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【サンプル記事】【金属サイディング】北海道の住宅に合う外壁とは?

テストライディングが無事に終了しました!
記事の掲載許可をいただいたので、サンプル記事としてアップします。


北海道で注文住宅を建てる場合、外壁は凍害に強い金属サイディングがおすすめです。
サイディングとは建物の外壁に使用する外壁材の一種のことです。
この記事では北海道で注文住宅を検討している方に向けて、金属サイディングがおすすめな理由をお伝えします。


寒冷地に起こりやすい凍害とは?

凍害とは主に寒冷地に発生しやすい外壁トラブルのことを指します。
凍害が起こる主な原因は「外壁に浸透した水分の膨張と伸縮」です。
外壁は経年劣化により徐々に外壁内部に水分が浸透しやすくなり、内部に入り込んだ水分や湿気が気温の影響を受け凍ったり溶けたりすることを繰り返すことで外壁が膨張したり収縮したりします。この膨張や収縮により外壁にひび割れなどが起こる症状のことを凍害といいます。

凍害に強い金属サイディングがおすすめな理由

金属サイディングなら水を通さない

凍害を防ぐには「外壁内部に水分を侵入させない」ことが重要です。
金属サイディングは4種類の塗装金属板が使用されています。

$$
\begin{array}{|l|l|} \hline
\text{種類} & \text{詳細} \\ \hline
\text{塗装ガルバリウム鋼板} & \text{アルミニウムの耐久性と亜鉛の犠牲防食作用を併せ持つ優れた鋼板。
従来の亜鉛めっき鋼板と比べて数倍錆びにくいと言われている。} \\ \hline
\text{塗装溶融亜鉛めっき鋼板} & \text{溶融亜鉛めっき鋼板に、焼付け塗装をほどこしたもの。} \\ \hline
\text{アルミニウム合金塗装板} & \text{加工しやすく、錆にもとても強い材料。
何よりも軽量なので、建物への負担が少ない。} \\ \hline
\text{塗装ステンレス鋼板} & \text{塗装用原板に優れた耐食性を持つステンレス鋼板を使用。
非常に錆びにくく耐久性も良く加工しやすい材料。} \\ \hline
\end{array}
$$

出典:日本金属サイディング工業会

いずれの金属板も水分を吸収せず、水分の侵入の原因になるひび割れも起こらないため凍害を防ぐことができます。金属でできていますが表面には焼付塗装がされており、錆びにも強く長期間美しい外観を保つことができます。

デザインバリエーションが豊富

金属サイディングからイメージする住宅の外観はスタイリッシュでクールな印象のものを思い浮かべる方も多いと思いますが、実はデザインバリエーションが豊富な外壁材です。

  1. 石柄・石積柄

  2. レンガ・タイル柄

  3. 木彫柄

  4. 塗り壁調柄

  5. メタル調柄

このように様々な柄が用意されており、理想のイメージに近いデザインを選択することが可能です。

地震にも強い

日本の新築住宅の約80%が外壁材に窯業(ようぎょう)サイディングを使用しています。
窯業サイディングとは、パルプなどの繊維質やセメントなどが主成分の外壁材です。
金属サイディングは窯業サイディングと比べると重量が4分の1と軽量で建物への負担が少ない外壁材です。軽量である分、柱や梁などにかかる負担が少なくなり地震の影響を軽減させます。

金属サイディングのデメリット

定期的なメンテナンスが必要

金属サイディングは腐食に強く耐久性のある外壁材ですが、地震や台風などの自然現象や日々の気象条件の影響を受けることで表面の塗膜が劣化するなど、不具合が生じることがあります。
メンテナンスは下記の表を目安に実施することがおすすめです。

$$
\begin{array}{|l|l|} \hline
\text{海浜地帯} & \text{年に1回~4回} \\ \hline
\text{工業地帯} & \text{年に1回~3回} \\ \hline
\text{市街地} & \text{年に0.5回~2回} \\ \hline
\text{田園地帯} & \text{年に0.5回~2回} \\ \hline
\end{array}
$$

出典:日本金属サイディング工業会

しかし、他の外壁材も定期的なメンテナンスが必要な点は変わりません。
日本の新築住宅で主に使用されている窯業(ようぎょう)サイディングは、パルプなどの繊維やセメントでできています。この素材は水分を吸収しやすく、定期的なメンテナンスで凍害を防がなくてはなりません。
また凍害が発生していることに気が付かずに劣化が進むと、外壁自体を取り替える必要が出てきます。その場合の費用は何十万円とかかるため結果的に金属サイディングよりも費用がかさむ可能性が出てきます。

初期費用が高い

窯業サイディングと比べると費用が高くなる可能性があります。
窯業サイディング 1㎡あたり4,000円~5,000円 金属サイディング 1㎡あたり3,000円~9,000円
選ぶ製品によって価格は異なるので、あくまでも目安として確認しておきましょう。

まとめ

さて、長くなったのでまとめます。
北海道で注文住宅を建てるなら外壁は「金属サイディング」がおすすめです。
金属サイディングがおすすめな理由としては

  1. 金属サイディングは凍害の原因となる水分を通さない

  2. デザインバリエーションが豊富

  3. 軽量なうえ、地震にも強い

でした。
北海道のような寒冷地に住む場合は「凍害」というキーワードを念頭に置いて外壁を検討しましょう。

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