チョコレイトディスコ〜episodeⅡ〜

子どもにダンスを教えたときの話。


小3のふうかちゃんは、忘れ物常習犯でよく先生に怒られる子だった。

ある日ふうかちゃんはお着替えの部屋のロッカーの上に図工の授業でつくった置き物のようなものを放置してたので、

「こんなとこに置いとくとまた忘れるよ?」
と言ったら、

ふうかちゃんはなんの根拠があるのか
ダイジョーブ忘れないから
と言ったのだが、

レッスン後に
こちらのかすかな期待を見事に裏切って帰ろうとするので

「案の定忘れてるよ…」
とつぶやいたら、

同じ小3の優等生みおりちゃんが、お教室の窓からふうかちゃんを呼びとめてくれた。

みおり「ふうかーー!わすれてるよーーー!!」

ふうか「なにをーー?」

みおり「アンノジョウのやつー!」



さすがのみおりちゃんも、「案の定」の意味はわからなかったらしい。


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