政治的な内容を含みます

頭がもやもやしてきたので、気持ちの整理のためにバーっと書き殴ります。

仕事忙しい~~~。
自分の担当している案件は相変わらずの忙しさでどんどん進めていかないといけないし、全社的に行われる発表会に出されることになったので、その準備をするのが苦痛だ。苦痛すぎて全く手をつけられていないままどんどん期日が近づいてきている。

2 年目向けの研修も始まり、「2 ヵ月間でやってください」という通信教育を受講させられているが、案の定、業務時間中にそんな暇が与えられるわけもなく、無言でサービス残業を強要されている。サービス残業がイヤだったので全く手をつけていないが、今月が期限なのでどうしたものか。

常に仕事の気配に追われているせいで、仕事から逃げるような行動ばかりとってしまい、先週は木金と無駄に有給休暇を消費してしまった。そんなわけで、この週末は意図せず 5 連休になったわけだけど、こんなに気持ちの休まらない 5 連休はなかなかない。今日も Nintendo Switch で現実逃避に七ならべをやっていたら半日ほどが経過していた。助けてください。

とりあえずなにか行動しなければと思ったけれど、仕事に目を向けるのが嫌すぎて、まず部屋を片付けることにした。ここ一か月ほど、部屋を片付ける余裕もなく、散らかり放題だったがかなり綺麗になった。あとは明日の自分がどうにか仕事に取り組んでくれることを願うばかりだ。

元首相が銃撃に倒れて一週間ほどが経過した。仕事の悩みをごまかすために、より大きな政治の悩みを利用していた感は否めないけれど、この出来事も僕の心をずーっともやもやさせ続けていたので書きます。Twitter ではこういうこと喋りにくいのですが、ここは僕の日記帳なので自由に喋ることにします。だいぶ長文です。

事件の話を聞いて真っ先に感じたことは、警備に対する呆れだった。というのも、元首相に対して殺意を抱く人物はいて当然だと思っていたから。これは僕個人のイデオロギーの話ではなくて、たとえどれだけ良い政治をしたとしても、それによって不幸になる人物は必ず生まれるからという意味だ。一億もの人間がいるのだから、機会を見つけて凶行に及ぼうとする者がいること自体は、僕は全く不思議に思わなかった。

きっと急進左派の一人が怒りの衝動にまかせてやったのだろう、と当初は思っていたけれど、話はそんなに単純ではなかった。容疑者はカルト宗教の「旧統一教会」によって家庭を壊され、統一教会と蜜月の関係にあったという元首相に強い恨みを抱いたという。

今日までに大々的に報じられているように、旧統一協会は紛れもなく悪質なカルト宗教だ。容疑者の母は夫の保険金と父の遺産を含め、一億円以上を搾取された。容疑者の伯父への取材などにより、容疑者の歩んだ人生が明らかになってきているが、それが事実なのだとすれば、家庭が壊れていく様子をただ見ているほかなかった容疑者の人生はとんでもなく耐えがたいものであったことだろう。

容疑者の銃口が旧統一協会ではなく元首相へ向けられた理由については、まだ明確な情報が得られていないようだ。「元首相が旧統一協会の勢力拡大に一役買っていたことに対する恨み」という見方もあるが、僕はもっと、理性的な判断によるものだと考える。なぜならば、この事件は衝動的に起こされたものではなく、容疑者による銃の制作、試験、改良、下見、二発で仕留められるような射撃練習など、極めて入念に準備された計画的なものだったからだ。容疑者はかなり頭のいい人物だったのではないか。

容疑者の目的が「旧統一協会への復讐」ならば、直接的にはその関係者を手にかけるのが自然だと思う。しかし、旧統一協会のトップを狙い、上手くいったところでニュースにはなるかもしれないが、二日もすればニュースは世間に忘れ去られ、協会自体は揺るがずに存在し続けることになるだろう。そこで、旧統一協会と関わりのある元首相を狙えば、比べ物にならないほど大きなニュースになり、全国民に旧統一協会の闇を知らしめることができる。仮に未遂に終わったとしても、やはり国会を変える規模の出来事にはなっていたはずだ。

我々は、容疑者の行動に対しては「いかなる理由があろうとも、暴力は反社会的、非倫理的な行為であり、決して許されるものではない」と抗議せざるを得ないだろうが、容疑者にとっては、家族を全く救ってくれなかった社会や倫理によって糾弾されることなど、痛くも痒くもないことだろうと思う。

ゆえに、今後起こり得る類似の事件に対して、上記のような抗議は全くの無意味である。このような事件を防ぐために有効なのは、①弱者への傾聴、②為政者が自らの立場を顧みること、③政治家の警護を厳重にすることである。

どうかこの事件の教訓が③だけで終わってしまわないことを願う。
あと明日の自分が仕事を進めてくれることを願う。

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