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【過去記事2017.1.15】調教後ティータイム

お茶を飲みながら、本を読んでいる時間が好きです。




お茶は、紅茶、日本茶、コーヒー……どれも好きですし、

本も、雑誌、新書、小説……幅広く、好きです。

そんな、私のための時間で、

あなたも一緒に気持ちよくなれたら、

それは素敵なことですよね。

たとえば、こんな、ひとつの命令を出すんです。



私が、カップの取っ手を触っているときだけ、それ、扱いていいですよ。


もちろん、それ以外の時は、触れてもいけません。

読書の邪魔なので、言葉を発することも禁止です。

でも、私が、取っ手を触っている時だけは、

あなたは、気持ちよく、なれる。


私が、親指と、人差し指で取っ手を掴む。

その瞬間。

その間だけ、あなたは、自分のモノに、触れることができる。

擦って、気持ちよくなることができる。

気持ちよくなっているあなたを、私は見ることはありません。

だって、私は本を読んでいるから。

それでも時折、

チラっとあなたを見ては、





ふっ





と、鼻で笑ってあげるんです。

見下した目で、ちょっとだけ見てあげるんです。

あなたがお射精をしたら、

脚で、あなたの出した汚いマゾ汁、踏みつけてあげる。

ぐりぐりってした後、

あなたにつま先を向けて、

「ほら、綺麗にしろよ、犬」

そう言って、また、すぐに読書に戻るんです。

そのプレイを癖にしたら、

身体に染み込ませることができたら、

次の段階に進みましょうね。

次の段階。

それが、何を意味するか、わかりますか?

外で、それをするんです。

あなたと、一緒にお食事に出かけるんです。

ちょっと良い雰囲気の、レストラン。

軽いドレスコートをしないと、入れないような、レストラン。

そこで、美味しく食事を楽しんで、

食後のコーヒーが出されたら、私はあなたに言うんです。

「ねえ、わかってますよね?」

ただ、それだけ。

微笑みながら、言ってあげるんです。

それであなたは、すべて、わかってくれる。

そうですよね。

でも、外なんだから、出したらいけません。

そんなの、犯罪だもの。

触ることだって、したらいけません。

そんなの、犯罪だから。

私が、ティーカップを触るのを見て、

ただ、黙って、悶々とする……。

そんな情けなくて可笑しいあなたが、見たいな。

時折、ぺろっと親指を舐めて、

ナプキンで拭くことなく、

直接その指で、取っ手を撫でてあげる。

やらしい動きで、取っ手を、さわさわってしてあげる。

なに興奮してるの?

私、何もしていませんよ?

取っ手から指を離し、

しばらくあなたを落ち着かせた後、

私は、お店の人を呼びます。

茶色い、ふわふわなセミロングの髪がとっても似合う、

清潔感のある綺麗なお姉さんが、笑顔でテーブルに来てくれました。

「とても美味しかったんですけど、あのソースは、どうやって作るんですか?」

ああ、あれは――

美人なお姉さんが料理の説明を始めた瞬間に、

私は、また、ティーカップの取っ手を触るんです。

それも、今までにないくらい、親指を、細かく、早く。

あなたにだけしか見えないように、動かして。





さすさすさすさすさすさすさすさすさすさす



すぐ目の前に、知らない女性がいるのに。

興奮なんか、しちゃ、ダメですよ。

怪訝な目で見られちゃ、ダメですよ。

外で発情するような、ダメなマゾ犬の飼い主だって、思われたくないから。

ふふ。


さすさす。

ん? サポート、してくれるんですか? ふふ♥ あなたのお金で、私の生活が潤っちゃいますね♥ 見返りもないのに、ありがとうございます♥