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そうだ、サラリーマンを辞めて農業を仕事にしよう

こんにちは。
農業×発酵×科学をテーマに活動している、ゆりです。

前回のnoteに引き続き、農業によって助けられた話をしたいと思います。

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不妊治療からの流産

不妊治療という長い長いトンネルを抜けて、体外受精によってようやく妊娠できたわたし。しかし喜びもつかの間、流産してしまいます。

出血があって、嫌な予感がして、病院に行った時、
「昨日まで綺麗に見えていたのに…消えている。。」
と先生に言われた時は、頭が真っ白になりました。

当時は化学メーカーに勤めており、出血した直前に取り扱っていた物質は「トルエン」。「トルエン」って実は「摂取すると流産する危険性がある」と言われている物質なんです。

当時、しょっちゅう病院に行き、休みがちだったため「溜まっていた仕事を早く終わらせなきゃ。周りの同僚に迷惑をかけないようにしないと」とただただ仕事をこなす日々でした。

自分が取り扱っている物質の危険性をきちんと調べずに、仕事をしてしまったことを今でも後悔しています。

「わたしのせいで、せっかく授かった命を失ってしまった。夫や両親、友達も喜んでくれていたのに。。」

一週間、お休みをいただき、ほぼベッドで泣いて過ごした日々。

どこにも出かけられなかったけれど、ある日、

「野菜たちのお世話をしなくちゃ!!!」

と畑には行くことはできました。

畑で野菜たちに救われる

畑には、変わらず成長して美味しい野菜たちが待っていました。

そして自分でも驚くことに、畑に着くとそれまでどん底だったわたしの心がパッと晴れたんです。

畑という解放感がある場所で野菜のお世話をすること。

野菜の成長を感じること。

土に触れること。

農業仲間と他愛のない話をすること。

あぁ、今までも農業には助けられてきたけれど、また助けてもらったんだ。

農業には人の心を癒す、こんなすごい力があるんだ。

今まで何となく感じていた農業の魅力が確信に変わった瞬間でした。

農業で恩返しがしたい

「農業にはすごい力がある。きっとこの出来事は、わたしにとって意味のあることだったんだ。」

そう確信したわたし。

「そうだ、農業を仕事にしよう」

この日を含めて、これまでわたしを救ってくれた農業で今度は自分が恩返しをしたい。誰かのためになることをしたい。

初めは「農業=農家」しか思いつかなかったため、「農家になる!」と8年間勤めた会社を勢いで辞めてしまいました。

退職後、農家になるために動いていましたが、その後ありがたいことに再び妊娠が判明。
今度こそはお腹の中の赤ちゃんを大事にしようと、体に負担がかかる農業は一旦休憩することにしました。

妊娠中は、お腹の中にいる赤ちゃんのために「今」できることは何だろう?と考えて勉強した結果、健康、そして発酵に目覚めます。

次の記事では、発酵に目覚めた経緯をお話ししますね。
また読んでいただけると嬉しいです♪

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