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ワグナーじゃない。お前達は発射筒だ。

クリス・オーウェンが1/11/23のツイートでロシアの独立メディアを英訳していたので、翻訳しました。元記事

ロシアの独立系メディア「We can explain」は、傭兵集団「ワグナー」のために戦うよう採用された囚人達の証言を掲載した。この囚人達は、おそらくソレダルでウクライナ人に捕らえられ、非常に残酷な経験をしたと語っている。

その中の一人、2人を殺害して服役していたセルゲイ・ヴェレシュチャギンは、ワグナーの責任者エフゲニー・プリゴージンが、「全員に仕事がある-(塹壕)掘りや負傷者の運搬」と約束して、流刑地から人を集めてきたと言うのだ。しかし、現実は全く違っていた。

ヴェレシュチャギンは他の者と一緒にウクライナのルハンスク地方の子供キャンプに連れて行かれた。「部隊も中隊も編成もなかった。彼らは俺達を降ろして言った。「お前達はワグナーではない、プロジェクト(発射筒)だ、(自分の名前も)使うな。なぜなら、お前らはただのプロジェクトだからだ。」

彼らはカラシニコフ自動小銃のメンテナンス方法を学ぶ程度の最低限の訓練を受けた。彼らは廃屋に置かれ、1軒に8人ずつ、そこを守るように言われた。彼らはマシンガン1丁を渡された。グレネードランチャー、ナイトビジョン、双眼鏡、ドローンなどなかった。

12月にソレダルの新しい場所に移動したが、退却しないように命じられた。「一歩でも退いたら終わりだ、我々は前進するのみだ 」と言われた。ヴェレシュチャギンは、「彼らに何をされるかわからないから、戻らなかった 」と言っている。

再び、囚人達は廃屋を守るように言われた。この頃には、彼らはうんざりして、ウクライナ軍に降伏することにしていた。

「ウクライナの陣地に向かって這うように進むのにそれほど時間はかからなかった。銃声が聞こえ、叫んだ:“仲間だ、仲間だ!”それから、彼らは”地面に伏せろ!“と言い、それで俺は自動小銃を捨てて降伏した。」

別の受刑者アレクサンドル・ドロズドフも同様にプリゴージンに個人的に勧誘され、「"占領者とファシスト "からロシアを守り、敵を国境に入れない」よう受刑者に訴えた。しかし、志願した者が全て受け入れられたわけではなかった。

ドロズドフは、「彼らは "コック(チ○コ)"(レイプされた囚人)を残していった、なぜなら彼らは別に連れて行かなければならないからだ」とコメントしている。泥棒とホモは一緒に連れて行けない。"コック(チ○コ)部門 "が全く違うからだ」と言っている。

(ワグナーグループの「チ○コ部門」については、以下のスレッドを参照)

囚人達はロシアのボログダからルハンスクの子供キャンプに運ばれた。おそらくヴェレシュチャギンが送られたのと同じ場所だろう。彼らには自動小銃とクリップ4個、それに銃のオイルが与えられたが、防弾チョッキ、手榴弾、無線はなかった。

 2週間の基礎訓練の後、前線に送られると、ウクライナの砲撃で多くの死傷者が出た。寒くて、腹が減り、補給も不十分だった。

ドロズドフは言う。「男達は凍えていた。食糧は3日分の3つの配給食しか持たされず、その後は全く支給されないし、水もなかった」。囚人達は、ウクライナの陣地を攻撃するように命じられたが、自国側からの度重なる砲火にさらされた。

「俺達は突撃を命じられた。その間、ずっと(ロシア軍から)撃たれていた。俺達は、“味方だ、味方だ”と叫んた。すると奴らは”お前たちは一体何もんだ“と言ったんだ」

ドロスドフによると、囚人達はワグナー傭兵とは異なる制服を与えられていたそうだ。「ワグナー傭兵の制服は、軍服のような斑点のある緑色のもので、背中には短剣を持ったドクロの絵が描かれている。」

囚人達はワグナー突撃部隊の援護をする任務を与えられた。「ストームトルーパーは普通の傭兵とは全く違って、すごく狂っていて、ただ前に進むだけだ。彼らも受刑者だが、ほとんど薬中だ。」

「彼らと話したが、完全に狂っている。彼らは終身刑で18年、中には20年の者もいる。でも、同時に彼らの状況は俺のより上なんだ。彼らは "レックス (モルモット)"と呼ばれている。

「そして、この“レックス”が今、大多数を占めている。なぜなら、拘留されているのはほとんどが麻薬で刑務所に入っている奴らだからだ。奴らはトランシーバーと青い点のついたタブレットを持っている。攻撃者は、自分の陣地から持ってきた赤外線カメラを持っている。

「刑期を終えた、薬中でない普通の男は隠れようとする。足が悪くて熱があるみたいな事を言うと、しばらく横になって休んでいろと言われる。」

囚人部隊も健康状態や社会的地位によって細分化される「HIV患者には独自の”区別“がある:腕に赤いブレスレットを付けている。強姦者や小児性愛者は(主な囚人部隊に)入れないので、"下等な者 "はいないんだ。彼らは別個の部隊を持っているのです。」

ドロズドフが言うには、「犠牲者の数は甚大で、同じレックスが急増している。病院や塩鉱山の地下に運ばれているのを見た。」

前線で半年間生き延びた者の多くは、より高い給料の恩恵を受けるために、契約終了時にワーグナーに入隊している。もう10万ルーブルでなく、20万で、しかも彼らは単なる囚人ではなく、本当の "ワグネリアン "になるんだ。」

囚人エフゲニー・ノビコフは、ワーグナーは命令に背いた者を日常的に公開処刑していると言う。"レックス "で構成された清算班がある。隊員の目の前で処刑された例もあると言う。

砲撃が始まって、囚人の一人が伏せて、攻撃しなかった。砲撃が通り過ぎ、彼が戻ると、上官が、なぜ前に出なかったんだ と怒鳴った。そして彼は殺された。部隊が逃げれば、隊長が殺されるんだ。」

 ノビコフは、ドロズドフが語った囚人達の膨大な死傷者の話を裏付ける。「我々は機関銃手と機関銃手の間にいる第二次戦線のようなもんだ。工場の外には上司が立っていて、我々を飛散させている。

「2人以上が怪我で運ばれるのを見たことがない、残りは死んだよ。」

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