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揚げたナスは最高!<本場シチリア島のナスのパスタレシピ>


油との相性抜群の茄子。

トマトソースをよく絡ませたパスタに、揚げた茄子を乗せて、
チーズとバジリコ(バジル)。

揚げた茄子の皮の部分には、なんとも言えない旨味があって、
白い部分は、油をすって旨味倍増。
酸味のあるトマトソースが絡んだパスタに、茄子の旨味とチーズの塩気、
おっかけてくるバジリコの清涼感。

最高だ!


イタリアでもナスのパスタは人気。
イタリアでは、ナスのパスタを「ノルマ風」と言われる。

発祥は、南イタリア、シチリア島東部のカターニャという町。
オペラの作曲家、ベッリーニの生誕地ということで、代表作「ノルマ」から由来しているそうだ。
シチリアでは二番目に大きな町なので、何度となく訪れた町であり、「この町に行ったら、これ食べないと!名物だよ」と言われると他の物も食べたいのに、どうしても食べてしまうパスタ料理。
自分で作っても簡単に作れちゃうのに、「本場の味」という表現には弱い。

夏定番の旬野菜、ナス、トマト、バジリコ(バジル)。
南イタリアのチーズ、リコッタサラータ。
オリーブオイル、塩。

日本市場でリコッタサラータを探すのは困難なので、南イタリアのチーズ、モッツァレッラで代用されたし。

レシピ(調理時間 約20分)

パスタ: 160g
ナス: 250g
フレッシュトマト : 400g
ニンニク: 1 片
エクストラヴァージンオリーブオイル: 大さじ3
塩 : 適宜
揚油 : 適宜
バジリコ : 適宜
リコッタサラータ (モッツァレッラ)


ナスは3−4ミリにカットし、油で素揚げする。
鍋に、ニンニクを潰し、オリーブオイルを入れて、カットしたフレッシュトマト(もしくは、ホール缶のトマトを潰したもの)を入れ、塩少々、バジリコ少々を加えて、約15分間。
アルデンテに茹でたパスタをトマトソースとよく絡ませ、揚げたナス、削ったチーズ、バジリコを乗せて完成。



旬の時期に、旬のものをいただけることの幸福感。
食べ終わったのに、またすぐに食べたくなる愛され続ける一皿。

日本にも愛される郷土料理がたくさんある。
また、イタリアにも愛され継承される郷土料理がある。
そんな料理の継承者のひとりとして伝え続けたい。


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