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私の望む「特別支援」教育①

特別支援教育

英語ではSpecial Needs Educationといいます。

特別支援学校教諭一種免許状をいただいた今でもまだまだ勉強中ですが、

私には夢があります。

誰でも「特別支援」が受けれるということ。

ご存知かとは思いますが、「特別支援」って本当に「特別」なんですよ。

というのも、

支援学級に入るにも、「診断」が必要で、

特別支援学校に就学するにも「診断」や「障害者手帳」が必要です。

あ、私は、「診断」も「障害者手帳」も受け取れるなら受け取って適切な支援を早い時期から受けて、手助けをいっぱい受けて、社会に自立して欲しいという気持ちはめちゃくちゃあります!

が!

問題は、「診断」も「障害者手帳」もない子たちです。

支援を受けることが(制度上)できないんです。

「制度上」です。

現場では、困っている子がいたら、担任も支援員の先生も支援をします。

人を育てたい、という熱意で支援します。

子供は、たくさんの人の暖かい教育と支援によって成長します。

たくさんの手が必要です。

障害があってもなくてもです。

障害があってもなくても支援をしたいんですが、障害があるこに少し多く支援が必要です。

学習環境を平等にしてあげるためです。

ユニバーサルデザイン。

合理的配慮。

でも、足りないんです。その「たくさんの手」が。

支援員さんや、特別支援の教員を増やすには、「障害を持っています」という証明が必要です。

その証明、必要ですかね?

「制度上」の制度は、障害者基本法、発達障害者支援法、教育基本法、学校教育法、学習指導要領・・・

とありますが、「障害を持っているって証明されないと支援ができませんよ」っていうことが書かれています。

現場は誰でも支援したい

法律は障害がないと支援できない

だから支援者を増やすことができない

だから子供一人ひとりに十分に支援が行き渡らない

制度にがっかりしてしまいます。

改革は確実に進んでる。

よくなっている。

まだまだまだまだよくなる。

誰にでも「特別支援」教育。


沖縄では、新しく特別支援学校が開校します!

「那覇みらい支援学校」です。

この学校名に私は嬉しさがこみ上げました。

「特別」がない!( ^ω^ )!

子どもはみんなスペシャル。

だけど、障害に対しての支援は「特別」であってはいけないって思う。

専門性は必要。

でも、支援は大人がたくさん与えなければならない。

だって私たちもたくさん支援受けてきたよ。

「普通」に大きくなったことがどんなに奇跡だから!

学校にいても

いなくても

病院にいても

おうちでも

みんなが支える。

専門性を持った人を「リーダー」として。


ちなみに、支援員や教員が増えないのは、財政の問題もおおおおお大きい。

一教員が、財政はどうにもできないし、

「お金がないからできない」って言われたときのがっかり感すごいけど、泣

あきらめたらそこで試合終了ですよ。

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