自宅の排煙ダクトの話
アドベントカレンダー21日目です
みなさまいかがお過ごしでしょうか
この記事では、我が家の排煙ダクトの紹介をさせていただきます
焼肉が食べたい
焼肉美味しいですよね
僕は好きです
急にどうしても食べたくなることもしばしば
焼肉屋に行けばいいのですが、そんなに気軽に行けるはずもなく…
しかし肉は食べたい
じゃー家で焼肉!となっても、そこには煙問題と残り香問題が…結局フライパン焼肉に落ち着く…
油を落としながら肉を育てたいお肉ブリーダーの私は、悲しみの十字架を背負いながら生きていました
七輪とは言いませんが、焼肉ロースターでもいいので自宅で何も気にせず肉を焼きたい…
自宅にメチャつよ排煙ダクトをつければいいじゃない
辿り着きました全てを解決するソリューション
やっていきましょう、まず家を買います
マンションだと色々あるので戸建てを
ちなみに中古の戸建てを購入したのですが、決め手はリビングにエコカラットがついていたことです
エコカラットは良いです
天井に強めの換気扇がついているから
ここを拡張していく計画です
開発環境の準備は完了
メチャつよ排煙ダクト開発開始
はじめにお伝えしますが、このプロダクト開発、私は何もしていません
ただ、焼肉を自宅でしたい気持ちが人一倍強いだけです
今回のプロダクト開発のキーパーソンは、妻の父、つまり私にとっての義父です
少し紹介させてください
義父は元々電気工事士で、電工会社をしていました
しかし、十数年前に焼肉屋へジョブチェンジ
その後、最近まで焼肉屋さんをしていました
この義父こそが、本プロダクトにおけるドメイン知識・技術のすべてを兼ね備えた存在
今、今一番欲しい人材、それが義父です
さて、最初のステップとして、私はお義父さんに「メチャつよ排煙ダクトが欲しい」という旨を伝え、孫をだしにわざわざ北海道から召喚します
意外とノリノリのお義父さん、期待が膨らみます
そして…
私の予想の10倍はノリノリのお義父さん
我が家に来た翌日にはガチすぎる焼肉屋のそれがデプロイされていました
開発期間わずか半日
プロの凄さを改めて感じました
これで焼肉やり放題だぜ!!!!よっしゃーーー!!!!!
なお、普段は下に伸びているダクトをこのように取り外し、仕舞えるようになっていています
周囲に溶け込む仕様、完璧です
ということで、当初の目的は達成し、自宅焼肉生活をエンジョイしていました
しかし、使っていくといくつか改善点したい点が…
人間は本当に身勝手な生き物です
ということで、メチャつよ排煙ダクトv2.0
今回も例のごとく、義父頼りです
要求は以下の通り
吸引力をさらに向上させたい
ロースターの光で肉の焼け具合が分かりづらい問題を解消したい
これらをお義父さんに伝え、北海道から来るのを指を咥えて待ちます
そして――つい先月、お義父さんがこちらに来て、わずか2日足らずで開発完了!
メチャつよ排煙ダクトv2.0が見事にデプロイされました
そのスピード、もはや職人芸(それはそう)
対応内容を詳しく紹介します
1. 吸引力をさらに向上させたい
v1.0の吸引力は思ったより弱めでした
お義父さん曰く、そもそも吸引のためのファンは十分強い風量規格のものなので吸引力はもっと強くてもいいはずだったようです
なので、原因としてはファン自体不具合などが考えられました
しかし、ファン部分を外して覗いてみるとその理由がわかりました。
ファン部分から外へ排気されるようになっているのですが、配管が150φから100φに細くなっています。
150φ側に風の逆流防止弁がついているのですが、なんとこれが細くなっていく壁にぶつかりうまく開かなかくなってしまっていたことが分かりました
要するにダクトの配管が詰まっているような状態になっていたのです
これが吸引力が思うように出なかった原因でした
修正としては、この逆流防止弁を取り除いてしまう対応しました
風が逆流することはまぁそうそうないのと、普段このようにダクト部分を取り外してキャップをしているので、問題ないという判断です
これで吸引力の問題は解決!
ただ、当初ファン自体に何か問題があるかも…と推測していたこともあり、実は事前に交換用の別のファンも購入していました
せっかくなので電源引いてこちらも設置
ダブルファンでメチャつよ吸引力を手に入れました
ツインバスターライフルのごとし、無敵です
2. ロースターの光で肉の焼け具合が分かりづらい問題を解消したい
皆さんの家のロースターはどうだろうか、我が家のロースターはこんな感じで調理時には加熱していることがわかるように光る仕組みなっている。
これ自体は安全性を考えられた非常に良い機能なのですが、下から赤く照らされるので焼けているかどうかを判別しずらい時があります
室内の明かりよりもロースターのあかりの方が強いのでこのようなことになります
特に薄切りの肉やホルモンなどを焼くときはパッと見で焼けているのか分からないのでちょっと困っていました
これについては先の吸引力の問題の対処と一緒にライト用の電源を引くことで解決です
このライトなぜついているのか全く分からなかったが、こういう時のために使うんだね
文明の利器とはこれのこと
焼けているかどうかめちゃめちゃ分かりやすくなりました
完全優勝です
メチャつよ排煙ダクトv3.0??????
改善が進むたびに、新たな課題が見えてくる……人間、少しは弁えるべきなのかもしれません
現在の設計では、ダイニングテーブル中央にダクトが降りてくる仕様になっています。しかし、友人が子どもを連れてきた際など、子どもの手が届かないようにするために焼き場をテーブル端へ移動させたい場合があります。こういったユースケースに対応するため、次なる挑戦は 蛇腹配管 のフィーチャー開発です!
メチャつよ排煙ダクトv3.0、果たしてどんな進化を遂げるのか――
俺たちの排煙ダクト開発はこれからだ!
ということで、メチャつよ排煙ダクトはいいぞ
とにかく良いです
もう思い立ったら焼肉パーティ開催できます
自宅が牛角に変身!いや、かみむら牧場かもしれない
肉によっては叙々苑だよ!やったぜ!目を瞑って肉を買え!!!
あと、メチャつよ排煙ダクトがあることで、何か嫌なことがあっても「まぁ、ウチにはメチャつよ排煙ダクトがあるし」で不思議と元気になれます
16年ぶりに会った地元の幼馴染から「俺、今、品川(に住んでる)」と劣等感メガトンパンチを喰らっても、ヤツの自宅にはメチャつよ排煙ダクトはないので、余裕で普通にギリギリ平常心で乗り切れました
そう思うと、ダクトとはただの設備ではなく、心を支える存在なのかもしれません
今、「めちゃめちゃ効いてるじゃんww乙wwwwwww」と思ったこの記事を読んでいるあなた
明日からあなたの自宅リビングがなんとなく焼肉の残り香がする呪いをかけておきました
お楽しみください