスカラ使用時のみ部分的なクレンジングをすることにして、基本はお湯洗顔。そして、お風呂上がり等の洗顔直後は速攻クリームのみ塗布しまくるという、使用アイテム数2品のみな実験の二週間目でございます。前回の断食ついでに化粧水もやめてみたわけです。最近の SNS を見ていると、化粧水に関する怖いフレーズばかりが目につくでしょ?「腐らない水」とか、「ただの水、意味はない」なーんて。だから、ちょっくらやめてみました (笑) 効果効能が肌に効いているならば、わたしの肌はボロボロな頃。それが何故に二週間も続いているのか?というと、単純に不具合がない。特別に良くなるわけでもなければ、悪くなるわけでもない。強いて変化を探すならば、肌が柔らかくなったのかなーと思います。思うだけね。角質が加水分解で剥離するものならば、最強の水分は精製水なんじゃないかと思ったりして (笑)

化粧品は共存共栄

こういうことを書いてしまうと (高級化粧品はやめなくちゃ!) となってしまいそうなところだけど、そうじゃなくて。やめなくてもいいんじゃない?現在、肌に合っている、トラブルが起きていないのならば。わたしは、わたし。あなたは、あなた。自分に合わないものは使わなくていい。合うものならば、何でもいいの。あなたが毎朝鏡を見たときに (今朝のわたしもよし!) と思えるものなら何だって ALL OK なんだと思う。A社のローションとB社のクリームを使うのがめちゃくちゃ調子いい!という女性もいるはず。自分で選びたい女性も多い。ま、選ぶこと自体面倒だと思う方もいるだろうし、わたしも面倒くさがり派だけど。こんな風に世の中色々なわけだから、A社だけが最高なんてこともない。どの会社もそれなりの研究機関で吟味した上、世の中に商品を送り出しているのだから。そんな色々なメーカーさん達が百貨店のコスメフロアだったり、ドラスト・バラエティショップのコスメコーナー等々、それぞれに寄り添って販売している。熱烈なファンを抱えるブランドはオンライン化が進んでいる。時代は顧客を独占じゃなくてシェアしているように感じます。これからの日本の総人口は下降するだけ。そうなると、 “専売契約” っていうのものが古臭く感じるのはわたしだけかしら?目の前の女性を幸せにすることがエステのお仕事ならば、豊富なメニューでよりパーソナルなアドバイスができなくちゃ。「今日もありがとう!」と、言ってもらえれば最高なだけだと、心から心からそう思います。

そんな事情がございまして、日夜絶賛実験中。食べ物とヨガ、安心安全な化粧品をシンプルに使うことによる実験結果は、またいつか改めて。


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